千島玉葉

千島玉葉は浙江省淳安県の千島湖畔で生産され、かつては千島湖龍井と呼ばれていましたが、その後製法と名称が改良されました。緑茶に分類されます。1982年に誕生した比較的新しいお茶であり、歴史ある名茶ではありませんが、白毫が際立ち、平らですっきとした品質、そして爽やかな香りで大変人気を集めています。

千島湖は人工湖で、川底が狭く曲がりくねっており、温暖多湿な気候風土が茶の栽培に非常に適しています。ここの春茶は細やかで若々しく、しっかりとしていて白毫をまとっているのが特徴で、緑茶の製造に非常に適しています。西湖龍井茶をベースに改良されていますが、龍井茶とはまた異なる魅力を持っています。中でも、必ず「一心一葉(新芽と1枚の若い葉)」であり、芽が葉よりも長いことが厳しく求められます。

千島玉葉は茶樹の品質に対する要求が非常に高く、植え間隔、剪定、摘採に至るまで厳格な規定があるため、比類ない品質が生み出されています。

千島玉葉

製法

収穫後は6時間ほど広げて萎凋させ、葉の水分率が70%まで下がってから製造に入ります。主な工程は殺青(加熱処理)と煇鍋(乾燥・成形)で、どちらも平鍋を使用します。

殺青の際は炒るだけでなく、同時に揉捻(茶葉を揉む)と整形を行います。伝統的な手法には「抖(揺する)」「帶(引く)」「捺(押さえる)」「抓(掴む)」「搭(乗せる)」の5つがあり、茶葉をある程度平らに整えてから煇鍋の工程に移ります。

煇鍋では、手から茶葉を離さず、鍋から手を離さないことが求められます。こうして初めて、光沢があり、扁平で、平滑で、まっすぐな極上の千島玉葉茶が完成します。

千島玉葉茶の淹れ方

透明な茶器を使うのがおすすめですが、陶器の急須を使用しても構いません(ただし茶葉の美しい姿を鑑賞する楽しさは少し減ります)。85℃の湧き水で抽出し、1煎目は3分で飲めます。その後は1煎ごとに1分ずつ時間を延ばし、約4煎ほどお楽しみいただけます。

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