2022年竜鳳峡茶区・不動嶼茶区 秋茶

店主は8月初旬に竜鳳峡へ秋茶の様子を見に行きました。翠峰や梨山の秋茶がとても良かったため、竜鳳峡・不動嶼も素晴らしいだろうと予想していたのですが、思いのほか「いまひとつ」という結果でした。

2022年竜鳳峡茶区 不動嶼茶区 秋茶

今年の竜鳳峡春茶は多くの梨山茶を圧倒する実力があり、店主も秋茶に大きな期待を寄せていましたが、実際の品質はそれほどでもありませんでした。翠峰が90点だとすれば、竜鳳峡は70点といったところでしょうか。今年の秋茶は、竜鳳峡の名に恥じる結果となってしまいました。

また、秋茶の生産量もあまり多くはなさそうです。標高1,700m以上の茶園はおよそ7割が茶摘みを行う一方で、それ以下の多くの茶園では摘み取りを行っていません。木の生長を促すために葉を残しているところもあれば、冬茶の品質向上に向けて早めに剪定を済ませているところもあります。

2022年竜鳳峡茶区 不動嶼茶区 秋茶
2022年竜鳳峡茶区 不動嶼茶区 秋茶

数少ない明るい材料としては、一部の高標高茶園の茶葉が比較的良く育っていることですが、こちらも収穫量は多くありません。標高1,500m付近の竜鳳峡や不動嶼の茶芽は非常に柔らかく、育ちが良いかどうかはまだ判断がつかないため、収穫はおそらく9月に入ってからになりそうです。

2022年竜鳳峡茶区 不動嶼茶区 秋茶

何人かの茶農家にお話を伺ったところ、皆冬茶の品質に照準を合わせていました。店主が思うに、竜鳳峡の茶農家には職人魂を持った方が本当に多いです。秋茶の出来が良くないなら無理に摘まず、品質をしっかりと管理して茶樹を休ませ、冬茶で勝負をかけるという姿勢です。

最後に、やはり竜鳳峡の茶産地は素晴らしいと称えたいです。店主はよくこの茶産地を「ただ者ではない(骨骼精奇)」と表現するのですが、当日の朝5時半に到着した際は非常に良い天気だったのが、8時過ぎには霧が出始め、9時過ぎに帰る頃にはなんと太陽の光が差し込む深い霧へと変わっていました。竜鳳峡から時折ユニークで優れたお茶が生まれるのには、やはりそれなりの理由があるようです。

2022年竜鳳峡茶区 不動嶼茶区 秋茶
2022年竜鳳峡茶区 不動嶼茶区 秋茶
2022年竜鳳峡茶区 不動嶼茶区 秋茶
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