高山茶産地に水不足の危機茶園管理 / By 廖長興茶業 / 2026 年 9 月 29 日 ここ最近、台湾南部で水不足が深刻化していますが、中部のお茶産地も状況は同じように厳しく、和平区、仁愛郷、竹山鎮、梅山郷、竹崎郷でも雨が少ない状態が続いています。3月は高山茶の新芽が出る時期であり、このまま雨が降らなければ、春茶の品質や収穫量に大きな影響が出てしまいます。 2021年の世紀の大干ばつは今でも鮮明に記憶に残っています。各地の茶畑の茶樹が次々と枯死した光景を店長も覚えています。高山茶の茶畑の多くには灌漑設備がありましたが、水源不足のため節水や時間差給水が必要となりました。茶樹の枯死だけでなく、水不足によって茶葉の発芽率低下や不揃いな発芽、さらにはその後の早期開面や老化が引き起こされました。さらに、肥料が分解されず、茶樹が栄養を吸収できない状態になりました。そのため、干ばつの茶季の茶葉品質はどうしても芳しくありませんでした。 当時は多くの製茶工場で水源が足りず、生産量も品質も大きく落ち込みました。しかし、水源への投資を惜しまなかった製茶工場もあり、そうした工場は品質への影響が少なかっただけでなく、他社の品質や生産量が低下した中で販売がむしろ順調に進みました。茶畑の管理や設備の投資がいかに重要かということがよく分かります。普段は役に立っていないように思えても、いざという時には大きな差が生まれるのです。 店長はすでに各地の製茶工場の用水状況について情報収集を進めており、春茶でも美味しいお茶が見つかると信じています。ただ、水事情が順調に推移してくれることを願うばかりです。2021年のように美味しいお茶が急騰してしまうと、店長としても少々頭が痛いところです。 ※注:写真は茶畑の灌漑設備です。水塔やスプリンクラー、引き込み配管にどれくらいの費用がかかるかご存じですか?ぜひ予想してみてくださいね~