お茶の製造と調達

2022年東眼山茶區春茶

店主は4月21日に東眼山茶区へ茶葉を探しに行き、茶葉の育ちが「とても良い」ことを確認しました。その日すでに茶農家が茶摘みを始めていましたが、少し若すぎたためその時は仕入れませんでした。その後の1週間、店主は主に杉林溪や翠峰茶区で茶葉を探し、5月1日に翠峰から下山する際に再び東眼山に立ち寄ったところ、多くの茶葉がすでに収穫されていました。 今年の東眼山の春茶について、店主は茶葉の育ちが「とても良く」、収穫のタイミングが「絶妙だった」と感じています。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 4月23日から4月30日までは晴天が続き、東眼山のお茶が大量に収穫されました。しかし5月1日、2日と東眼山では雨が降り、雨の後は茶葉の品質が大きく落ちてしまうため、店主は今年の東眼山の春茶は「最高のタイミング」で収穫できたと考えています。 高標高の竜鳳峡や翠峰では、まだ摘み取られていない茶葉が多く、天気予報では今後10日間も雨の確率が高いため、茶農家の方々もかなりプレッシャーを感じていることでしょう。茶葉の品質についても楽観視できません。良いお茶を仕入れるためにも、一刻も早く天気が回復することを願っています。 今年仕入れた東眼山のお茶は4月29日に摘まれたもので、あと2日ほどでパッケージングを終えて販売開始予定です。どうぞお楽しみに!

2022年 奇莱山茶産区 春茶

4月28日と29日の2日間、廬山と奇莱山に行ってきました。今年の奇莱山茶産区の春茶は「めちゃくちゃ良く」育っています。茶葉の黒々としたツヤが素晴らしく、まるで天然のワックスをかけたかのようです。収穫期に天候さえ恵まれれば、今年の春茶の品質は「最高」になること間違いなしです! 標高の低い奇莱の茶園では28日からすでに茶摘みが始まっていますが、収穫量はまだ少なく、本格的な出回りは5月上旬の予想です。 奇莱山は店長が個人的に、茶園の管理が総じて素晴らしいと感じている産区です。例年、生葉の品質がとても良いのですが、今年は「例年以上」の仕上がりです。茶葉の深い黒みが非常に強いのは、肥料の栄養をしっかり吸収した証拠です。下の写真をご覧いただければ、その艶やかな黒さがはっきりと分かります。 高品質なお茶を求めているなら:奇莱山茶 少し残念なのは、山頂付近の茶園で一部に霜害があり、収穫量に少し影響が出ている点です。標高2000mを超える茶園で、霜害を完全に避けるのはなかなか難しいものです。 5月上旬から本格的に出回り始め、高標高の茶園では5月20日頃まで収穫が続きます。店長はすでに出来の良い茶園をいくつかマークし、収穫のタイミングまで確認済みです。あとは好天を待って買い付けのタイミングを決めるだけです。5月10日前後にもう一度山に上がり、「極上の茶」に出合えることを期待しています。店長の健闘を祈っていてくださいね! 追記1 5月1日から4日まで台湾全土で雨、5日は曇り、6日から奇莱山は快晴となり、7日も快晴。7日の夜から8日の朝にかけて小雨が降り、8日の午後から晴れ。11日は晴れのち曇り。12日の朝は晴れ、夜は曇りのち雨、13日以降は17日まで大雨となりました。

超高標高 華岡、翠峰、翠巒、梅峰、奇莱山の茶摘み状況

標高1700メートル以下の三層坪や竜鳳峡では、5月10日頃に茶摘みが完了し、店長はさらに標高の高い華岡、翠峰、翠巒、梅峰、奇莱山へと向かいました。これら1700メートル超の超高標高茶は、店長が毎年お茶探しで最も重視しているエリアであり、「倚天剣」クラスの極上のお茶はすべてこれらの茶産地から生まれます。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} しかし今年は天候に恵まれず、5月11日は台中・南投で晴れのち雨、12日は好天となったものの、13日から5月17日にかけて大雨が続きました。雨の日の茶葉の品質が良くないことは誰もが知るところであるため、店長は12日以降、茶産地へお茶を探しに行っていません。 この期間中にもいくつか茶見本(サンプル)が届きましたが、10日から12日までのものはなかなか良かったものの、その後は品質が急降下しました。 今週は標高1700から1950メートルあたりの茶摘みが中心となりますが、この区間の品質は期待できないと考えています。たとえ天気が回復してしてから摘んだとしても、茶葉が育ちすぎて硬くなりすぎる(茶菁過老)状態になってしまうため、店長としては買い付けを見送り、最後の望みを標高1950メートル以上の茶園に託すつもりです。 この記事を書いているのは17日ですが、天気予報によると5月18、19、20日の3日間は好天とのことです。店長がまず山に登って茶葉の育ち具合を確認し、品質をしっかり見極めた上で買い付けるかどうかを判断します。 ここ数日、多くの茶仲間(お客様)から高標高の華岡、翠峰、翠巒、梅峰、奇莱山の春茶を仕入れるのかどうか尋ねられています。店長としては「確実とは言えない」とお答えせざるを得ません。たとえスター産地であっても、品質が良くなければ仕入れないという方針は変わりません。

