台湾茶の産地

阿里山で二水茶を探す

店長はここ数日、阿里山の茶畑を回って質の良い二水茶を探しているのですが、何日探しても「良い茶葉が見つかりません」。 お茶好きの方から「阿里山でも二水茶を摘むの?」と聞かれることがありますが、その通りです!実は阿里山だけでなく、どの茶産地にもありますが、摘み取るかどうかは茶葉の品質次第です。育ちが良くなければ農家も摘みません。なにしろ茶摘みの人件費は安くありませんから。それに、毎年摘めるわけでもなく、あまり頻繁に摘むと「敗欉(茶樹の生育が弱ってしまうこと)」になりやすくなります。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 正直なところ、良質な二水茶はそう多くありません。主な理由は、5月や6月になるとすでに夏に入り、茶葉の渋みが少しずつ増えてくるからです。二水茶にとって最も重要なのは好天に恵まれることです。店長は一昨年、阿里山の二水茶で春茶よりも品質の良いものを見つけたことがありますが、その時は春茶の収穫が早まり、二水茶が5月上旬にまた伸びてきたものの、まだ気温が低かったため品質が非常に良くなりました。 しかし今年の阿里山の二水茶はそれほど運が良くありませんでした。5月下旬から6月上旬にかけて雨の日が多すぎたため、お茶の味わいが渋くなるだけでなく、水っぽくなってしまいました。このようなお茶はもちろん除外します。とはいえ、今回の探訪でも収穫はありました。中切り(剪定)を行い、追肥を強化したいくつかの茶畑に狙いを定めています。これまでの経験からすると、冬茶で良い茶葉ができる可能性は十分にあります。 この後、杉林渓や梨山でも二水茶やウンカ茶(蜒仔茶)が続々と出てきますので、良い茶葉があればまたお茶好きの皆さんにご報告しますね。

大禹嶺105Kトリュフ茶園がまさかの復活!?

店長が6月に大禹嶺へ茶葉の買い付けに行き、105Kのトリュフ茶園の前を通りかかった際、有名な雪ウーロンの木はまだ生きているだろうかと思い、ちょっと様子を見てみたところ、なんと面白い発見がありました! そうです!タイトルの通り、「大禹嶺105K茶園が大復活!」したのです。茶樹は元気に育っているだけでなく、春茶の収穫量もなかなかのもののようです。店長が写真と動画を撮影しましたので、お茶好きの皆さんはぜひ下記のリンクから動画をご覧ください: https://www.youtube.com/watch?v=hyrFEdsXT74 先週お話しした通り、2015年末に林務局が104Kと105Kの茶園を回収した後、2016年と2017年には勝手に茶葉を摘み取る人がいました。2018年に店長は、104Kの茶樹はすっかり枯れてしまったと聞き、105Kの雪ウーロンも似たようなものだろうと思って見に行きませんでした。数日前に通りかかったところ、105Kの茶樹は枯れておらず、しかもきちんと手入れをされた痕跡があり、雑草が刈られ、茶樹も剪定されていて、とても順調に育っていました。 店長が得た情報によると、元のトリュフ茶園の農家が摘み取ったものではないようですが、いったい誰が手入れしているのかは店長にもわかりません。 もともとは茶園の入り口で様子を見るだけのつもりだったのですが、105Kが大きく復活しているのを見つけて茶園の最高地点まで登ってみました。全体を観察してみると、生存率は約8割ほど。全盛期ほどの収穫量ではないものの、1シーズンに300~350 kg程度は採れそうです。このまま管理を続ければ、来年の春茶の収穫では600 kgも夢ではないでしょう。 大禹嶺105Kの雪ウーロンが好きな方にとって、これはとびきりの朗報です。世界で最も高地にある人工管理された茶園であり、標高はなんと2,560メートルに達し、当時は600 gあたりNT$12,000の値がついていました。 註1:動画内の音声が聞き取りにくくてすみません。標高2,500メートルで空気が薄く、登るのがものすごく息切れしました。 註2:誰が摘み取っているのかわかりませんが、ご存じのお茶好きの方がいらっしゃいましたらぜひメッセージをください。店長も105Kの雪ウーロンの味がとても懐かしいです。

