翠峰茶区

翠峰茶区

翠峰(スィフォン)茶区、標高2,057mの翠峰高山茶

翠峰茶区は南投県仁愛郷発祥村に位置し、2000年頃から大規模な茶の栽培が始まった比較的新しい茶区です。豊かな土壌と優れた環境に加え、茶園の管理が行き届いていることが品質にも表れており、後味の甘さ、茶の風味、そして山の気配(山頭気)のどれをとっても、高山茶の中で最高峰のレベルにあります。 目次 翠峰茶区の標高は2,057mに達する 一番低い力行産業道路に近い場所で標高約1,400m、最高地点は2,057mです。下の写真はスマホのアプリで測定した標高ですが、吊り橋のたもとの茶区よりも高く、高山茶区の中でも敵なしと言える高さです。 高標高の翠峰には2つの課題があります。1つ目は、1,700m以上の場所では春先に霜害が起きやすく、茶葉の品質に影響を与えやすいこと。2つ目は、一部の茶園(国有林地)の間に植樹がされていることで、店長としてはこれも茶葉の品質にとってマイナス要因の一つだと考えています。 翠峰茶区の特徴 恵まれた自然環境に加え、翠峰茶区の最大の強みは、製茶工場の設備投資が十分になされていること、茶園の管理が行き届いていること、そして生産量が豊富であることです。これらのメリットがあれば美味しいお茶を見つけるのは難しくなく、収穫の条件さえ揃えば、時を置かずして極上の素晴らしいお茶に出会うことができます。メリットと特徴は以下の通りです。 優れた製茶工場が多い:翠峰にある20〜30軒の製茶工場のうち、2軒は店長が「A級製茶工場」と認めるもので、「B+級製茶工場」も数軒あり、茶区全体の製茶レベルが高く茶園の管理も良好です。 生産量の優位性:翠峰茶区は生産量が非常に多いため、お茶の買い付けにおいて大きな強みとなります。茶区にある十数軒の製茶工場を1軒ずつ巡り、比較を重ねることで、極上の良いお茶を探し出すことができます。 シンプルな茶区:梨山地区と比べると、翠峰の農作物は比較的シンプルで、大部分が茶樹であり野菜が少ないため、隣接する畑からの農薬汚染の問題が少なくなっています(この問題は他の茶区では非常によく見られます)。 翠峰茶区のデメリット:茶区全体が西向きのため、一部の茶園では日照時間が不足します。また、地理的条件から霜害に遭いやすく、風が吹き抜ける場所の茶樹は凍傷を負うことが多く、生産量や品質の低下につながります。2020年4月上旬にも大霜害が発生し、その年の春茶の品質は大きく低下しました。 翠峰茶園の写真 店長による翠峰茶の評価 翠峰茶区は景色が美しく、茶葉の品質も非常に優れており、毎年の茶のシーズンには良質な茶が採れる確率がとても高いため、店長が一番お気に入りの茶区です。ここ数年でコストパフォーマンスは多少下がったものの、それでも価格に見合う価値は十分にあります。この茶区では品質の素晴らしい茶が大量に出回ることがよくあり、まさにそんな時がお茶を買いだめする絶好のチャンスです。余談ですが、翠峰茶区は本来「慈峰」茶区と呼ぶべき場所です。ここは慈峰にあたり、翠峰は山の反対側にあります。 主な茶の品種は青心烏龍で、少量の金萱と鉄観音があります。春茶は4月中旬から5月上旬、冬茶は10月から11月に収穫されます。また、夏茶、二水、秋茶、冬片もあり、これまでに何度も非常に質の高い秋茶を味わったことがありますが、言われなければ春茶や冬茶と本気で見間違うほどです。   梨山/清境茶区 梨山茶区 翠巒部落茶区 華岡茶区 清境茶区 福寿山茶区 マレバ茶区 梨山茶園の写真 天府農場茶区 天池茶区 武界茶区 霧社茶区 天府農場茶園 廬山茶区 翠峰茶区 梨山吊橋頭茶区 大同山茶区 奇莱山茶区 松崗茶区 梅峰茶区 屯原茶区 東眼山茶区       翠峰茶区 FAQ 茶区へのアクセス方法は? 翠峰へのアクセスには主に2つのルートがあります。1つ目は力行産業道路から慈峰支線に入るルート、2つ目は台14甲線から慈峰支線に入るルートです。力行産業道路は非常に崩落しやすいため、台14甲線経由の方がおすすめです。ただし、慈峰支線の道路状況もそれほど良いわけではありません(2020年以降はかなり改善されました)。 台14甲線から翠峰支線へ曲がり、清境を過ぎて左手にある翠峰派出所のすぐそばが入口です。派出所から茶畑までは車で約15分ほどで、車高の高い4WD車が便利です。道幅が狭く急勾配で、対向車とのすれ違いが多いため十分にご注意ください。近くには慈峰集落もありますので、時間に余裕があればぜひ一緒にお立ち寄りください。Googleマップはこちら 翠峰茶は梨山茶に入る? かつて茶業界では、翠峰は「大梨山茶区」に分類されることがよくありました。2016年以降、台中市政府が名称の適正化を求め、台中市和平区内の茶のみを梨山茶と呼ぶことになりました。そのため厳密に言えば、「翠峰茶は梨山茶とは言えない」ということになります。

