お茶のプロはどうやってお茶を選んで買うのか?

PTT(台湾の掲示板)のネットユーザーからのメッセージ:お茶のプロであるあなたたちはどうやってお茶を買っているのですか?どうして自分で梨山や華岡に行って買った高山茶が、そちらの中・低標高のお茶より美味しくないのでしょうか?お茶のプロがどのように茶葉を選んでいるのか教えてください。一般の消費者が産地で美味しいお茶を買うにはどうすればいいですか?

お茶の買い方

廖長興茶業からの回答:お茶初心者によくある間違いが、「高山茶や有名茶区のお茶なら絶対に美味しい」という思い込みです。確かにこういった茶区は「品質の天井」が高いものの、そこにある全てのお茶が良質とは限らないのです。例えば梨山は標高が非常に高いですが、質の低いお茶もたくさんあります。そのため、お茶選びではしっかりと見極める必要があります。茶商である私たちが茶葉を選ぶ際の重要なポイントは以下の通りです。

お茶選びの重要ポイント

茶園の管理:茶葉の品質の良し悪しは約70%が茶樹の段階で決まります。生葉(茶菁)の品質を左右するカギは、病害虫の防除、灌漑、施肥などであり、中でも肥料は特に重要です。私たちは、どの茶園が油かす(豆粕)や輸入複合肥料を使用しているかに注目します。こうした肥料を使った茶葉は風味が良くなります。肥料を甘く見てはいけません。多くの梨山茶園では油かすすら使わず、化学肥料に頼っています。そうしたお茶の品質はおのずと知れています。

茶葉の摘採の成熟度:若芽を摘み取ると味わいは濃厚になりますが、製茶に失敗すると苦渋味が出やすく、収穫量も大幅に減ってしまいます。そのため、多くの製茶工場では茶葉が成長してから摘み取ります。これによって収穫量は10〜15%増えますが、味わいはやや劣ることになります。一般的に、若芽から作られた良質な茶葉は、茶商が真っ先に買い付けていきます。

摘採期の天候:摘採当日の天気と、その前2日間の天気が非常に重要です。晴天は茶葉の水分量を安定させ、製茶師が萎凋(いちょう)や発酵、炒葉の調整を行いやすくし、さらに晴天時の茶葉は香気がより良くなります。

幾重もの厳選:最高の茶葉がすべて茶商の手にわたる理由はここにあります。茶のシーズンになると、茶商は基本的に産地に常駐し、毎日さまざまな製茶工場に通って茶のテイスティングを行います。茶商は業界で最も鋭い嗅覚と味覚を持つ人々の集まりですから、良い茶葉が彼らに先に見出されるのは当然のことなのです。

お茶の買い方

以上の4つのポイントのほかにも、製茶設備、製茶師の技術、工場の提示価格なども茶商の選択に影響を与えます。

一般の消費者が美味しいお茶を選ぶには?

お茶初心者の方には、お茶に詳しい友人に同行してもらい、わざわざ産地まで行かずに街のお茶屋さんで購入することをおすすめします。遠くまで足を運ぶ手間が省けますし、大豊作の時期でなければ、良質な茶葉の多くはすでに茶商が買い占めており、残された茶葉の品質はおして知るべしだからです。

最後にもう一度言いますが、産地や標高はあくまで参考程度にしかなりません。最も標高の高い梨山茶であっても、良質な茶葉の割合はせいぜい3割程度です。初心者は産地や標高だけでお茶を選ぶべきではありません。

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