江西九龍茶

九龍茶は江西省安遠県で生産される緑茶の一種です。江西省安遠県の茶畑は標高1,000メートル余りに位置し、地勢が高く雨量も豊富であるため、古くから良質なお茶が生産されてきました。九龍茶は古くから広く親しまれ、清の時代には献上茶(貢茶)にも選ばれたほど、その優れた品質が高く評価されています。

安遠県では宋代にすでに茶の栽培記録があり、明代初期になると製茶がさらに盛んになり、上春、二春、大荘、勻莊、子芽頭、茶末など多様な銘柄や等級が発展しました。清代に入ると、その品質の高さから九龍茶は献上茶となりました。

江西九龍茶

製法について

春分を過ぎてからの柔らかい新芽を摘み取ります。雨の日や曇の日は収穫を避けます。収穫後は選別と萎凋(攤放)を行ってから製茶工程に入ります。主な工程には、殺青(加熱処理)、二炒二揉(2回の炒りと揉み)、初乾、整形、理條(茶葉をまっすぐに整える)、提毫(産毛を立たせる)、攤涼(冷ます)、烘焙(乾燥・焙煎)が含まれます。

極上の九龍茶は、茶葉がしっかりとよじれて締まっており、白い産毛(白毫)が美しく現れているのが特徴です。味わうと、香りが高く長持ちし、まろやかで甘みのある味わいが楽しめます。摘み取りや製茶に大変な手間がかかるため、500 gの九龍茶は2,000人民元以上で取引されることも少なくありません。

美味しい淹れ方

湧き水を使用するのがベストで、湯温は90℃程度が最適です。茶器は、お茶の色を美しく観察できるよう、透明なグラスや茶碗、ポットがおすすめです。基本的には蓋をせず、茶葉に直接熱湯を注ぐのではなく、カップの縁に沿わせて注ぐことで、高温による茶葉の品質低下や雑味・渋みの発生を防ぎます。3分ほど蒸らしてからお召し上がりいただけ、約3煎までお楽しみいただけます。

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