大禹嶺茶区の現状:生産量と本当の標高

先週、店長が書いた「大禹嶺茶の現状」に多くの反響をいただきました。本日は、もう少し大禹嶺茶区の現状や裏話について気軽にお話ししたいと思います。まずお伝えしておきたいのは、ここ数年で中部横貫公路(台8線)のキロ程が短縮され、2〜3キロほど手前になりました。かつての105K(105km地点)は現在102K付近になっていますが、この記事では引き続き「大禹嶺茶区の現状」として旧キロ程を基準に話を進めます。 茶区の現状と裏話 裏話1:多くの方は105Kの松露茶園が大禹嶺茶区で最も高い場所にある茶園だと思っていますが、実は104Kのほうが高いのです。105Kの最高地点は約2550mですが、104Kの最高地点は2600mを超えています。店長が実際に最高地点まで登って確認しましたが、はっきりと頭一つ分高いです。下の写真は最高地点にある茶樹で、これは世界で最も高地にある人里管理の茶樹なんですよ! 裏話2:現在、大禹嶺茶区で一般に知られている最高地点はやはり105Kの茶園であり、現存する最も高い茶樹の標高は約2560mです。以下は、店長が2022年に測定した高さで、一番高い茶樹の標高は2561mでした。 裏話3:105K以下の茶園について、店長が測った標高はすべて2400m未満でした。現在、台湾には標高2600mを超える茶園はもう存在しません。 裏話4:市場には大禹嶺茶があふれかえっていますが、実際の生産量はごくわずかです。現在、まとまった量が流通している茶園は100K、101K、103Kで、年間の総生産量は5,000kgに満ちません。95Kや98Kを足してもせいぜい7,000kgといったところで、店長としてはこれでも多めに見積もった数字だと思っています。 裏話5:現在でも105Kの松露茶園の茶樹は生き残っており、収穫も行われています。標高2550mの青心烏龍の茶樹のほか、茶園の入り口付近の標高約2400mの場所には金萱の木が数本あります。これは現在、世界で最も高所で栽培されている金萱だと思われます。松露茶園には翠玉もあると聞いていますが、店長は見つけられませんでした。下の写真の右側、道路脇で剪定されている茶樹が金萱です。標高は少なくとも2446mあります。 余談ですが、104Kの茶畑のそばにものすごく大きなツガの木があるんです。株元はトラックくらい大きく、幹も太くてまっすぐで非常に迫力があります。店長はいつも、104Kのお茶が格別においしいのは、この木が一役買っているんじゃないかと思っています。下の写真は2014年に撮ったものですが、とてもきれいでしょう!

大禹嶺104K李阿春茶園:最高海拔2650公尺

店主が最後に李阿春茶園を訪れたのは2015年10月のことで、それから間もなくして茶園は林務局に回収されました。大禹嶺にあまり詳しくないお茶好きの方のために説明すると、104Kの李阿春茶園はかつて台湾で最も標高の高い茶園でした!最高標高は2,650メートルに達していました。 今回訪れたのは、105Kのように茶の木がまた生い茂っているか確かめたかったからなのですが、当時の茶園は雑草が生い茂って中に入ることができませんでした。近くの作業員の話によると、茶の木は伐採された翌年にすべて枯れてしまったそうです。標高2,600メートルという環境はもともと茶の木の生育に適しておらず、人の手が入らなければ生き残ることは難しいのです。 もともとは小道に沿って標高2,600メートルの最高地点まで歩いていくつもりだったのですが、草が高く伸びすぎていて途中で道がなくなってしまいました。その場でスマートフォンの高度計アプリを確認したところ、立っていた場所は標高2,560メートルで、すでに105Kの最高地点よりも高くなっていました。2,560メートルの地点から見上げると、100メートルほど離れたところに茶園の貯水タンク(写真3)がまだ見え、あちらはおよそ2,600メートルになります。写真(4)は、2014年当時の貯水タンクと茶園の様子です。 茶園の回収は国家の政策とはいえ、大禹嶺茶は台湾のお茶の歴史や世界のお茶の歴史においても大きな意味を持つものなので、このように姿を消してしまうのはやはりとても惜しいと感じます。 それはさておき、現在の104Kは一面の草原になっていて本当に美しいです。冬になると草が枯れて一面が黄金色になるそうなので、そのうち写真映えするスポットになるかもしれませんね!

