宋種単叢:鳳凰山単叢の起源中国烏龍茶, 鳳凰単叢茶 / By 廖長興茶業 / 2026 年 9 月 29 日 宋種単叢は「宋茶」とも呼ばれ、その名の由来は南宋の景炎2年(1278年)、当時宋の帝・趙昺が難を逃れて潮州へ向かった際、途中で烏崠山を通りかかり、激しいのどの渇きに耐えかねた従者が山から採ってきた新鮮な茶葉を帝に噛ませたことだと言い伝えられています。茶葉はすぐさまのどの渇きを癒しただけでなく、帝の気力を回復させたため、宋茶の名が賜われました。この茶葉が摘み取られた古木は、今なお鳳凰烏崠山に生育し、現在の鳳凰単叢茶の始祖となった茶とされています。 宋種単叢の産地について 鳳凰烏崠山は広東省潮州市に位置し、鳳凰単叢の高山茶を代表する地域です。烏崠山は鳳凰山の第2の高峰で、標高は最高1,391m、山頂には古代の火口によって形成された天池があり、面積は4万平方メートルに及び、年間を通じて湧水が枯れることがありません。烏崠山の茶畑面積は約5,000畝(約333ヘクタール)で、四方を山に囲まれ、年間を通じて霧が立ち込めています。こうした独特の自然環境が、鳳凰単叢茶に最高の生育条件をもたらしています。 宋種単叢の古木資源 烏崠山およびその周辺地域には豊かな古茶樹の資源があり、その中には数百年の歴史を持つものもあります。最初の古茶樹は標高1,000m余りの烏崠山李仔坪の巨石の傍らに生育していましたが、この古い茶樹はかつて神木とみなされていたものの、1928年に枯死しました。現在、鳳凰山には「宋種」の名を冠した老欉(ろうそう:古い茶樹)が4株残っており、それぞれ宋種一号、宋種二号、宋種蜜香単叢、宋種芝蘭香と呼ばれています。これらの古木は現在の鳳凰単叢茶の母樹であり、鳳凰単叢の発展において極めて重要な意味を持っています。 宋種1号 宋種1号は別名「団樹葉」「大葉香」「岩上珍」「黄梔香」などとも呼ばれ、現地に現存する最も古い茶樹であり、高さは5.8mに達します。烏崠山の鳳凰水仙の群生品種の自然交雑種であると考えられており、標高約1,150mの烏崠李仔坪村に生育し、樹齢は約600年です。この老欉の挿し木繁殖により宋種1号のクローン系統が形成され、鳳凰山の各地で大量に栽培されています。