2023年 阿里山石棹・隙頂の冬茶の生育状況

阿里山の主要茶産地である「石棹」「隙頂」の今回の冬茶は、生育状態が「中上」となりました。年初の深刻な干ばつを考えると、これほど早く回復できたのはまさに奇跡的ですが、残念ながら生産量はやや少なめです。冬茶は10月下旬に本格的な収穫期に入り、11月中旬には終盤に差し掛かっています。

今年の「石棹」「隙頂」の春茶は、阿里山の茶の歴史において最も過酷なシーズンとなりました。生産量が3割に激減しただけでなく、水源の不足により葉が縮れるなどの被害も深刻で、全体的な製茶品質もあまり芳しくありませんでした。2・3枚目の画像は春茶の頃の写真です。本来なら4月上旬に収穫すべき茶畑が4月下旬になってようやく芽を出し、6月に収穫したため、春茶がまるで夏茶のような仕上がりになってしまいました。😓😓

春茶があまりにも悲惨だったため、冬茶には正直あまり期待していませんでした。しかし、予想外に状況はなかなか良好です。枯れてしまった茶樹は生き返らないものの、その他はおおよそ9割方回復しており、来年の春茶は完全復活が期待できそうです。

石棹・隙頂の冬茶は梅山と似ており、課題は「寒さが足りないこと」と「生育日数の不足」です。11月上旬前までに収穫された茶葉はまだ「味が薄め」ですが、8日の立冬以降は品質が向上する傾向にあります。標高1300m以上ではまだ収穫を控えている茶畑がいくつかあります。本日(11月13日)寒気団が到来し、天気予報によると夜間の気温はわずか10°C、数日後には7°Cまで下がる見込みです。こうした気温の低さは、最高に素晴らしい品質の茶葉を生み出しやすいため、数日後にまた山へお茶を探しに行く予定です。

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