木柵茶区で鉄観音を探す

少し前に香港のお茶仲間から依頼を受け、高品質な木柵鉄観音を探すことになり、一昨日梨山での仕事の合間に木柵の茶区へ行ってきました。ただ、春茶の収穫からすでに2ヶ月が経っており、良いお茶はとっくに買い尽くされていたため、今回は質の高い鉄観音を見つけることができませんでした。 良いお茶には巡り会えなかったものの、収穫はありました。今回は非常に珍しいお茶をたくさん飲むことができました。一番有名な鉄観音(写真1)のほか、店長が飲んだのは水仙(写真2)、大葉種、黄金桂(写真3、5)、武夷(写真4)などで、どれも鉄観音の製法で作られており、そのどれもが目を見張る美味しさでした! /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} しかし、最大の驚きは「鉄観音の茶樹品種」で作られた「東方美人茶」(写真6、7)でした。そうです、見間違いではなく、本当に鉄観音の東方美人茶なのです。茶農家に見せられたときは、聞き間違えたかと思いました!そしてその味わいは言葉では表現できないほど素晴らしく、甘くて喉越しが良く、いわゆる「ウンカの噛みによる独特の風味(涎味)」がたっぷり。間違いなく上等な品評会茶クラスの逸品です! ただ、このお茶は非売品です。ほんの少ししか収穫できず、お客さまのおもてなし分だけで精一杯なためです。買えないと思うと実に惜しいですね。 店長のひとりごと 今回木柵の茶区を訪れてもう一つ感じたのは、「観光客が減った!」ということです。特に猫空駅の周辺は観光客の姿がかなり少なくなっていました。 何人かの茶農家とお話しした際、「外国人観光客が減った」という話を耳にしました。これは木柵の茶農家にとって大きな痛手です。なにしろ猫空ロープウェイは海外からの観光客にとって人気の定番コースであり、鉄観音は地元の名産品ですから、コロナ禍で外国人観光客という大口の顧客がいなくなったことで、茶農家の収入少なからず影響を受けています。 お茶好きの皆さん、お時間があればぜひ猫空に足を運んでみてください。マスク着用のルールも緩和されましたし、木柵を散歩するのにマスクなしで新鮮な空気を思い切り吸い込むことができますよ! 追記:茶畑の雑草を抜いていないのはサボっているわけではなく、茶樹と土壌を守るためです。夏が過ぎれば草刈りをします。

