投稿者名:廖長興茶業

2022年 翠峰茶区 秋茶

7月末から8月初めにかけて、店長が翠峰茶区へ秋茶の育ち具合を見に行ってきました。一言で表現するなら「品質・量ともに抜群」。収穫量が多いだけでなく、茶葉の育ちも非常に美しく、店長が大きな期待を寄せていた翠峰の秋茶ならではの仕上がりです。 店長は前日に清境に宿泊しましたが、夜間の気温は12℃で、上着がないと本当に肌寒いくらいでした。朝6時に翠峰に到着したときの気温もわずか14℃。翠峰の茶葉の品質が高いのには、やはりそれだけの理由があります。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 店長は標高最も高い2,100メートル付近から見て回りました。写真をご覧ください。言われなければこれが秋茶だと信じられるでしょうか?春茶を基準にしても、最高水準と言えます。2枚目の写真は店長がマークしている茶園の一つです。春茶の収穫後に剪定と追肥を行い、この厚みと葉の縁のギザギザとした鋸歯(きょし)の素晴らしさがお分かりいただけるでしょうか? 3枚目もマークしていた茶園です。生産者が肥料をたっぷり施しているのがご覧いただけるかと思います。これほどの手間をかけた茶葉が、美味しくならないわけがありません。 もちろん、中にはそこそこの出来栄えの茶園もあります。剪定をしていない茶園、夏茶も収穫してしまった茶園、肥料が足りていない茶園などは、葉が薄っぺらで元気がないように見えます。そうした茶葉は、他の同業者の方々にお譲りしましょう。 2022年の翠峰秋茶は8月初めから本格的な収穫が始まります。標高2,100メートルから1,600メートルにかけて、約2週間かけて摘み取られます。店長は今年の翠峰秋茶に大変期待しています。天候さえ恵まれれば、今年は秋茶をしっかりと買い付ける年になりそうです。

2022年 梨山茶区 新佳陽茶区 秋茶

店主8月に梨山・新佳陽、そして福壽山農場周辺へ秋茶を探しに行ってきました。茶葉の品質は、まずは写真をご覧ください。これが秋茶だっておわかりになりますか? 今年の梨山新佳陽秋茶も「質・量ともに申し分ありません。」数日前に見た翠峰が90点だとすれば、梨山新佳陽はおよそ85点といったところで、秋茶の品質としては間違いなく高水準です。 店主が一日中、新佳陽や農場周辺を巡って主に狙いを定めたのは、茶園の管理がしっかり行き届いているいくつかの茶園です。秋茶に十分な肥料を与え、剪定も行い、管理が行き届いた茶葉は育ちも美しく、品質もほぼ間違いありません。あとは良い天気に恵まれることを祈るばかりです。 もう一つ触れておきたいのは、新佳陽の福壽山農場周辺には畑が多く、最近農薬が散布されていないか注意が必要という点です。 8月は高山キャベツの収穫最盛期で、収穫が終われば新しい苗を植え付けます。苗を植えれば当然施肥が欠かせません。ここでは有機肥料が使われており、有機肥料はハエが湧きやすいため、8月や9月の梨山、新佳陽、華岡、翠巒あたりはハエが飛び交います。 そのため、このあたりの製茶工場では美味しいお茶を作るだけでなく、防蠅対策も非常に重要です。店主が数年前、梨山のある製茶工場でハエが飛び交う中、製茶師がその横で急ピッチでお茶を作っているのを見かけ、その日はお茶のテイスティングすらする気になれませんでした。 7月末には農場周辺ですでに収穫が始まり、8月初旬には新佳陽でも本格的な出回り期を迎えます。また良い情報があれば皆様にご報告しますね! 当店の新佳陽茶