翠峰春茶

2024年 翠峰春茶の茶摘みがスタート!

お茶愛好家の皆様、大変お待たせいたしました。「翠峰春茶」の収穫がいよいよ始まりました。今年は昨年よりなんと2週間も早いスタートです!4月20日から茶摘みを始める農家が現れ、現時点では収穫量も品質も昨年同期を上回る出来栄えとなっています。しかし、22日から激しい雨が降り出し、天気予報によると今後1週間は雨の予報が出ており、多くの茶園でベストな収穫期を逃してしまう懸念があります。 大雨の影響を受ける翠峰春茶の収穫期 4月7日から9日にかけても、翠峰地区でまとまった雨が降りました。幸いなことに、この雨は「恵みの雨」となりました。当時は茶葉の成長期であり、3月の降水量が少なかったため、この雨が茶葉の品質と収穫量にプラスの良い影響を与えてくれたのです。20日に確認したところ、翠峰春茶の収穫量も品質も上々でした。しかし、4月22日から再び雨が降り始め、この長雨は茶葉の品質に悪影響を及ぼす可能性があります。すでに多くの茶園が収穫適期を迎えているからです。 天気予報によれば、22日の夜から29日にかけて、今後1週間は雨が降り続く見込みです。本来なら4月23日〜27日に収穫予定だった茶葉は、30日頃には成長しすぎて硬くなってしまいます。その後の他の茶園の収穫スケジュールも遅れが生じ、長雨による悪影響がさらに広がることになります。20日から22日の間に前倒しして作業を始めた茶農家たちは、今振り返ると非常に賢明でした。この時期に摘んだ茶葉はどれも「超極早摘み(超嫩採)」で、上手く萎凋(いちょう)処理ができれば、とんでもない傑作が生まれるかもしれません。さらに何より、雨をうまく回避でき、今後の収穫スケジュールにも余裕が持てます。 今年の翠峰春茶の写真をお届けします。この雨が早く止むことを祈るばかりです。翠峰だけでなく、番仔田、三層坪、竜鳳峡などの茶園でもちょうど収穫が始まったばかりで、本当にこのまま1週間雨が続くと今年の春茶はピンチになってしまいます。最後の2枚の写真に写っているのは、翠峰のランドマークである普賢象桜です。毎年春茶の時期にはとても美しく咲き誇り、これを植えてくれた方には本当に感謝です。これがあるおかげで茶区の雰囲気がグッと引き立ちます! 当店の翠峰茶はとても美味しいです

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