2022年竜鳳峡茶区・不動嶼茶区 秋茶

店長が8月初旬に竜鳳峡へ秋茶の様子を見に行ってきました。翠峰や梨山の秋茶の出来がとても良かったので、竜鳳峡・不動嶼の秋茶も期待できるだろうと思っていたのですが、蓋を開けてみれば「いまいち」という結果でした。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 今年の竜鳳峡の春茶は多くの梨山茶を軽々と凌駕する出来栄えだったため、店長も秋茶にかなり期待を寄せていたのですが、実際に品質を確認したところ、そこまで良くありませんでした。翠峰を90点とするなら、竜鳳峡はせいぜい……70点といったところでしょうか。今年の秋茶は、竜鳳峡の名に少し泥を塗る結果となってしまいました。 それに、秋茶の生産量もあまり多くなさそうです。標高1,700m以上の茶園ではおよそ7割ほどが茶摘みを行いますが、それ以下の標高では茶摘みを見送る茶園が多く見られます。木の生長を促すために葉を残しているところもあれば、冬茶の品質向上に向けて早めに剪定を済ませているところもあります。 数少ない救いは、いくつかの高山茶園で順調に育っている茶葉があることですが、こちらも量は多くありません。標高1,500m付近の竜鳳峡や不動嶼では、新芽が非常に柔らかく、まだ出来が良いかどうかの判断がつかない状態です。茶摘みができるようになるのは9月頃になりそうです。 何人かの茶農家さんに話を聞いたところ、みな冬茶の品質に向けて気合を入れていました。店長が思うに、竜鳳峡の茶農家には職人魂を持った人が本当に多いです。「秋茶の出来が今ひとつなら今年は摘まない、品質をしっかり管理して茶樹を休ませ、冬茶で勝負する」というわけです。 そして最後はやっぱり、竜鳳峡の茶区を称えたいですね。店長がよくこの茶区は「タダ者ではない(骨格精奇)」と言うのですが、当日の朝5時半に到着したときは最高の天気だったのに、8時過ぎから霧が出始め、9時過ぎに帰るころにはなんと日差しと濃霧が入り交じる天気になっていました。竜鳳峡から時々ひと癖あるようなとんでもない名茶が生まれるのには、やはりそれなりの理由があるようです。

2022年 番仔田・三層坪 冬茶の生育状況

店主がここ数日、番仔田と三層坪へ茶畑の様子を見に行ってきました。相変わらずの問題で、茶の育ちが悪いか、成長がかなり遅いです。10月下旬なのにまだ新芽の状態で、例年よりかなり遅れている印象です。高標高のいくつかの茶畑は比較的順調に育っており、10月下旬から収穫できそうです。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} まず番仔田ですが、標高1,400mから1,600mのエリアではいくつかの茶畑が比較的普通に育っており、月末には収穫開始できそうです。収穫量は例年の7、8割ほどになりそうです。その他の茶畑は育ちが少なく、葉がとても柔らかいため、早くても11月以降の収穫になりそうです。1,400m以下の場所は、さらに新芽が柔らかい印象です。 三層坪茶区の冬茶 最も標高の高い1,600m付近では、10月20日頃からわずかに収穫が始まっていますが、こちらも収穫量は少なめです。大部分の茶畑は葉が柔らかすぎて、同様に11月以降の収穫となります。 番仔田と三層坪の冬茶は、例年より10日ほど遅れそうです。茶の成長が遅いことは必ずしも悪いことではありませんが、今年の他の茶区は「成長が遅いうえに大きくならない」状態なので、番仔田と三層坪も同じような育ち方にならないことを願っています。 結論:今年は来るのが早すぎました。10日後にまた来ます。

2022年華岡および大禹嶺の冬茶は仕入れません

華岡や大禹嶺はいつ販売開始になるのかと、店長へのお問い合わせが絶えませんが、華岡は9月に茶摘みが終わってしまい、店長自身も飲むことができず仕入れもできませんでした。大禹嶺もここ数日で茶摘みが始まりましたが、よほどのことがない限り仕入れはいたしませんので、お茶好きの皆様ももうお待ちいただかなくて大丈夫です。 華岡や大禹嶺の卸値はNT$5,000から、高いものだとNT$7,000〜NT$8,000もします。この仕入れ値なら、店頭での販売価格はNT$10,000を超えてきます。ぶっちゃけて言いますが、武林の盟主レベルの品質であるか、あるいは我が道をいく変り種でもない限り、NT$10,000も出してなぜ仁愛郷のコンテスト受賞茶を買わないのかという話になりませんか? 仮に店長が仕入れたとして、お客様が買って帰ってから「NT$10,000の価値はないな」「馬烈霸の竜鳳峡にも勝てないな」なんて思ったら、次も店長からお茶を買いたいと思いますか?絶対に思わないはずです!ですから、よほどケタ違いの品質であるか、あるいは一回きりの商売と割り切るでもしない限り、今年の大禹嶺茶を店長が仕入れることはありません。 最後にもう一度言いますが、大禹嶺冬茶の総生産量は900 kgにも及びません。これほど量が少なければ、農家が安く売ってくれるはずもありません。正真正銘の単一品種による大禹嶺茶なら、産地から茶商への卸値はNT$5,000以上です。「600 gでNT$3,000のお茶は本物ですか?」というお問い合わせはもう勘弁してくださいね。 注:写真は大禹嶺茶園の写真を削除したものを使用しています。