2022年竜鳳峡茶区・不動嶼茶区 秋茶

店長が8月初旬に竜鳳峡へ秋茶の様子を見に行ってきました。翠峰や梨山の秋茶の出来がとても良かったので、竜鳳峡・不動嶼の秋茶も期待できるだろうと思っていたのですが、蓋を開けてみれば「いまいち」という結果でした。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 今年の竜鳳峡の春茶は多くの梨山茶を軽々と凌駕する出来栄えだったため、店長も秋茶にかなり期待を寄せていたのですが、実際に品質を確認したところ、そこまで良くありませんでした。翠峰を90点とするなら、竜鳳峡はせいぜい……70点といったところでしょうか。今年の秋茶は、竜鳳峡の名に少し泥を塗る結果となってしまいました。 それに、秋茶の生産量もあまり多くなさそうです。標高1,700m以上の茶園ではおよそ7割ほどが茶摘みを行いますが、それ以下の標高では茶摘みを見送る茶園が多く見られます。木の生長を促すために葉を残しているところもあれば、冬茶の品質向上に向けて早めに剪定を済ませているところもあります。 数少ない救いは、いくつかの高山茶園で順調に育っている茶葉があることですが、こちらも量は多くありません。標高1,500m付近の竜鳳峡や不動嶼では、新芽が非常に柔らかく、まだ出来が良いかどうかの判断がつかない状態です。茶摘みができるようになるのは9月頃になりそうです。 何人かの茶農家さんに話を聞いたところ、みな冬茶の品質に向けて気合を入れていました。店長が思うに、竜鳳峡の茶農家には職人魂を持った人が本当に多いです。「秋茶の出来が今ひとつなら今年は摘まない、品質をしっかり管理して茶樹を休ませ、冬茶で勝負する」というわけです。 そして最後はやっぱり、竜鳳峡の茶区を称えたいですね。店長がよくこの茶区は「タダ者ではない(骨格精奇)」と言うのですが、当日の朝5時半に到着したときは最高の天気だったのに、8時過ぎから霧が出始め、9時過ぎに帰るころにはなんと日差しと濃霧が入り交じる天気になっていました。竜鳳峡から時々ひと癖あるようなとんでもない名茶が生まれるのには、やはりそれなりの理由があるようです。

2022年 清境農場松岡・梅峰 秋茶

店主は8月上旬に清境へ行ってきましたが、松岡でも梅峰でも、茶葉の育ち具合が「本当に素晴らしい!」んです。店主が点数をつけるなら、翠峰が90点、梨山新佳陽が85点、そして松岡・梅峰の秋茶にはなんと88分の高得点を出します。適当に言っているわけじゃないですよ。まずは写真を見てください、これが秋茶に見えますか? /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 今年の春茶は1週間ほど雨が続いたため全体の品質があまり良くなく、例年よりも劣るほどでした。しかし、秋茶は少し違います。品質も収量も揃っており、8月上旬から中旬にかけて天気が安定さえすれば、松岡・梅峰の秋茶は素晴らしいお茶が大量にできるチャンスがあります。 店主が今回特に狙っているのは2つの茶園で、どちらも茶園の管理が行き届いており、肥料をたっぷり使っているところです。茶農家と話した際、今年は肥料の価格が高騰していて厳しいとぼやかれていました。聞いてみたところ、30 kg入りの大豆カス肥料が1袋あたりNT$100以上値上がりしたとのこと。彼の松岡の茶園では1シーズンに200袋も使うため、それだけで余分にNT$20,000もかかる計算になります。 心の中でざっと計算してみたのですが、彼の茶園の広さは約1.03ヘクタール(1甲強)少しです。普通の茶園なら100〜150袋のところ、ここは200袋も使っているのですから、相当なコストをかけていると言えます。これだけ秋茶が良く育つのも納得ですね! まずは皆さまに松岡と梅峰の茶園の写真をお届けします。また良いニュースがあればお知らせしますね!

梨山は文句なし、ただハエが少し多い

店長は梨山が大好きです。環山、松茂、新佳陽、華岡、翠巒、大禹嶺と、店長は毎年何度も足を運んでおり、梨山は店長にとってまるで楽園のような場所ですが、唯一の欠点は夏場にハエが少し多いことです。 急にハエの話を持ち出したのは、店長がちょうど梨山から下りてきたところで、今年も梨山のハエに強烈な洗礼を受けたからです。どれくらいハエが多いかというと、話をしているだけで口にハエが入ってくるほどです!本当に大げさではありません!ハエが飛び交う中でも楽しそうに遊んでいる観光客を見ると、本当に頭が下がる思いがします。 梨山にこれほどハエが多い主な理由は、ここが高冷野菜の産地だからです。野菜には大量の鶏糞の肥料が使われますが、鶏糞の肥料は非常にハエがわきやすく、特に夏の7、8、9月ともなれば、梨山はまさにハエの山、ハエの海と化し、空を覆うほどになります。現地の製茶工場もこの問題に気づいており、ハエの大軍を防ぐために網戸を何重にも取り付けています。しかし、中には対策が不十分な製茶工場もあり、店長としてはお茶を買いに行くのが少し怖くなってしまいます。 それに比べると、竜鳳峡、番仔田、翠峰といった茶産地ははるかにマシで、ハエも少なく、見て回るのがずっと快適です(それでも少しはいますが)。 数年前、梨山エリアでは未発酵の鶏糞肥料の使用を厳しく制限するという話を聞きましたが、今年の様子を見るとハエの数は相変わらず多く、どうやら順調にはいっていないようです。一日も早くハエの問題が解決されることを願っています。せっかくあんなに美しい梨山なのに、空一面ハエだらけでは台無しですからね。

