2023年 阿里山茶区 梅山太和樟樹湖の生育状況

今年の春茶の阿里山茶区は散々な状況でしたが、今回の冬茶は見事に完全復活を遂げたかのような勢いで、収穫量は例年の9割ほどを確保でき、茶葉の育ちも良好です。梅山太和樟樹湖では、冬茶の本格的な収穫シーズンが10月下旬に早くもスタートしています。

10月20日から11月5日までの間で雨が降ったのはわずか3日だけで、梅山瑞峰および太和の樟樹湖では冬茶の収穫が非常に順調に進んでいます。標高1200メートル以上の茶園ではすでに半分以上が摘み終えられており、茶摘みの部隊は標高1000メートル前後の茶園へと向かっています。このまま大雨さえ降らなければ、11月中旬には収穫を完了できる見込みです。

ただ、今年の阿里山茶区における課題は「寒さが足りないこと」と「茶葉の生育日数が短いこと」です。そのため、早い時期に収穫された茶葉には冬茶ならではの香りが乏しく、味わいもやや淡白になっています。10月に収穫された冬茶の中からは、今のところまだ納得のいく上質な茶葉が見つかっていません。しかし、11月に入って寒さが増し、後半は茶葉の生長期も長くなっているため、これからの冬茶の品質にはまだ向上する余地がありそうです。

11月8日は「立冬」です。例年、阿里山のこの時期には素晴らしいお茶がよく生まれますが、今年はちょうど寒気団の到来も重なりました。もしかすると、8日から15日にかけては驚くような最高品質のお茶が登場するかもしれません。また数日後に様子を見に行ってみようと思います。

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