店長の日常

茶農からの贈り物

お茶屋を営んでいると、嬉しい特典がたくさんあります。高級なお茶を水がわりに飲めるだけでなく、茶農家さんから時々ちょっとした贈り物をいただくこともあります。店長はここ数日、またすごく素敵なものをいただきました。あまり市場に出回らない「梨山キウイ」です! /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} キウイのほかにも、店長はこれまで梨山のリンゴ、桃、キャベツ、コールラビなどの農産物をいただいたことがあります。こういう贈り物をいただくたびに、大切にしたいと思ってもらえる常連客になれたんだなと実感して、すごく嬉しくなります。茶農家さんは美味しいお茶をいつでもまず常連客に回してくれますから、贈り物をもらうとまるでレベルアップの勲章をもらったような気分になります。 梨山のキウイはニュージーランド産よりも甘く、味わいも濃厚です!生産量が少ないため、都会の市場ではなかなか見かけません。店長も高山のマーケットでしか見たことがありません。もし9月や10月に南投の観光エリアを訪れる機会があれば、ファーマーズマーケットでぜひ探してみてください。台湾の高地は本当にすごいと改めて思います。どんな農作物も、高冷地で育てると驚くほど美味しく育つんです!

阿堂鹹粥と廖老大のチェーン茶坊

ネットでアクセスを稼ぐには、キーワードがとても重要です。最近台湾で最も話題になっている2つの店といえば、阿堂鹹粥(アータンシェンジョウ)と廖老大(レオ・ラオダ)のチェーン茶坊にほかならず、店長も便乗してトレンドに乗ってみることにしました。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 最近、阿堂鹹粥が値上げし、1杯のお粥がNT$260で売られていることで多くの批判を浴びていますが、皆さんはどうお考えですか? 店長は、品質が良くて価格が透明であれば、消費者が受け入れる限りそれは適正価格だと思います。自由市場とはそういうものではないでしょうか? 大禹嶺茶や華岡茶のように、600 gあたりNT$10,000以上で売られていても依然として供給が追いつかないのと同じで、その1万元超えの価格こそが適正価格なのです! 店長としては、阿堂の店主は胸を張って「うちのお粥は最高だ、NT$260の価値は絶対にある!」と言うべきだと思います。ニュースによると、値上げ後も客足は衰えず、食べるのに30分待ちもあるとのこと。それはつまり、本当にお粥にNT$260の価値があるということであり、店長も今度ぜひ試してみたいと思っています。 阿堂鹹粥に比べると、廖老大のチェーン茶坊は明らかに厳しい状況のようです。ネット上では大げさなマイナス評価や面白おかしいミーム(コラ画像)がたくさん出回っています。気になって数日前に店長も1杯買いに行ってみたのですが、印象としては「可もなく不可もなく」といったところでした。茶葉の品質はもちろんうちの茶葉には及びませんが(うちの茶葉は世界一素晴らしいですから!)、他のスタンド式のドリンクと比べても悪くありません。おまけに店舗は清潔で店員さんの態度も丁寧ですし、ネットのミームは少し大げさすぎますね。 そうそう、廖老道のロゴは変えた方がいいと思いますよ、本当に見た目が良くないので。 注:写真は鹿谷大崙山茶園(イチョウの森)です。

タオバオ(淘寶)の台湾風烏龍茶

「台湾風烏龍茶」と言うと、ベトナムやインドネシアの茶葉を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は中国本土にも台湾人が茶の栽培に渡り、苗木や技術を福建省や四川省に持ち込んで作られた「台湾風烏龍茶」が存在します。法律の規制により台湾への逆輸入が認められていないため、「中国産の台湾風烏龍茶」はそのほとんどが現地で販売されています。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} タオバオで見かける多くの台湾風茶や台湾風高山茶も、まさにこの「台湾風烏龍茶」であり、中には本場の台湾茶と称して売られているものもありますが、その販売価格を見る限り、店長としてはやはり台湾風烏龍茶ではないかと疑ってしまいます。もっとも、店長はこのタオバオの台湾風烏龍茶にはむしろ感謝しているくらいです。中国本土の茶愛好家の多くが、台湾風烏龍茶をきっかけに本物の台湾茶を試したくなり、店長にたどり着いてくれるおかげで、間接的に売上に大きく貢献してくれているからです。 しかし、タオバオの台湾風茶は価格が安いため、台湾茶の相場を知らないお客さまがタオバオの価格を基準に値引きを迫ってくることがあります。この記事を書こうと思ったきっかけも、先週、ある茶商から卸売の相談を受けた際、タオバオの「本場の台湾茶」の価格を参考に、店長が大切にしている梨山茶に対して600 gあたりNT$600という到底あり得ない安値(バタバタ価格)を提示されたことで、今でもショックを引きずっているからです。 店長も台湾風高山茶を飲んだことがありますが、台湾茶の面影はあるものの、どこか似て非なるものです。気候の違いや、市場の好みに合わせて調整されていることが理由ではないかと推測しています。味自体は悪くないのですが、まるで臭豆腐にコーンスープを合わせているかのような、なんとも言えない違和感を覚えてしまいます。

