台湾の白茶産地:台湾でも白茶が作られているってご存知ですか?

近年、台湾でも白茶の人気がじわじわと高まっていますが、烏龍茶や紅茶と比べると生産量はまだまだ少数派です。新北市坪林区、南投の竹山・名間・中埔、そして南投の魚池などでコンスタントに量産されており、杉林渓、梨山、翠峰、阿里山などの高冷茶エリアでも少量ながら生産されています。全体として、台湾の白茶産地は中低標高の茶園エリアに集中しています。

台湾白茶の産地

台湾の白茶産地

  • 新北坪林茶区:主な茶樹品種は青心烏龍で、白牡丹や貢眉の等級で製茶されます。坪林はもともと東方美人の一大産地であるため、ウンカに吸い出された茶葉を摘み取って作る「著涎白茶(ウンカ甘噛み白茶)」も作られています。また、白毛猴や慢種という2種類の茶樹を使った白茶もあります。
  • 竹山・名間・中埔:よく見られる品種は青心烏龍、金萱、四季春で、白牡丹や貢眉の等級に仕上げられます。近年では、台茶25号(紫韻)で作られた「紫芽白茶」もあり、淹れたお茶の水色が紫色で、レモン果汁を加えるとピンク色に変わるという非常にユニークな特徴を持っています。
  • 南投魚池:主な品種には台茶8号(アッサム)、台茶18号(紅玉)、台茶21号(紅韻)、台湾山茶があり、その多くが大葉種で、白牡丹や貢眉として作られています。この地域は紅茶の産地ですが、春や冬の茶葉は紅茶にすると品質がやや落ちるため、白茶に加工する生産者が少なくありません。アッサム白茶、紅玉白茶、紅韻白茶、山茶白茶のいずれも生産されており、時には紫韻白茶を見かけることもあります。
台湾白茶の産地
  • 中標高茶区:中標高の杉林渓や阿里山では近年、白茶の生産が増加傾向にあり、茶樹の品種は青心烏龍や金萱が主流で、ほかに少量の紅玉、沁玉、四季春が見られます。等級としては白牡丹や貢眉に仕上げられます。
  • 高標高茶区:近年では標高1600m以上の高標高茶区でも白茶が生産されており、品種はほぼすべて青心烏龍です。収穫期は二水茶(秋茶)や夏茶が多く、白牡丹や貢眉に製茶されます。非常に品質の優れた3年ものの翠峰白茶を味わったことがありますが、上品で控えめな香りが魅力的でした。

徐々に増加する台湾白茶

以上が、近年比較的生産量が多い台湾白茶の主な産地です。このほか、新北石碇、三峡、宜蘭冬山、南投信義でも生産されています。魚池地区を除き、そのほとんどが小葉種です。台湾における白茶の生産量は年々増加傾向にあり、もしかすると烏龍茶に並ぶ台湾茶の代表的な存在になる日が来るかもしれません。

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