2022年 番仔田・三層坪 冬茶の生育状況

店主がここ数日、番仔田と三層坪へ茶畑の様子を見に行ってきました。相変わらずの問題で、茶の育ちが悪いか、成長がかなり遅いです。10月下旬なのにまだ新芽の状態で、例年よりかなり遅れている印象です。高標高のいくつかの茶畑は比較的順調に育っており、10月下旬から収穫できそうです。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} まず番仔田ですが、標高1,400mから1,600mのエリアではいくつかの茶畑が比較的普通に育っており、月末には収穫開始できそうです。収穫量は例年の7、8割ほどになりそうです。その他の茶畑は育ちが少なく、葉がとても柔らかいため、早くても11月以降の収穫になりそうです。1,400m以下の場所は、さらに新芽が柔らかい印象です。 三層坪茶区の冬茶 最も標高の高い1,600m付近では、10月20日頃からわずかに収穫が始まっていますが、こちらも収穫量は少なめです。大部分の茶畑は葉が柔らかすぎて、同様に11月以降の収穫となります。 番仔田と三層坪の冬茶は、例年より10日ほど遅れそうです。茶の成長が遅いことは必ずしも悪いことではありませんが、今年の他の茶区は「成長が遅いうえに大きくならない」状態なので、番仔田と三層坪も同じような育ち方にならないことを願っています。 結論:今年は来るのが早すぎました。10日後にまた来ます。

雨をもたらし、被害はなかった台風「ヒンナムノール」

台風「ヒンナムノール」は当初、台湾に直撃する進路をとっていましたが、台湾の目前で進路を変えました。台湾に大きな災害をもたらさなかっただけでなく、水不足の危機を救ってくれたため、まさに優等生のような台風といえます。 台湾では7月と8月の降水量が非常に少なく、8月25日になってようやくまとまった雨が降りました。今回の台風は干ばつ状態を完全に解消してくれ、各地のダムも十分な水量を確保することができました。もともと水源が不足していた高山茶の産地からも良い知らせが届き、冬茶の灌漑用水の心配はほぼなくなりました。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 高山の秋茶は8月に収穫を終えた後、茶の木に十分な灌漑水を与えることで冬茶の成長が始まります。もし水源が不足すれば、芽吹きが不十分になったり、成長が不揃いになったりして、品質も大きく低下してしまいます。8月25日の雨と今回の台風はまさにタイムリーな恵みの雨となり、冬茶の芽吹きと収穫量を確保してくれました。今後も好天に恵まれれば、冬茶は秋茶と同様に大豊作となるチャンスがあります。 台湾には被害をもたらさなかったものの、ヒンナムノールの勢力は依然として侮れないものでした。韓国や中国、日本に大きな影響が出ないことを願っています。 ※注:写真は冬の清境松崗茶区の様子です

茶農からの贈り物

お茶屋を営んでいると、嬉しい特典がたくさんあります。高級なお茶を水がわりに飲めるだけでなく、茶農家さんから時々ちょっとした贈り物をいただくこともあります。店長はここ数日、またすごく素敵なものをいただきました。あまり市場に出回らない「梨山キウイ」です! /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} キウイのほかにも、店長はこれまで梨山のリンゴ、桃、キャベツ、コールラビなどの農産物をいただいたことがあります。こういう贈り物をいただくたびに、大切にしたいと思ってもらえる常連客になれたんだなと実感して、すごく嬉しくなります。茶農家さんは美味しいお茶をいつでもまず常連客に回してくれますから、贈り物をもらうとまるでレベルアップの勲章をもらったような気分になります。 梨山のキウイはニュージーランド産よりも甘く、味わいも濃厚です!生産量が少ないため、都会の市場ではなかなか見かけません。店長も高山のマーケットでしか見たことがありません。もし9月や10月に南投の観光エリアを訪れる機会があれば、ファーマーズマーケットでぜひ探してみてください。台湾の高地は本当にすごいと改めて思います。どんな農作物も、高冷地で育てると驚くほど美味しく育つんです!