タオバオ(Taobao)で買ったお茶を台湾へ発送する

店長が以前、中国大陸の「台湾風烏龍茶」を飲んだ話をしたのを覚えていますか?これまでもお客さまから、中国産の緑茶や烏龍茶を取り扱っているかというお問い合わせをよくいただきますが、法律によりプーアル茶を除き、中国茶の台湾への輸入は禁止されているとお答えしています。この台湾風烏龍茶は、店長が数年前に旅行先で飲んだもので、「本来なら」台湾で中国大陸の台湾風烏龍茶を販売している人はいないはずです。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 勘のいいお茶好きの方なら、「本来なら」という言葉を聞いて、中国烏龍茶を輸入するルートがどこかにあるはずだとお気づきでしょう。その通り、数年前には実際に、中国産の台湾風烏龍茶をタイ経由で偽装輸入し、タイやベトナム産のお茶として通関させた上で、高級台湾茶と偽って販売して摘発されたお茶屋さんがありました。店長がこれをよく覚えているのは、摘発されたのが歴史ある有名な老舗のお茶屋さんだったからです。Googleで検索していただければ、当時のニュースが今でも見つかりますよ。 つまり、老舗だからといって必ずしも信用できるわけではなく、高価だからといって必ずしも台湾茶とは限らないということです。お茶というのは、やはり実際に飲んでみなければ分かりません。 タオバオで台湾風烏龍茶を買って飲んでみたいとおっしゃるお客さまもいますが、税関で厳しくチェックされており、見つかると罰金が科される可能性があると聞いていますので、やめておくのが無難でしょう。旅行の際、手荷物で少量持ち帰る分には問題ないと聞きますので、また旅行に行く機会があったら試してみてくださいね!

いかだボートとドローンで運ばれる梨山新佳陽の冬茶

一昨日、店長から「梨山新佳陽の冬茶がピンチだ」と連絡がありました。霊甫橋の急ピッチでの復旧工事間に合うと思っていたのですが、ここ数日落石が相次ぎ、工事事務所は斜面の安定化作業のため2週間通行止めにすることを決定しました。これで新佳陽の冬茶は本当に大変なことになりました。 道路が通じないため、茶農家は茶葉(茶菁)を製茶工場へ運ぶための別の方法を考えざるを得なくなりました。現在、ルートは2つあります。1つ目は水路を使う方法で、新佳陽の下には徳基水庫があります(写真をご覧ください。下の湖水が徳基水庫です)。いかだボートに乗って霊甫橋の区間を迂回します。もう1つは、勝利路から翠巒産業道路を通るルートです。 どちらのルートにも一長一短があります。水路は製茶工場が松茂や梨山の街中にある業者に向いており、メリットはスピードがそこそこで(約50分で到着)、デメリットは多くの一手間や輸送コストがかかることです。翠巒産業道路ルートは製茶工場が華岡にある業者に向いており、陸路なので積み替えの必要がないのがメリットですが、道のりが1時間半と非常に遠く、茶園での作業時間も合わせると到着までに2時間かかる可能性があり、茶葉が熱を持って傷むリスクがあります。 船で茶葉を運ぶなんて実に画期的ですが、これは梨山のお茶栽培の歴史始まって以来のことです。いかだボートの数に限りがあるため、新佳陽のすべての茶葉の輸送需要を満たせるかどうかは店長にも分かりません。翠巒産業道路を通るルートについては店長も少し心配しています。店長が走ったことがあるのは華岡第5区から翠巒北線18Kまでの区間だけで、道路状況は最悪でした。18Kから先はさらに状況が悪いと聞いています。通常は約1時間の道のりですが、対向車とすれ違うことになると、かなりのロスが生じるかもしれません。 また、ある業者はドローンを使って運ぶ計画を立てているという話も聞きました。一度に30 kg運べてスピードも非常に速いとのこと、これはすごいですね。店長は数日中に梨山へ行き、ドローンによる茶葉輸送の様子を見に行こうと考えています。 追記:いかだボートの手配がつかない茶葉もあると聞きました。これらのお茶は本当に万事休すかもしれません。 当店のお茶:新佳陽茶

