東方美人茶は生茶、それとも熟茶?

お客様からのご質問:長年の疑問なのですが、東方美人茶は生茶ですか、それとも熟茶ですか?凍頂烏龍茶には生茶、半生熟、熟茶の区別がありますが、同じく烏龍茶に属する東方美人茶にもそのような区別はあるのでしょうか?

長興茶行からの回答:荒茶(毛茶)に仕上げた後、さらに火入れ(焙煎)の仕上げ工程を行うことがあります。時間と温度をかけてしっかりと焙煎したものを「重焙煎(重焙)」、中程度を「中焙煎(中焙)」、火入れを行わないか、ごく軽く火入れした茶を「生茶」と呼びます。東方美人茶も同様で、荒茶の製造後に状況に応じて焙煎を行いますが、通常は軽焙煎が採用され、東方美人茶で重焙煎が使われることはめったにありません。そのため、東方美人茶は一般的に生茶であり、半生熟や熟茶という分類はありません。

東方美人茶は生茶ですか、それとも熟茶ですか

▲東方美人茶は通常軽焙煎であるため、生茶の類に属します。

東方美人茶の水色や茶殻は赤みががかっていますが、紅茶ではありません。また、東方美人茶の完熟した果物のような香りが、重焙煎烏龍茶の甘い果実香に少し似ているため、熟茶だと勘違いされる方も多くいらっしゃいます。東方美人茶の水色や茶殻が赤いのは、発酵度が高いためです。また、熟果香はウンカ(小緑葉蟬)の吸汁によって生まれるものであり、焙煎とは関係ありません。

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