2022年 阿里山竹崎・梅山冬茶の生育状況

店主が11月初旬に嘉義県の竹崎や梅山へ茶葉の収穫状況を見に行ってきましたが、一言で言うと「本当に散々な状態」でした。今年台灣は北から南までどこも冬茶の収穫量が少なく、阿里山の冬茶も例外ではありませんでした。 今年は茶葉の育ちが悪いだけでなく、多くの茶畑で生育不良が見られました。普段は一番生育旺盛な金萱茶さえも今年はボロボロで、今回の冬茶がいかに厳しい状況かお分かりいただけるかと思います。そのため農家のみなさんはどこも頭を抱えており、コスト割れしてしまったところも少なくありません。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 何軒かの茶農家にお話を伺ったところ、「東向きで日当たりが良いところ」や「収穫時期が早かったところ」は生育も良く、品質もかなり優れていました。実際に淹れて飲んでみてもその通りでした。一方で、例年は品質が良い西向きの茶畑のいくつかは今年は散々たる有様で、出来上がったお茶はまるでお湯のように薄かったです。 今年の阿里山冬茶で現在買い付けが決まっているのは石棹金萱のみです。樟樹湖、瑞峰の烏龍茶についてはまだ未定です。理由は、今年は全体の茶葉の量が少ないうえに、良質な茶葉がさらに少ないからです。店主として、お金を出してまで質の悪いお茶を買いたくはありませんので、じっくり見極めながら探していこうと思います!最悪の場合、今年の阿里山冬茶の仕入れは控えめにする予定です。

2022年竜鳳峡冬茶・不動嶼冬茶まもなく販売開始

お茶好きの皆さま、大変お待たせいたしました!店長が厳選した竜鳳峡の冬茶、今年もきちんとご用意できました。さらに嬉しいサプライズとして、しばらくお目にかかれなかった「不動嶼」もついに復活します! /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 前回お届けした不動嶼はまさに「圧倒的」な品質でしたが、その後数シーズンは期待を裏切る品質が続いたため、店長としては仕入れを見送っていました。今回は文句なしの極上品に出会えましたので、もちろん多めに買い付けています。お茶は数日中にパッケージングへ回し、来週には店頭に並ぶ予定です。 竜鳳峡については、良いニュースと悪いニュースがあります。良いニュースは、店長が「天王級」の素晴らしい品質の茶葉を見つけられたこと。悪いニュースは、今年は茶葉が深刻な不作のため、また値上がりしてしまうことです。店長も「多めに買うから値引きできないか」と交渉したのですが、茶工場のオーナーからは「売る茶葉が足りない」「公平に割り振るしかない」との返答でした。つまり、たくさん買いたくても売ってもらえないほど、このお茶がどれだけ争奪戦になっているかお分かりいただけるかと思います。 本日はここまで!お茶はこの1〜2日で竹山の工場へ運んでパッケージングし、来週には販売開始の予定です!