梨山冬茶の収穫と天候について

最近、北部では1週間雨が続いており、多くのお茶好きのお客様から、冬茶に影響がないかと店長にメッセージをいただいています。皆さん、どうぞご安心ください。梨山、台中市和平区、南投県仁愛郷はここ数日ずっと良い天気に恵まれており、茶葉の収穫や製茶にぴったりのコンディションです。 注意点として、10月7日の午後から夜にかけて、梨山、福寿山農場周辺、華岡、翠巒、清境、奇萊、翠峰などでまとまった雨が降りました。8日も午後に局地的な小雨がありました。店長からの買い付けアドバイスとしては、8日は避けたほうがよいでしょう。7日に雨が降ったため、8日の時点では土壌の水分が多く、日中は晴れていても茶葉(茶菁)の品質がやや落ちてしまうからです。9日であれば検討の余地があります。10日から今日(13日)にかけては全く問題なく、すべて快晴の素晴らしい天気です。 翠巒、馬烈覇(マレパ)、新佳陽はいずれも本格的な収穫期に入っています。そういえば、今日も店長が梨山茶を4種類テイスティングしましたが、冬茶の仕上がりが日増しに良くなっていると感じていますよ!お茶好きの皆さま、どうぞ楽しみにお待ちください!

10月16日 雨天のため冬茶の茶摘みを一時停止

台風ネサールの影響により、10月16日は中部の各茶産地で雨となりました。やや北部に位置する梨山、新佳陽、翠巒(すいらん)では一日中雨が降り続きました。少し南に下った翠峰、清境梅峰、松崗、東眼山、奇莱山では雨脚が弱く、夕方には止みました。気象予報によると、17日以降は晴れに変わる見込みです。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 和平区と仁愛郷の冬茶にとって、現在のところ雨だったのは7日と16日の2日間です。7日は雨量が少なく影響も小さかったのですが、16日の雨はまとまったものとなり、茶畑の土がすっかり濡れてしまいました。これまでの経験上、大雨の翌日や翌々日は、たとえ晴れても品質が不安定になります(茶樹が水分を吸収しすぎるためです)。そのため、店長としても17日の茶葉にはあまり期待していません。 実は15日の午後から雨が降り始めていたのですが、それでも雨の中を茶摘みに出かける農家もありました。茶摘み作業員のスケジュールはあらかじめ組まれているため、延期すると非常に面倒になるため、小雨であればそのまま摘み続けるのです。もっとも、農家が雨の日の茶葉を売りさばけなくなる心配はいりません。適当に買い付けるお茶の業者や、通りすがりの観光客に売れば済む話ですから。どうせ彼らは雨のことなど知りませんし、お茶の良し悪しもわからないでしょうからね。 10月17日の追記:少し北側の梨山、新佳陽、大禹嶺、翠巒では晴れ間に小雨がぱらつき、南側の翠峰、清境、奇莱山、東眼山は快晴となりました。気象予報によるとこの先数日間は好天が続く見込みで、18日以降は良質なお茶ができるチャンスです!

