どの産地でも秋茶は収穫されます。お茶仲間の中には、マーケティングの文章などで「高山茶は非常に貴重なので春茶と冬茶しか摘まない」と読んだことがある方もいるかもしれませんが、店長から言わせてもらえば「それは考えすぎですよ!」。高山茶の本気を出せば、年間5回(春、夏、秋、冬、そして冬片)収穫することだってあります。
店長の観察
お茶仲間から「じゃあどうして秋茶を売っている人を見かけないの?」という疑問が湧くかもしれませんが、理由は先ほど挙げたとおりです。マーケティングの文句で「春茶と冬茶しか摘まない」とうたうのは、つまり「秋茶は二流品である」と暗示しているようなものだからです。二流品が簡単に売れるわけがありませんよね?だから大半の秋茶は冬茶として売られているのです!
もう一つ秘密を教えてあげましょう。質の良い秋茶は「冬茶に劣りません!」。大切なのは茶園の管理に手を抜いているか、肥料を十分に与えているかです。以前もお話ししましたが、しっかり管理された茶工場では、有機肥料代だけで数十万元もつぎ込んでいます。茶樹にしっかりと栄養を行き渡らせ、高山の激しい寒暖差という環境さえあれば、秋茶は普通の冬茶に軽く勝ってしまいます。
店長もここ数年、翠峰の秋茶や梨山秋茶を販売してきましたが、お客様からは「秋茶だなんて全然わからない」、「旬の冬茶だと思った」という感想をいただいています。こういう品質の秋茶は、大半が正真正銘の冬茶として売られているのが実情です。なぜなら、違いがわかる人はほとんどいないからです。