2023年 阿里山梅山茶区の春茶の生育状況

店長が3月末に梅山茶区へ春茶の様子を見に行ってきました。雨不足の影響で多くの茶樹が芽を出しておらず、その時点ですでに今年の春茶はあまり期待できないと感じていました。4月上旬と中旬にもさらに2回足を運びましたが、やはり予想通り「収穫量が少なく」、「良質な茶葉も少ない」という結果に。一昨年の春茶よりもさらに状況が厳しく、ここ20年で最も厳しいシーズンと言えるかもしれません。 梅山の茶園は主に太平村、碧湖村、太興村、瑞峰村、瑞里村、そして太和村に広がっています。 太平、碧湖、太興、瑞里のエリアはかなり厳しい状況です。3月下旬に見に行った時点では多くの茶樹が枯れ黄色くなっており、4月になってもまだ芽を出していない茶樹があるほどでした。多くの茶農家は春茶の収穫をすでに諦め、まずは茶樹が干ばつを乗り切ってくれることだけを願っています。このエリアでかろうじて見られるのは、十分な灌漑用水が確保されているごく一部的金萱茶園だけで、それ以外の水源が不足している金萱や青心烏龍はどこも深刻な状態であり、収穫量は昨年の半分にも満たない状況です。 瑞峰村は位置がやや北にあり雨量も多いため、先ほどの村々よりは状態が良いものの、それでも多くの茶園で発芽の不揃い、不対葉(公孫葉)、開面の早まりなどが見られます(画像2・3)。現在、金萱茶の本格的な収穫が進んでおり、4月下旬には青心烏龍も大量に出荷される見込みです。このエリアも同様に灌漑用水の有無が鍵となっており、非常に順調に育っている茶園もあれば、灌漑がされていないことがひと目でわかる深刻な状態の茶園もあります。収穫量は平年の6割程度です。 太和村も同様に、発芽の少なさや不揃い、不対葉といった問題が山積みですが、店長の感覚では梅山茶区の中で春茶の生育状況が最も良い地域です。茶農家の話によると山の上には水が一切なく、灌漑用水はふもとから車で運んできているとのことです。ここでの大きな強みは阿里山渓からそう離れておらず、車で往復30分ほどの距離にあることです。おそらくそのおかげで茶葉の生長状態が比較的良好で、少なくとも深刻な枯れ黄色の発生は抑えられています。収穫量は例年の6割程度を確保できています。 上の写真(図4)は樟樹湖の茶畑エリアです。写真の竹の色を見れば、例年は一面の鮮やかな緑であるところ、いかに雨が少ないかがおわかりいただけると思います。 今回は茶樹が枯れて黄色くなった写真の掲載は控えます。皆様の気分が沈んでしまうといけませんので、きれいな茶畑の写真をいくつか選んでご紹介します。なお、竹崎郷や番路郷の状況もあまり良くありませんので、そちらはまた次回ご報告いたします。

2023年番仔田三層坪春茶生育状況

店主が4月下旬に杉林渓の番仔田、三層坪の茶畑へ春茶の様子を見に行ってきました。一言で言えば喜び半分、心配半分といったところです。良かった点は、ここの春茶が阿里山や古坑のものと比べて「はるかに良い」こと。残念なのは、茶の芽の伸びが不揃いになる「公孫芽」の現象が少なくなく、摘採や製茶チームにとって大きな試練となりそうなことです。 今年の春茶の特徴は「北へ行くほど育ちが良い」ということです。北部は雨が多いためです。例えば阿里山茶区の場合、嘉義の一番北にある梅山郷は、竹崎郷や番路郷よりも生育が良いです。番仔田と三層坪はさらに北の南投県竹山鎮に位置しており、春茶の状態は阿里山とはまったく異なり、実に比べものにならないほど良好です! 番仔田茶区:番仔田は阿里山茶区から車で30〜40キロほどの距離にあり、そう遠くありません。今年の阿里山の春茶は半分以上も収穫が減りましたが、番仔田も大したことないだろうと思っていたところ、予想に反して昨年の8割ほどの収穫量があり、昨年より収穫量が多い茶畑さえありました。この干ばつの中でのこの成果は、嬉しい驚きと言えます。ただ、茶葉の品質はやはり管理や灌漑設備が十分かどうかに左右されます。水不足が解消されていない茶畑が多く、公孫芽の問題が深刻です。全体の品質としては70点といったところでしょう。 三層坪茶区:番仔田のすぐ隣にあるため、茶葉の生育状態は「どっこいどっこい」です。こちらも灌漑管理次第で、収穫量は昨年の7割程度です。水源不足のせいなのか、店主の見たところでは、三層坪のほうが番仔田よりも公孫芽の状況が深刻です。全体の品質としては65点といったところでしょうか。標高1500メートル以上の茶畑は5月に入ってからでないと摘採できず、現時点では品質が良いかどうかはまだ判断できません。 今年の番仔田と三層坪の春茶は例年より2週間ほど遅れており、標高1,000m付近の中山間地では4月中旬から摘採が始まり、標高1,500mの高地では5月に入ってからの収穫となります。今年の春茶の収穫と製茶における大きな課題は、茶葉の成長のばらつきと「公孫芽(不揃いな新芽)」です。多くの茶園で分けて摘み取る必要があり(図6は同じ茶樹を2回に分けて摘む様子)、茶摘みのスケジュール調整や製茶作業にとって大きな試練となっています。現時点で3種類の春茶を試飲しましたが、品質的にはまだベストの状態とは言えません。4月下旬から5月上旬にかけて本格的な収穫期に入りますので、その頃にまた良い茶葉があるか確かめてみたいと思います!