冬茶の収穫順序

今年の高山春茶は品質があまり芳しくなく、店長も仕入れを抑えたため、店頭の春茶はすでに多くが完売しています。お茶仲間の中にはストックが底をつき、今年の冬茶はいつ発売になるのかと連絡をくれる方もいらっしゃいます。そこで今回は、冬茶の収穫順序についてお話ししたいと思います。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 高冷地は寒くなるのが早いため、標高が高い茶区ほど冬茶の収穫が早くなります。冬茶の収穫順序は、大体以下の通りです。まず華岡の頂部、福壽山農場、大禹嶺、畢緑渓、福壽山農場の周辺、続いて標高2000メートル前後の翠巒北線、翠峰、梅峰松崗、新佳陽、奇莱山へと、順次下りながら収穫していきます。 10年前は最も早く市場に出回る冬茶といえば大禹嶺でしたが、現在では大禹嶺が最も標高の高い茶区というわけではなく、現在最も早く収穫されるのは華岡頂部や福壽山農場で、9月中下旬頃から収穫が始まります。大禹嶺、畢緑渓、福壽山農場周辺は9月末から10月初め頃です。これら標高2000メートルを超える茶区の茶葉が、最も早く収穫される冬茶となります。その後、標高2000〜1000メートルの冬茶は、10月初めから月末にかけて収穫されます。 ついでにお伝えしておきますと、春茶は冬茶とは逆に、華岡頂部、福壽山農場、大禹嶺などでは6月になってようやく春茶の収穫を迎えます。同業者が3月に大禹嶺の春茶を販売しているのを見たことがありますが、ちょっと待ってください、その時期はまだ新芽すら出ていませんからね!

阿堂鹹粥と廖老大のチェーン茶坊

ネットでアクセスを稼ぐには、キーワードがとても重要です。最近台湾で最も話題になっている2つの店といえば、阿堂鹹粥(アータンシェンジョウ)と廖老大(レオ・ラオダ)のチェーン茶坊にほかならず、店長も便乗してトレンドに乗ってみることにしました。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 最近、阿堂鹹粥が値上げし、1杯のお粥がNT$260で売られていることで多くの批判を浴びていますが、皆さんはどうお考えですか? 店長は、品質が良くて価格が透明であれば、消費者が受け入れる限りそれは適正価格だと思います。自由市場とはそういうものではないでしょうか? 大禹嶺茶や華岡茶のように、600 gあたりNT$10,000以上で売られていても依然として供給が追いつかないのと同じで、その1万元超えの価格こそが適正価格なのです! 店長としては、阿堂の店主は胸を張って「うちのお粥は最高だ、NT$260の価値は絶対にある!」と言うべきだと思います。ニュースによると、値上げ後も客足は衰えず、食べるのに30分待ちもあるとのこと。それはつまり、本当にお粥にNT$260の価値があるということであり、店長も今度ぜひ試してみたいと思っています。 阿堂鹹粥に比べると、廖老大のチェーン茶坊は明らかに厳しい状況のようです。ネット上では大げさなマイナス評価や面白おかしいミーム(コラ画像)がたくさん出回っています。気になって数日前に店長も1杯買いに行ってみたのですが、印象としては「可もなく不可もなく」といったところでした。茶葉の品質はもちろんうちの茶葉には及びませんが(うちの茶葉は世界一素晴らしいですから!)、他のスタンド式のドリンクと比べても悪くありません。おまけに店舗は清潔で店員さんの態度も丁寧ですし、ネットのミームは少し大げさすぎますね。 そうそう、廖老道のロゴは変えた方がいいと思いますよ、本当に見た目が良くないので。 注:写真は鹿谷大崙山茶園(イチョウの森)です。