蜜がすごすぎる梨山(リッザン)蜜リンゴ

最初にお断りしておきますが、店主は梨山蜜リンゴの販売も、代行購入も行っておりません。梨山の茶農家さんは茶畑の傍らでリンゴを育てていることも多く、店主は茶葉の仕入れで頻繁に通うため、農家さんからリンゴをいただくことがあります。ここ数日も何箱かいただいたのですが、今年の蜜リンゴは本当に驚くほど美味しいです! /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 梨山蜜リンゴの産地は、松茂、環山、福壽山農場の周辺、翠巒、そして大禹嶺に集中しています。店主は普段からよくこれらの茶区に通っているため、蜜リンゴにまつわるちょっとした裏話もたくさん耳にしています。 裏話① どの季節、どの産地の蜜リンゴが一番美味しいのか 収穫期は10月から11月にかけてで、「蜜リンゴは、葉が残った状態で木につけておく期間が長いほど熟度が上がり、蜜の入り具合が増して、よりシャキシャキと甘くなる。そのため、収穫を遅らせるほど品質が良くなる」とのこと。分かりやすく言えば、葉がついている状態でなるべく遅く収穫したものが一番美味しいということです。さらに、寒暖差が大きいほど蜜が入りやすくなるため、標高が最も高い福壽山農場や大禹嶺が、蜜リンゴの最高の産地となっています。 裏話②:偽物が多い梨山(リーシャン)ハニーアップル 梨山茶と同様に、ハニーアップルも偽物がとても多く、梨山の道端の露店ですら本物とは限りません。例えば、梨山賓館(リーシャンホテル)の前で売られている果物も、多くは梨山産ではありません。 裏話③:梨山ハニーアップルは高価 市場価格は小さい箱で1箱NT$1,500〜NT$2,000程度で、等級によって異なります。店長がアップロードしたこの箱は通常NT$2,000で販売されているものです。あまりにも安すぎる価格を提示されたら、十中八九偽物です。 店長が今年受け取ったハニーアップルは、大禹嶺(ダユウリン)、翠巒(ツエルワン)、福壽山農場(フォーショウシャン農場)周辺のものです。今年のハニーアップルは蜜の入り方が半端ありません!写真を見ていただいて、色が濃い部分は蜜腺ですので、落として内出血しているわけではありませんよ!これは店長が適当に一つ切ってみたもので、この後食べた半分以上が蜜だらけのものもあり、めちゃくちゃ甘いです!

お茶の肥料代は絶対にケチってはいけない

ここ数年、肥料の価格が高騰しています。よく使われる20 kgの豆かす肥料は、500数元から700元近くまで値上がりし、およそ150元の値上げとなりました。1甲(約0.97ヘクタール)の畑に200袋の肥料を撒くとしたら、1年間の肥料代だけで6万元も多くかかります。多くの茶農家から悲鳴が上がっています。 高冷地の茶園では通常、春茶と冬茶に合わせて年に2回元肥を施し、その合間にも状況を見ながら追肥を行います。ここ数年、肥料が大きく値上がりしたため、店長も一部の茶園で「何となく撒く量が減っているな」と感じることがあります。秋茶の利益が出ないからと、秋茶のシーズンには施肥をしない茶農家さえいます。 その結果、施肥をしなかったこれらの茶園では品質が大きく低下しました。秋茶だけでなく、冬茶の品質も例年に及ばないと店長は感じています。茶の木を秋の間ずっとお腹を空かせた状態にしておいて、冬茶がよく育つわけがありませんよね! 切り詰めることばかり考える茶農家とは対照的に、管理を重視する茶農家は「やれるだけの肥料をふんだんにやる」というスタンスです。もちろん肥料が高いという愚痴はこぼしますが、「茶の木にしっかり栄養を与えれば、その分だけお茶が応えてくれる」という道理を分かっているため、品質は上がり続け、茶工場のお手盛りも右肩上がりです。店長は、他のものは削れても、お茶の肥料代だけは絶対に削ってはいけないと心から思っています。ケチった瞬間にすべてが台無しになります。 店長が聞いた中で最も多くの肥料を撒いている茶園は梨山にあり、1甲あたり200袋も使用しています。200袋の肥料の威力は品質にしっかりと現れており、ペクチンが濃厚でとろりとした質感が抜群です。そのため、ここのお茶を買うには争奪戦になり、事前予約が必須なほど。驚くほど商売が繁盛しています。 お茶好きの方なら、「それならいっそ500袋まで増やしたらどうか?」と思われるかもしれません。しかし、肥料はただやたらに増やせばいいというものではなく、茶の木が吸収できるか、土壌が健康か、栄養バランスが取れているかなどを考慮する必要があります。例えば、苗木や根の張りが不十分な茶の木に肥料をやりすぎると、吸収しきれないだけでなく肥料焼けを起こしてしまいます。さらに、茶園の風通しが悪い状態で肥料をやりすぎると、茶の木が病気になってしまいます。ここでもやはり茶園全体の管理が重要になってくるのです。優れた管理者というのは、茶の木をますます元気に育て、より多くの養分を取り込めるようにすることで、お茶をますます美味しくしてくれる人のことなんですよ!

