台湾の不発酵茶にはどんなものがある?製造工程を解説
台湾の不発酵茶にはどんなものがあるのでしょうか?不発酵茶は一般的に緑茶を指し、台湾の各茶産地で作られていますが、主に北部が中心です。新北市三峡区の碧螺春と龍井茶は、台湾を代表する不発酵茶として知られています。 茶葉の発酵と不発酵の違いとは? 不発酵茶に対し、茶葉の加工工程では、茶葉(生葉)が萎凋(いちょう)による水分発散や、攪拌(かくはん)による葉の破損を経て、内部で酸化が始まります。茶葉に含まれるカテキンなどのポリフェノール類が、ポリフェノールオキシダーゼやペルオキシダーゼによって酸化されることで、香気や味わいに変化が生まれます。一方、不発酵茶はこのような萎凋や攪拌といった工程を経ず、茶葉の収穫後すぐに殺菌(高温での蒸しまたは炒り)を行い、酵素の活性を破壊することで酸化作用を抑えます。 不発酵茶の製造工程とは? 台湾の緑茶を例に挙げると、不発酵茶の製造工程は「収穫 → 殺青(加熱処理) → 揉捻(じゅうねん) → 乾燥」となります。不発酵の最大のポイントは、収穫後すぐに殺青を行い、高温によって茶葉の酸化反応を防ぐことです。これにより、茶葉本来の爽やかな口当たりと青々とした香りを保つことができます。台湾で一般的な烏龍茶と比較すると、烏龍茶には殺青の前に萎凋や攪拌といった発酵を促す工程が含まれています。 台湾の不発酵茶にはどんなものがある? 各茶産地で緑茶が生産されていますが、主に台湾北部へ集中しています。中でも新北市三峡区が最も有名で、撚り合わせた形状の「碧螺春茶」と平らな形状の「龍井茶」が主力製品となっています。 三峡碧螺春茶:碧螺春は中国の伝統的な名茶であり、中国江蘇省の太湖洞庭山が原産です。茶葉がカタツムリのように巻いているのが特徴です。色が「碧(緑)」、見た目が「螺(カタツムリ状)」、「春」に摘まれた茶葉が最高品質であることから、碧螺春と名付けられました。三峡碧螺春は、地元の特有品種である「青心柑仔」という茶樹から作られています。 三峡龍井茶:中国の伝統的な名茶で、中国浙江省杭州が原産です。平らにプレスされた外観が特徴で、豆のような香りと甘みが楽しめます。 上記2種類の緑茶のほかにも、台湾の各茶産地では緑茶が作られており、例えばお菓子やドリンクによく使われる緑茶パウダーや抹茶パウダーなども少なくない生産量を誇っています。