タオバオ(淘寶)の台湾風烏龍茶

「台湾風烏龍茶」と言うと、ベトナムやインドネシアの茶葉を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は中国本土にも台湾人が茶の栽培に渡り、苗木や技術を福建省や四川省に持ち込んで作られた「台湾風烏龍茶」が存在します。法律の規制により台湾への逆輸入が認められていないため、「中国産の台湾風烏龍茶」はそのほとんどが現地で販売されています。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} タオバオで見かける多くの台湾風茶や台湾風高山茶も、まさにこの「台湾風烏龍茶」であり、中には本場の台湾茶と称して売られているものもありますが、その販売価格を見る限り、店長としてはやはり台湾風烏龍茶ではないかと疑ってしまいます。もっとも、店長はこのタオバオの台湾風烏龍茶にはむしろ感謝しているくらいです。中国本土の茶愛好家の多くが、台湾風烏龍茶をきっかけに本物の台湾茶を試したくなり、店長にたどり着いてくれるおかげで、間接的に売上に大きく貢献してくれているからです。 しかし、タオバオの台湾風茶は価格が安いため、台湾茶の相場を知らないお客さまがタオバオの価格を基準に値引きを迫ってくることがあります。この記事を書こうと思ったきっかけも、先週、ある茶商から卸売の相談を受けた際、タオバオの「本場の台湾茶」の価格を参考に、店長が大切にしている梨山茶に対して600 gあたりNT$600という到底あり得ない安値(バタバタ価格)を提示されたことで、今でもショックを引きずっているからです。 店長も台湾風高山茶を飲んだことがありますが、台湾茶の面影はあるものの、どこか似て非なるものです。気候の違いや、市場の好みに合わせて調整されていることが理由ではないかと推測しています。味自体は悪くないのですが、まるで臭豆腐にコーンスープを合わせているかのような、なんとも言えない違和感を覚えてしまいます。

梨山新佳陽の冬茶にピンチ到来

店長はこの2日間、梨山へと足を運び、もともとは新佳陽集落で茶畑の様子を見る予定でしたが、なんと道路がいまだに通行止めとなっていました。冬茶のシーズンが間近に迫る中、これには新佳陽の茶農家も本当に頭を悩ばせていることでしょう。 ご存知ないかもしれませんが、新佳陽集落は梨山の主要な茶産地です。しかし、地元にある製茶工場は少なく、収穫された茶葉の大部分は梨山市街や華岡へ運んで製茶を行います。道路が早急に復旧しなければ、2022年の新佳陽の冬茶は品質も生産量も大きな打撃を受けることになります。 店長が現地の茶農家に話を聞いたところ、みなさん現在とても頭を悩ませていました。現地の工場では処理しきれず、かといって佳陽・翠巒産業道路に迂回しようにも、1時間以上の道のりを行くうちに茶葉が傷んでしまうため、それも使えません。今はただ道路の復旧を祈るばかりで、さもなければ冬茶が台無しになってしまいます。 今回の土砂崩れが発生したのは、中横公路の台8線77K付近にある霊甫橋です。もともと崩落しやすいスポットでしたが、9月18日の地震以降さらに落石が始まり、数日前にようやく撤去作業が終わり1日3回に分けて時間制限付きで通行が再開されたばかりでした。それが10月1日の未明に再び大規模な土砂崩れが起きてしまいました。作業員に話を聞いたところ、復旧には10月末頃までかかりそうだとのことです。 茶のシーズン中の交通に影響が出るのは確実ですが、時間制限付きでも通行できるように急ピッチで復旧が進むことを願うばかりです。そうでなければ、今年の冬の新佳陽の茶農家は本当に大変なことになってしまいます。 10月3日追記:新佳陽の茶農家が工務段(道路事務所)に働きかけ、冬茶のシーズン中は茶葉を積んだトラックの通行を許可してほしいと要請しました。現在のところ、1時間に1回、茶葉運搬車の通行を認める方向で調整中とのことです。 註1:動画は10月1日午前6時に撮影されたものです:https://www.youtube.com/watch?v=9GEU2wmq5jI 註2:画像1は8月上旬、画像2は10月1日の同じ場所です。 当店のお茶:新佳陽

