平陽黄湯(へいようこうとう):条形の黄茶

平陽黄湯は温州黄湯とも呼ばれ、浙江省の平陽、泰順、瑞安などで生産される黄茶の一種です。さらに黄小茶と黄芽茶に細分化されます。その特徴は、茶葉も水色も黄色く、「濃いが渋みがない」、「濃厚で甘くまろやか」であること品質が非常に優れています。中国の歴史ある名茶であり、中国で最もよく知られた黄茶の一つです。

平陽黃湯

平陽黄湯の由来

平陽黄湯は歴史ある名茶で、清代に出現し、かつては献上品とされていました。一時は製法が途絶えたものの、1980年代に生産が再開されました。細く引き締まった外観、黄緑色で産毛が多いこと、「濃いが渋みがない」、「濃厚で甘くまろやか」な味わいが特徴で、大変人気があります。黄茶の中でも、蒙頂黄芽、霍山黄芽とともに、中国の非常に有名な名茶として知られています。

平陽黃湯

製造方法

主に清明節の前後につ摘まれた茶葉で作られ、一芯一葉または二葉が最適です。製造工程には、殺青、揉捻、悶堆、乾燥が含まれます。殺青の温度は約150度で、炒りながら揉捻を行い、水分量が55%になるまで乾燥させます。釜から出した後はしっかりと包み布をかけ、2〜3日間悶堆(悶黄=茶葉を黄変させる工程)を行い、茶葉が黄色くなったら完了です。悶黄の後に再度乾燥させ、約9割ほど乾いたら完成です。

平陽黃湯

平陽黄湯の淹れ方

茶器の指定はありません。水は川の水や湧き水が理想的で、水道水を使用する場合は24時間汲み置いてください。水温は80度、茶葉の量は1対50の割合(例:100mlの急須に対して平陽黄湯を2g)にします。1煎目は3分間抽出し、2煎目以降は1煎ごとに40秒ずつ時間を延ばしてください。

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