今年の東眼山春茶は干ばつの影響を受けて状態が良くありませんでしたが、今回の冬茶は底値からの反発を見せています。一部の茶園はまだ干ばつから回復しきっていませんが、全体としては「東眼山の例年の9割の水準に達している」と言えます。あえて粗を探すなら、収穫量がそこそこで、いくつかの茶園で病害虫の被害が少し深刻なことくらいでしょうか。
9月末から10月初めにかけての梨山冬茶シーズンは気温が十分に下がらず、冬茶の特徴である「冷虹味(冷涼ですっきりとした香り)」の現れ方がいまひとつでした。東眼山の本格的な茶摘みは10月末。天候条件に恵まれれば、梨山に劣らない品質の「冷虹味冬茶」が生まれるかもしれません。
今季の東眼山の生育状況は75点という高得点をつけられますが、最終的なお茶の品質はやはり収穫・製茶時の天気に左右されます。10月末から11月初めにかけてもう何度か足を運ぶ予定です。茶季の寒暖差がしっかりとあり、天候に恵まれて、梨山に負けないモンスター級の素晴らしいお茶ができることを楽しみにしています。