茶畑の防霜ファン

今回は「茶畑の防霜ファン」についてちょっとお話ししましょう。店長が初めてこれを見たのは10年以上前の福壽山農場でした。当時は、福壽山農場も親切だな、茶の木を涼しくするためにわざわざ扇風機までつけてあげているんだなと思ったのですが、実はまったく逆で、ファンは低温から茶畑を守るためのものだったのです。 /*! elementor – v3.15.0 – 09-08-2023 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 高山茶の産地では春や冬によく霜が降りるため、新芽が霜で凍ってしまうと全滅してしまいます。そこで防霜ファンの出番です。地上6〜10メートルのところにある暖かい空気を地面へと送り込み、「放射冷却現象を和らげ」、「茶の木の周囲の温度を上げる」ことで、霜害の発生リスクを抑えてくれるのです。 茶畑に防霜ファンが設置されているのを見かけたら、いくつかのことがわかります。1つ目は、その茶畑が間違いなく高標高にあること。2つ目は、生産農家がコストを惜しまずしっかり茶畑を管理していること。そして3つ目は、防霜ファン自体が高価なため、お茶の価格もそれなりに高くなるということです。先ほどお話しした福壽山農場は言うまでもなく、600 gあたり約1万元(NT$10,000)近くします。その他にも、防霜ファンを見かけたことのある翠峰、奇莱山、新佳陽、竜鳳峡はいずれも価格帯が高めの茶畑であり、どこも商売繁盛の人気の茶園ばかりです。お茶を扱う商人の視点から見ても、防霜ファンの設置は「優れた茶畑管理を見極める」上で、非常に大きなプラスポイントと言えます。 茶畑の霜害といえば、この10年で最も深刻だったのは2020年4月12日です。翠巒、東眼山、大同山、奇莱山、翠峰の各茶産地が霜害に見舞われ、その中でも翠峰の被害は「超甚大」でした。風当たりの強い茶畑では茶葉の収量が半分になってしまい、ある大手製茶工場はそれだけで3,000万元の売上を失い、当日の翠峰エリアは悲鳴の渦となりました。あの時の霜害が農家の人たちの心に大きなトラウマを残したのか、それ以降、翠峰では防霜ファンの設置がどんどん増え、今や台湾随一の防霜ファン密集地となっています。 最後に、防霜ファンを1基設置するのにいくらかかると思いますか?2021年当時で1基30万台湾元でしたが、ここ2年で値上がりしたかどうかは分かりません。そう考えると、お茶の価格が少し高くても納得がいきますよね。

有名産地不代表就一定能產出好茶

お茶愛好家の皆様、2022年の高山冬茶がすべて入荷いたしました。店長が本日確認したところ、瑞峰、太和、樟樹湖の各茶区では納得のいく茶葉が見つからなかったため、今回のラインナップからは「見送り」となりました。まとめてお買い求めになりたい方は、ぜひご注文ください。 今年の冬茶買い付けの感想 2022年の冬茶を漢字一文字で表すなら「不足」の「缺」。梨山、杉林渓、阿里山から平地の茶区に至るまで、どこも同じ状況です。最も深刻なケースでは、5ヘクタール(約5甲)の茶畑を持つ大農家が、なんと2日足らずで収穫を終えてしまい、収穫量が4割にも満たなかったそうです。生産量が半分に落ち込んだところも多く、基本的には人件費などの初期コストすら回収できない状態です。 茶商にとって今年の冬茶は量が少ないだけでなく、さらに辛いことに品質も「例年を下回っている」という点です。例年人気のあるいくつかの銘柄を今年仕入れなかったのは、テイスティングした結果基準に達していないと判断し、信頼を守るために泣く泣く見送ったからです。 特定の茶区をずっとお待ちいただいていたお客様には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。適当に適当な安いお茶を仕入れて販売することもできますが、それでは飲んだときにきっとご満足いただけないでしょう。ここで強調しておきたいのは、有名産地だからといって必ずしも美味しいお茶ができるわけではないということです。今年はまさに、多くの有名産地が期待外れのお茶となりました。そして、そうした有名産地は品質が悪いからといって価格を下げることはなく、先ほどお話しした「茶葉不足」の影響で、産地価格はむしろかなり高騰しています。 今回は一部の銘柄が欠品となった理由をご報告するとともに、「有名産地のお茶ならすべて美味しい」という思い込みから少し離れていただければと思います。 最後になりますが少し宣伝をさせてください。今年店長が仕入れたお茶の中には、大禹嶺や華岡のものと比べても引けを取らないクオリティでありながら、価格はその半分以下というものがたくさんあります。ぜひ150 gほどお試しで購入していただき、お手元の大禹嶺や華岡と飲み比べてみてください。これまでとは違う新しいお茶の世界に出会えるかもしれませんよ。

