製法
穀雨から立夏にかけての茶葉が最も良く、一芯二葉、三葉を中心に摘み取ります。摘採後は選別と広げ置き(攤放)を行います。製造工程には、摘採、殺青、揉捻、成形(做胚)、平らにする工程(烤扁)などがあります。中でも成形工程が最も特殊で、円筒型の鍋を使用し、温度130度で茶葉を投入した素早く揺さぶり、水分を飛ばします。鍋肌に少量の茶油を塗り、茶葉の形を整えながら平らにしていきます。成形が終わったら鍋から上げて広げ、さらに平らにする工程へと進みます。この工程は茶葉を平らに押しつぶすためのもので、手のひらで軽く叩くことで茶葉を平らな状態に仕上げます。
良質な老竹大方茶は、外観が平らで揃っており、すっきりと美しい緑色をしています。淹れると透明感のある茶色(水色)になり、高貴で長持ちする香りと、栗のような香ばしさが楽しめます。
大方茶はさらに加工して仕上げることもでき、「花大方」、「珠蘭大方」、「茉莉大方」などは、いずれも著名な大方茶の加工品です。