2022年冬茶の生育状況

皆様に良し悪し半々のお知らせがございます。なんと、2022年の冬茶の収穫が遅れることになりました! 通常は秋茶の収穫から約60日後に冬茶を摘み取るのですが、今年は高冷地の冷え込みが早く、茶葉の成長が少しゆっくりめです。もともと9月末に茶摘みを始める予定だった碧緑渓や農場サイドも、10月にずれ込むことになりました。「そろそろストックが底をつく頃だから、冬茶はいつ発売になるんだ」とせっつかれている茶友の皆様、店長よりお詫び申し上げます!こればかりは茶葉の育つペースですので、店長としてもどうしようもありません。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} ですが、成長が遅いことにもメリットはあります。茶葉が多くの成分を蓄えることができるため、味わいもより深くなります。今年の冬茶は65日〜70日かけて育つため、そのぶん茶葉がじっくりと栄養を蓄える期間が増えました。たった数日と思われるかもしれませんが、この数日が普通の茶と特選茶の分かれ道になることもあるのです。今年の冬茶は本当に期待できますよ。 碧緑渓や農場サイドの茶農家さんに尋ねたところ、10月5日から10日頃の茶摘み開始となりそうです。例年より7日ほど遅いペースですね。高標高の新佳陽、翠峰、清境も同じく1週間ほどの遅れとなります。今年の冬茶の販売開始は、10月10日頃になる見込みです(パッケージングの作業時間を含みます)。 補足ですが、標高1,700m以下の竜鳳峡、馬烈霸、翠巒は、10月中旬以降の収穫となります。

タオバオ(Taobao)で買ったお茶を台湾へ発送する

店長が以前、中国大陸の「台湾風烏龍茶」を飲んだ話をしたのを覚えていますか?これまでもお客さまから、中国産の緑茶や烏龍茶を取り扱っているかというお問い合わせをよくいただきますが、法律によりプーアル茶を除き、中国茶の台湾への輸入は禁止されているとお答えしています。この台湾風烏龍茶は、店長が数年前に旅行先で飲んだもので、「本来なら」台湾で中国大陸の台湾風烏龍茶を販売している人はいないはずです。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 勘のいいお茶好きの方なら、「本来なら」という言葉を聞いて、中国烏龍茶を輸入するルートがどこかにあるはずだとお気づきでしょう。その通り、数年前には実際に、中国産の台湾風烏龍茶をタイ経由で偽装輸入し、タイやベトナム産のお茶として通関させた上で、高級台湾茶と偽って販売して摘発されたお茶屋さんがありました。店長がこれをよく覚えているのは、摘発されたのが歴史ある有名な老舗のお茶屋さんだったからです。Googleで検索していただければ、当時のニュースが今でも見つかりますよ。 つまり、老舗だからといって必ずしも信用できるわけではなく、高価だからといって必ずしも台湾茶とは限らないということです。お茶というのは、やはり実際に飲んでみなければ分かりません。 タオバオで台湾風烏龍茶を買って飲んでみたいとおっしゃるお客さまもいますが、税関で厳しくチェックされており、見つかると罰金が科される可能性があると聞いていますので、やめておくのが無難でしょう。旅行の際、手荷物で少量持ち帰る分には問題ないと聞きますので、また旅行に行く機会があったら試してみてくださいね!

2022年 梨山冬茶の生育状況

梨山冬茶は10月12日前後に本格的な収穫期を迎えます。店長は数日前に先陣を切って梨山へ茶の生育状況を見に行ってきましたが、残念ながら今年の冬茶は豊作とは言えなそうです。 今年の梨山秋茶は大豊作となり、品質・収穫量ともに近年最高と言える出来栄えでした。しかし冬茶はそれほど幸運とはいきませんでした。8月の干ばつにより、冬茶の芽の数が少なくなってしまったのです。これは梨山茶区の松茂部落、農場周辺、83K〜89K、新佳陽のいずれのエリアでも同様です。さらに厄介なことに、寒くなるのが早かったため茶の木が十分に成長できず、葉のサイズも小ぶりになりました。2022年の本場・梨山冬茶の収穫量が例年より少なくなることは確実と見られています。 嬉しいことに、発芽数は少ないものの葉自体は肉厚で、小ぶりながらも旨味がギュッと詰まっているように見えます。おまけに先日のブログでもお伝えした通り、今年の冬茶は成長にかける時間が長かったため、摘採期に雨さえ降らなければ、2022年の梨山冬茶は「少量ながらも高品質」な年になるチャンスがあります! 店長がリサーチしたところによると、10月7日から農場周辺や83K〜89Kで順次茶摘みが始まり、12日前後に本格的な出荷を迎えるとのことです。今年は収穫量が少なめであることに加え、新佳陽の道路が通行止めになるという不確定要素もあるため、正真正銘の梨山産「美味しいお茶」は早い者勝ちになりそうです。ご自宅のストックが切れているお茶ファンの皆さんは、あと数日お待ちください。店長が12日に山へ直行して美味しいお茶を確保してきます。いい茶葉をゲットするまでは家に帰りません!

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