2022年高山冬片茶の状況について

お茶好きの皆様にご報告です。店長が11月中旬から12月初旬にかけて、20種類近くの高山冬片を試飲したものの、「納得できるいいお茶に出会えなかった」ため、2022年の高山冬片茶の販売は見送らせていただくことになりました。これで2年連続の高山冬片茶の取り扱いなしとなります。笑 /*! elementor – v3.10.0 – 09-01-2023 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} ========== 今年の高山冬片茶の生育状況 冬茶の収穫時期から、店長は今年の冬片はあまり期待できないと感じていました。というのも、今年の冬茶は収穫量が少なく成長も遅かったからです。案の定、冬片は「惨憺たる状況」でした。高山冬片の多くは、冬茶の際に摘み残した新芽ですが、今年は冬茶自体が少なかったため、残せる新芽もほとんどありませんでした。そのうえ、冬茶の時期が例年より半月ほど遅れ、冬片の収穫も遅れたため、寒さで茶葉がすぐに硬くなり、味わいも薄くなってしまいました。 20種類ほど試してみたものの、ほとんどが「味が薄くて物足りない」、あるいは品質が普通レベルのものばかり。その上、葉が硬くてもろくなっているため、揉むと細かく砕けてしまい、お湯を注ぐとすぐに散らばってしまいます。こんな品質のものをお届けしたら皆様に返品されてしまうと思い、店長は今年、高山冬片の買い付けを行わないことに決めました! ========== 今年の高山冬片は、茶葉の量が少なく製造コストに見合わないため、収穫を見送る茶農家も多くいました。生産量が少ない分、選択肢も限られ、いいお茶を選ぶことができません。梨山、翠峰、清境、奇莱山は良い茶葉がないことが確実であり、残りの竜鳳峡や不動嶼番仔田についても期待薄です。今年の高山冬片は本当に見送りとなりそうです。 補足ですが、ここ数日竹山や名間郷の冬片を試飲しています。何か良いニュースがあれば、また皆様にご報告しますね!

茶園の管理は本当に大切です

茶園の管理は本当に大切です。適切な管理は収量を増やすだけでなく、品質も年々向上させます。もし管理を怠れば、茶園が「急速に衰退」することは珍しくありません。店長もここ数年、梨山、阿里山、清境、竜鳳峡で茶園管理に失敗した事例をいくつも見てきました。 最近の事例では、梨山でのことです。もともと品質も収量もずっと優秀だったのですが、数年前に土地の賃貸契約が満了となり、地主が回収して自ら茶の木の管理を引き継ぎました。しかし、管理が行き届かなかったため、茶園は2〜3年で「急速に衰退」し、年間収量は1,200 kgから60 kg足らずに激減、茶の木も大量に枯れてしまいました。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 店長の推測ですが、地主は賃料を値上げしたかったものの折り合いがつかなかったか、「梨山茶は高値で売れるから自分で回収して儲けよう」と考えたのでしょう。ところが、ずさんな管理のせいで2年以内に茶の木の大部分が枯れてしまいました。今から新しく茶の木を植え直して収量を回復させようとしても、6〜7年はかかります。数百万円の地代の収入を失っただけでなく茶葉の売上も得られず、さらには後始末に多額の費用までかかっているわけで、まさに割に合わない結果となりました。 茶の木は水と肥料をやっておけばいい、などと思わないでください。肥料の配合を間違えたり、灌漑が不適切だったり、風通しが悪かったり、寒害を受けたりすれば、すぐに傷んでしまいます。茶園によって地形や向き、水文条件は異なるため、教科書通りの管理をそのまま当てはめることはできません。だからこそ、茶園の管理はプロに任せるべきであり、その土地の気候風土を熟知した「現地の管理者」に見てもらう必要があるのです。 写真はまさにその梨山の事例です。角が立たないよう一部隠していますが、左側が地主に回収された茶園です。左右の生育具合の差がどれほど激しいか(もともとは両方とも同じ状態でした)、お分かりいただけるでしょう。この事例からも、茶園の管理がいかに重要であるかがよく分かります。