2023年竜鳳峡・不動嶼茶区の春茶生育状況

5月1日に杉林渓茶の主要産地である竜鳳峡と不動嶼に行ってきました。まずはじめに、店長が確認したのは標高1,700m以上の茶園のみです。1,300〜1,650mの区間は道が急すぎて、車が下りられたはいいが上がれなくなる恐れがあったため見送りました。 竜鳳峡茶区:さすがは杉林渓茶の王者に君臨する産地です。高級茶の産地だけあって茶園管理にしっかりコストをかけており、今回見た中では最も茶の生育が良いエリアでした。例年管理が行き届いていない一部の茶園を除けば、優れた茶工場では干ばつの影響も限定的で、昨年とほとんど変わらないと感じた茶園すらありました。茶芽はふっくらと力強く、収穫量も順調です。もちろん多少の生育のばらつきはありますが、阿里山、番仔田、三層坪、軟鞍に比べれば無視できるレベルです。このエリアはあと10日ほどで本格的な収穫を迎えます。店長による標高1,700m以上の竜鳳峡茶区の評価は75点の高得点です。 不動嶼茶区:非常に優秀な竜鳳峡と比べると、不動嶼は少し見劣りしてしまいます。最上部の1,700mから下方の1,400mにかけて、生育不良や生育のばらつき、不揃いな芽が目立ちます。竜鳳峡とはすぐ隣の山道で隔てられているだけなのに、これほど差が出るのはなぜでしょうか。数少ない明るい材料として2、3箇所ほど悪くない茶園もありましたが、あくまで「悪くない」という程度で、先ほどの竜鳳峡と比べると勢いに欠けます。5月1日時点で標高1,500m付近では茶農家が収穫を行っているのを見かけましたが、その他の大部分はまだ若く、あと4〜5日ほどかかりそうです。点数をつけるなら65点といったところでしょう。 竜鳳峡の茶農家はさすがに腕利き揃いです。収穫量は昨年より劣るものの、この干ばつの中でこれほどの品質に仕上げてくるのは本当に見事です。昨年の竜鳳峡の春茶は数々の梨山茶を凌ぐ品質でしたが、今年もそれが起きたとしても店長は驚きません。

