▲生茶の茶餅。
茶餅の製造方法
プーアル茶には生茶と熟茶があり、どちらも茶餅に加工することができます。その違いは、荒茶(毛茶)を作った後、熟茶には「渥堆(ウートイ)」と呼ばれる発酵工程が加えられるのに対し、生茶にはそれがありません。その後、茶餅の製造工程へと進みます。
茶餅を圧着成形する前に、毛茶の等級分け(格付け)を行う必要があります。主に新芽の量、芽と葉の比率、葉の大きさ、茶葉(茶菁)のグレードによって分けられます。続いて高温での殺菌を行い、その後ブレンド(拼配)を行います。製茶師長がこれまでの経験に基づき、異なる原料の比率を調整してブレンドすることで、茶葉の品質を均一に保ちます。
そして茶餅の圧着成形を開始します。まず荒茶を高温の蒸気で柔らかくします。標準的な357gの茶餅の場合、約7秒間蒸してから形に圧着します。成形後は乾燥させます。天日乾燥の場合は表裏をそれぞれ1日ずつ、乾燥室での乾燥はよりスピーディーですが、品質は天日乾燥に劣ります。乾燥させすぎるとお茶の味わいが薄くなり、熟成に悪影響を及ぼします。逆に乾燥が不十分だと、カビが発生しやすくなります。これで茶餅の製造工程は一区切りとなり、あとは長いプーアル茶の熟成・保存期間へと入っていきます。
茶餅の保存方法
茶餅の保存は、一般的に「乾倉(ドライストレージ)」と「湿倉(ウェットストレージ)」に分けられます。乾倉は通常の室内の湿度で保存する方法、湿倉は湿度が80%以上の環境で保存する方法です。品質面では乾倉の方が優れていますが、湿倉の方が熟成のスピードは早くなります。ご家庭で茶餅を保存する場合は、直射日光を避け、風通しを良くし、臭いの強いものと一緒に保管しないよう注意するだけで十分です。
茶餅の崩し方(ほぐし方)
専用の茶刀を使用してください。包丁は使わないようにしましょう。茶刀を茶餅の縁から差し込んで押し込み、上に向けて力を入れることで、茶餅をほぐし、切り離すことができます。