台茶8号アッサム:台湾を代表する紅茶の品種

「台茶8号」は、台湾茶葉改良場魚池分場が育成した紅茶の品種で、インド・アッサム種のジャイプリー(Jaipuri)系単株から選抜・育成され、1973年に発表されました。改良型のアッサム種である台茶8号アッサム紅茶は、インドのアッサム紅茶に比べてキビ砂糖やカラメルのような香りがはっきりと感じられるのが特徴です。台茶18号紅玉が発表される前は、長年にわたり台湾を代表する紅茶の品種であり続けました。

台茶8号アッサム

台茶8号アッサム茶:進化を遂げたアッサムの木

台湾では日本統治時代から紅茶の品種改良が進められており、早くも1941年には「796系統」が選抜されていました。20年以上にわたる淘汰と選抜を経て、1960年代に現在の改良型アッサムが確立され、1973年に台茶8号として発表されました。

従来のインド産アッサムと比べ、台茶8号は木質がより強靭で、環境適応力に優れているという長所があります。味わいの面では、インド産アッサムがしっかりとしたウッディな香りと麦芽糖のような香りを持つのに対し、台茶8号アッサムはキビ砂糖やカラメルのような香りが際立ち、渋みとコクがしっかりと感じられます。1960〜1970年代、台茶8号アッサムは魚池郷における主要な紅茶品種であり、そこで作られた台湾紅茶が大量に輸出され、台湾に多くの外貨をもたらしました。

台茶8号アッサム紅茶
台茶8号アッサム紅茶

衰退と復活

1980年代に入ると、台湾の製茶コストの高騰により紅茶の輸出競争力が次第に失われ、魚池地域の台茶8号の茶園は多くが荒廃し、アッサム茶園の多くがビンロウの木へと植え替えられました。しかし、2000年頃になると日月潭周辺の紅茶産業が復興し始め、台茶8号の生産量も徐々に回復して、現在でも地元の主要な4大品種の一つとなっています。近年では、魚池郷で毎年紅茶のコンテストが開催されており、アッサムはその重要な品種の一つであり、入賞したチャンピオン茶は600 gあたり5万台湾ドルの高値で取引されることもあります。

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