2023年 廬山・屯原・奇莱山茶区 春茶の生育状況

廬山集落と屯原の状況をまとめてレポートしますが、正直あまり語ることもありません。このエリアは全体的に出来が良くないからです。奇莱山も全体としては今ひとつですが、一部の茶畑は非常に素晴らしい育ちをしており、もしかするととびきりの当たり年になるかもしれません。 廬山集落/屯原96K(写真34):かなり悲惨な状況です。北側にあるため期待していましたが、大半の茶畑の出来が良くありません。乾燥で枯れてしまった茶樹が多く、乾燥に強いはずの金萱茶の育ちさえも悪いです。例年はよく育ついくつかの茶畑も、今年の干ばつには全く太刀打ちできず、茶葉はまばらで、変形した芽(公孫芽)が続出しています。収穫量が去年の半分あるかどうかも怪しく、阿里山に負けず劣らずの惨状です。 奇莱山都達村:全体的に廬山集落や屯原96Kよりもはるかに良い状態です。奇莱山エリアはこの数年ですっかり「高級茶の産地」としての地位を確立しましたが、茶園ごとの管理レベルには小さくない格差があり、今年の干ばつでその差がはっきりと浮き彫りになりました。管理が一般的な茶園の今年の出来はせいぜい標準的で、生育の不揃いさが目立ちます。しかし、一部の優れた茶園は非常に調子が良く、十分な灌水が功を奏したようです。5月2日の時点ではまだ茶摘みをしている姿はなく、あと数日すれば本格的な収穫期を迎えるでしょう。茶区全体の評価としては70点といったところで、ごく一部の優れた茶園は80点に達しています。 昨年の奇莱山春茶の写真を一枚。去年の春茶は黒くツヤツヤとしていましたが、今年のものと比べると本当に大違いです。幸い、いくつかの茶園はまだまだ元気そうなので、良い仕上がりになってくれることを期待しています。 余談ですが、廬山集落の道沿いにとても美しいブーゲンビリアが咲いています。通るたびに心身が洗われるような気持ちになり、育てている村の方には本当に感謝です。皆さんにもその美しい写真をおすそ分けします。ずっとこの美しい姿のままでいてほしいですね。

2023年 大鞍軟鞍茶区の春茶の生育状況

4月末に店長が竹山鎮の軟鞍茶区へ茶畑の様子を見に行ってきました。投49線(県道49線)沿いの標高800~1000mの茶畑ではすでに収穫を終えているところが数多くあり、一番奥に位置する標高が最も高い軟鞍茶区も本格的な収穫期に入っており、5月上旬には収穫が完了する見込みです。 /*! elementor – v3.12.2 – 23-04-2023 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 大鞍軟鞍茶区の春茶も例年通り生育が不揃いで、不ぞろいな芽(公孫芽)が多く見られ、収穫量は例年の7割ほどです。阿里山茶区ほど深刻な状況ではなく、例年と比較すると「やや下」(非常に出来の良い茶畑もありますが)といったところです。一昨日に見た番仔田茶区のほうが少しマシでした。全体的な品質としては60点といったところでしょうか。 この地区で最も標高の高い八卦茶園の周辺でもちょうど収穫が始まり、5月上旬には採り終える予定です。昨年の今頃は4月中旬にはすでに大体収穫が終わっていたことを思うと、今年は3週間近く遅れています。これが品質にどう影響するか気になるところです。 一番の問題はやはり公孫芽(親芽と子芽が混ざる現象)です。茶葉の硬いものや柔らかいものが混ざっていると、その後の製茶工程が非常に面倒になります。そのため、この地区の春茶は製茶師の根気強さが大いに試されます。さらに、製茶工場が茶葉の収穫品質に対してどれだけ厳しく要求するかも非常に重要です。店長がテイスティングできたのは2種類のみですが、品質はまだまだ向上する余地がありそうです。あと2日ほど待って、他の茶葉のサンプルも確認してから買い付けるかどうかを決めようと思います。 余談ですが、軟鞍茶区にある八卦茶園は観光名所であり、周辺の茶畑が広がる山並みは台湾でも指折りの美しい茶の風景です。しかし今回軟鞍を訪れた際、山頂付近が一部分ハゲているように見えました。茶農家に尋ねたところ、古い茶樹を伐採し、主に「金萱」へと植え替えたとのことでした。標高約1200mという高さで金萱を栽培するのは比較的珍しいケースです。この茶畑でいったいどのような品質の茶ができるのか、店長も今からとても楽しみにしています。

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