高額な梨山(リシャン)の農地賃料2

昨年、店長は梨山茶の農家さんと雑談していた際、彼が借りている0.6甲(約58アール)の農地の年間賃料が45万台湾ドル(NT$)だと聞いてその額に度肝を抜かれましたが、今年はさらにそれを上回る衝撃を受けました。なんと、今回は1甲(約97アール)の畑の賃料が130万台湾ドル(NT$)というのです。 昨年の茶畑は人里離れた急傾斜地にあったため、賃料45万はまだ「安い方」でした。しかし今回の農地は華岡の道路沿いにあり、地面も平坦なため、価格が高くなっています。多くの方が店長と同じような疑問を持たれるかもしれません。『そんなに高い賃料を払って、元が取れるのか?』と。答えは「取れる」です。1年にキャベツを2回作れば賃料を回収できてさらに利益が出ますし、腕の良い農家ならキャベツを3回作ったうえにニンニクも1回作るので、利益はお茶の栽培を大きく上回ります。野菜の価格が高騰すれば、賃料の3倍が簡単に手に入ります。 以前、お茶仲間から「なぜ華岡の畑を茶畑に作り替えないのか」と聞かれたことがあります。理由は、野菜の方が儲かるからです。それに加え、キャベツはpH6〜6.5の土壌を好むため、農家は牡蠣殻の粉末や鶏糞を撒いてこの酸度を調整します。しかし、一度牡蠣殻の粉末を撒くと、土壌のpHを下げることがなかなかできません。あいにく茶の木は弱酸性の土壌を好むため、キャベツ畑を茶畑に転換しても育ちが悪いのです。畑を再び弱酸性の土壌に戻すには、土をすべて入れ替えるしかなく、これが非常に面倒です。そのため、そのまま野菜を作り続ける方が圧倒的に楽なので、華岡でお茶に転換しようとする人はほとんどいません。 また、お茶仲間から「なぜ華岡のお茶はそんなに高いのか」と聞かれますが、土地の賃料が最大の要因です。これだけのコストがかかっているのですから、お茶の価格が安くなるわけがありません。 ふと思ったのですが、キャベツ畑のそばのお茶は品質が良くないものが少なくありません。先ほどお話ししたカキ殻粉や鶏糞堆肥のほかに、野菜の農薬の問題もあるため、店長は買い付ける際にできるだけ避けるようにしています。ここまでお話しして、茶農家を一番怒らせる方法がおわかりでしょうか?彼の茶園のすぐ上でキャベツを育て、鶏糞堆肥やカキ殻粉を撒けば、雨水と一緒にそれが茶園流れ込んで、もう怒り心頭になること間違いなしです。(΄◞ิ౪◟ิ‵)

高山茶の産地に霜が降りました

ここ数日、寒波が到来し、高山茶の産地では霜が降り始めました。高山で霜が降りるのは珍しいことではありませんが、茶農家は寒波が来ると気が気でありません。なぜなら、茶樹はどうしても凍傷を受けてしまうからです。特に1〜2年目の若い茶樹は、霜害で枯れてしまいやすいのです。そのため、寒波が来るたびに茶農家は懸命に対策を行っています。 /*! elementor – v3.9.2 – 21-12-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 茶農家とは対照的に、私たち茶商にとっては、寒波の到来は大歓迎です。寒くなるとお茶が飲みたくなるものなので、ここで売上を一気に伸ばすことができるからです。おかげさまでここ数日、店長もありがたいことにちょっとした注文ラッシュで、出荷量が普段より半分も増えました。皆さまの温かいご支援に心より感謝申し上げます! ここ数日、翠峰や梨山でも茶園に霜が降りたという連絡が入っていますが、幸いにも被害は大きくないようです。天気予報によると、12月21日以降にもさらなる寒波が到来し、気温がさらに下がるかもしれないとのことです。茶農家の皆さん、本当にお疲れ様です。お茶ファンの皆さんも、どうぞ暖かくしてお過ごしくださいね。皆さまの変わらぬご愛顧に、改めて感謝申し上げます!

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