大禹嶺茶の現状:大禹嶺茶はまだ手に入るのか?

多くのお茶好きの方から「なぜ大禹嶺茶を仕入れないのか?」とご質問をいただきますが、店長として一言でお答えするなら、「気に入るものが見つからなかった」、そして「価格が非常に高騰している」からです。熟考の末、今年は買い付けを見送ることにしました。これを機に、大禹嶺茶の産地の現状についてご紹介したいと思います。

大禹嶺茶の現状

大禹嶺茶はまだあるのでしょうか? あります、ただ生産量が非常に少ないのです!

ご存知の方も多いと思いますが、大禹嶺の茶畑の多くは林務局に回収され、2014年から茶畑の縮小が相次ぎ、2015年には当初の10分の1以下にまで減少してしまいました。

店長の知る限り、現在100K(キロポスト100km地点)より上流で茶葉が生産されているのは、100K、101K、103Kの3ヶ所の茶畑のみです。1シーズンの生産量は、100Kの茶畑が600 kg以内、101Kの茶畑も約600 kg、103Kはしばらく訪れていませんが、900 kgに満たないと推測されます。これら3つの茶畑を合わせても、1シーズンの生産量は3,000 kgに届きません。

大禹嶺茶の現状

3,000 kgと聞くと多く感じられるかもしれませんが、実際には雀の涙ほどにしかなりません。台湾国内だけでなく、中国本土や香港の茶愛好家たちもこぞって買い求めているからです。店長の情報筋によると、現在の大禹嶺茶のかなりの部分は収穫前に中国本土の買い手に買い占められており、台湾の方々の口に入る分はごくわずかです。

しかも、これら3つの茶畑の生産量はさらに減少していく見込みです。今後、茶樹が伐採されるかどうかはわかりませんが、林務局から茶畑の間にタイワンヒノキやイチョウなどの植樹を求められており、木々に日光が遮られることで茶葉の収穫量は年々減っていくはずです。価格もさらに高騰することは必至でしょう。

大禹嶺茶の現状

最初の話に戻りますが、今年の大禹嶺茶には特有の山の気配(山頭韻)はあるものの、香りと後味の甘み(回甘)がいまひとつだったため、仕入れを見送りました。毎年大禹嶺茶を心待ちにしているお客様もいらっしゃり、販売できるお茶がないことは店長としても非常に悩ましいところですが、冬茶の品質が回復することを期待するばかりです。

大禹嶺茶に関するよくある質問と噂話

大禹嶺の茶畑には、某XX茶商が資本参加しているというのは本当ですか?

店長の知る限り、この3つの茶畑はそれぞれ陳さん(注:100Kの茶畑には3人の茶農家がおり、主に陳オーナーが管理)、楊さん、呉さんという個人の茶農家のものであり、他の茶商が出資しているわけではありません。ただし、毎年一定量を決まって買い付けている茶商は存在します。

これら3つの茶畑の標高はどれくらいですか?

100Kの最高地点は2,300m超、101Kの最高地点は約2,300m、103Kはおそらく2,350mほどです。店長がスマホのGPSで測ったものなので必ずしも正確ではありませんが、参考程度になさってください。

茶農家の連絡先を教えてもらえますか?

ご本人の許可を得ていないため、勝手にお伝えすることはできません。ただし、100Kの陳オーナーは茶畑のすぐそばに店舗を構えており、Googleマップで電話番号を検索することができます。これは公開されている情報です。Googleマップリンク(※当店はいかなる保証も負いかねます)

大禹嶺茶が600 gあたり2,000元というのは本当ですか?

嘘です。

大禹嶺茶区は何Kから始まりますか?

従来の大禹嶺茶区は100Kから始まり、105.5Kで終わります。100Kの地点に栄興派出所があります。

大禹嶺の100Kで茶畑が見つからないのですが?

派出所のすぐ裏の山腹にあります。また、近年中部横貫公路の道路の距離標(マイルストーン)が短縮され、距離が2〜3km減ったため、旧100K地点は現在の97K地点にあります。ナビは直接栄興派出所に設定していただくのが一番確実です。

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