午子仙毫茶

午子仙毫茶は「子午仙茗」とも呼ばれる緑茶で、中国陝西省漢中市西郷県で生産されています。1984年に誕生した比較的新しいお茶ですが、その優れた品質から人気を集め、あっという間に中国の有名な緑茶ブランドとなりました。まろやかな味わいで何煎も楽しめ、蘭の花のような茶葉の形状に鮮やかな緑色とうぶ毛が際立つ、色・香り・味・形のすべてが揃った優れたお茶です。歴史は浅いものの、産地である西郷県はお茶の栽培の歴史が古く、戦国時代にはすでに茶の栽培記録が残っています。陝西省の南西部に位置し、年平均気温は15℃、降雨量は1000〜1500mm、土壌は弱酸性で有機物に富んでいるため、古くから良質なお茶が生産されてきました。午子仙毫茶はこうした恵まれた環境の中で生まれ、急速に普及していきました。2012年には総生産量が9600トンに達し、生産額および生産量ともに陝西省の茶産地でトップとなり、子午仙茗の人気の高さがうかがえます。

製法

清明節の前から穀雨の後10日以内に茶葉を収穫します。一芽二葉で摘み取られ、最高級の午子仙毫は6万2千枚の茶葉から500 gの荒茶が作られます。収穫後は35時間ほど広げて萎凋させ、その後、殺青、揉捻、初乾、成形、焙煎、選別という7つの工程を経るため、非常に手間暇がかかっています。

美味しい淹れ方

透明なガラスポットを使って淹れると、茶葉の形や色を楽しむことができるのでおすすめです。茶葉をポットの底全体に敷き詰め、まずはお湯を3分の1ほど注ぎ、2分経ってから8分目まで注ぎ足します。お湯の温度は80〜90℃が最適です。お茶を飲むときは、その色や形を眺め、香りを楽しみ、味わいを堪能してください。

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