台茶18号の由来:日本統治時代から育まれてきた台湾茶台茶18号(紅玉) / By 廖長興茶業 / 2026 年 9 月 29 日 台茶18号は台湾で最も人気の高い紅茶品種です。そのお茶の湯はまろやかでコクがあり、ほのかなシナモンとミントの香りが漂う、お茶好きにたまらない逸品です。あまり知られていませんが、台茶18号は正真正銘の台湾で開発された品種なんです!今回は台茶18号の由来をご紹介します。 台茶18号の由来:日本統治時代から育まれてきた台湾茶 日本統治時代、日本の研究員たちが1925年にアッサム種の茶樹を導入し、茶樹の育成と研究を開始しました。同時期には野生の台湾山茶も発見されています。1946年からはアッサム茶を母本、台湾山茶を父本として交配が開始されました。長年の試験と選抜を経て、ついに1999年に発表され、正式に台茶18号と名付けられました。 台茶18号はいかにして魚池の紅茶産業を救ったのか? 1970年から1999年にかけて、台湾の魚池地域の茶業は大きな試練に直面していました。当時栽培されていた台茶8号のアッサム紅茶が市場の変化に伴って次第に衰退し、多くの茶園が他の換金作物へと転換していったのです。1999年に台茶18号が発表されると、地元の産業状況は急速に好転し、お茶は再びビンロウに代わって地域の基幹産業となりました。 台茶18号の誕生は、台湾茶業改良場のたゆまぬ努力の成果であるだけでなく、日本統治時代の茶業研究という基盤があったからこそ成し得たものです。とりわけ所長であった新井耕吉郎の貢献は計り知れません。こうして、この唯一無二の個性を持つ紅茶品種が誕生しました。台茶18号は台湾紅茶の代表であるだけでなく、魚池郷の茶業を成功裏に立て直したのです。