2022年 竜鳳峡不動嶼 春茶

5月2日、店長は茶葉の買い付け・リサーチのために不動嶼へ向かいました。途中で竜鳳峡を通ったのですが、風雨が強く気温もわずか10°Cしかなかったため、思わず言葉を失いました。高標高の竜鳳峡では茶摘みはほとんど行われておらず、同じく高標高の本動嶼でも摘まれていませんでした。標高1300メートル以下の茶園ではすでに茶摘みが終わっていたというのに。 軟鞍茶区の八卦茶園周辺も大体すでに摘み終わっていました。今年のこのエリアの茶農家さんは茶摘みのタイミングを本当によく選んでいて、4月末の連続した晴れ間が最高の茶摘み日和となりました。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} その後、再び不動嶼と竜鳳峡に戻り、茶葉をじっくり観察したところ、まだ柔らかい新芽の状態だったので、今回の雨をなんとか耐え抜いてから摘むことができそうです。天気予報によると4日か5日には晴れるとのこと。もし5月4日の天気が回復すれば、6日には良い茶葉が出てくるチャンスがあります。 何種類か試飲してみましたが、これだと思えるものは見つかりませんでした。それに比べると、以前見つけた番仔田や三層坪の茶葉のほうが優れていましたね。ただ、今日試飲したものはどれも比較的低標高のものです。高標高の竜鳳峡や不動嶼はまだ摘まれていません。これまでの経験から言うと、とびきりの極上茶は決まって高標高の竜鳳峡や不動嶼から生まれますからね。 補足1 5月4日もまだ少し雨が降っていましたが、5日は曇りになり、6日は快晴となりました。番仔田を回った店長は、5月6日に再び竜鳳峡へと足を運びました。その日は竜鳳峡で大規模な茶摘みが行われていました。店長は低標高の竜鳳峡から見て回り、一番高い三叉崙まで足を伸ばしました。何人かの茶主(茶園のオーナー)に話を聞いたところ、天気がよければ竜鳳峡は七日以内に茶摘みが完了するとのことでした。 経験上、雨上がりの最初の2日間は土壌の水分がまだ多いため、茶葉の品質はそれほど良くありません。前日(5月5日)に摘まれたお茶を試してみたところ、確かに香りはあまり良くありませんでした。しかし店長は、5月7日以降に摘まれた茶葉にとても期待しています。このまま晴天が続けば、竜鳳峡はその真価を存分に発揮してくれるはずです。 店長は5月7日以降の茶葉を待ち構え、極上の逸品が見つかることを期待しています。 補足2 今年の竜鳳峡不動嶼における茶摘み期間の天気は、5月1日・2日・3日・4日が雨、5日が曇り、6日・7日が晴れ、8日の朝方小雨となりました。店長としては、7日・8日・9日に摘まれた茶葉の品質はどれもなかなか良いと感じています。

2022年梨山松茂・福壽山農場周辺 春茶

一昨日、同業者が福壽山と畢綠溪の茶を売っているのを見かけ、「茶の生産農家は茶摘みが始まるのにどうして教えてくれなかったんだ」と思い慌てて山に駆けつけたのですが、行ってみたら同業者に一杯食わされたと気づきました。福壽山農場や88Kのあたりは全然茶摘みをしておらず、茶葉はまだ柔らかい状態でした。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 松茂部落や環山部落の茶園では茶摘みが行われており、その多くは標高1,700メートル以下の茶園です。店長が5月8日に山へ上がり、標高1,700メートル以上の茶園をいくつか見て回ったところ、茶芽の育ち具合はちょうどよく、農家の人いわく雨が止み次第茶摘みを始めるとのことでした。9日、10日頃から収穫が始まる予定です。 ▼福壽山農場とその周辺の茶葉は標高が2,100〜2,400メートルもあるため、非常に柔らかいです。早くても5月中旬以降でなければ摘み取りができず、福壽山農場の茶葉はおそらく6月になってからの収穫となります。 コロナの状況が深刻で、店長も北部在住ということもあり、今回はお茶をご一緒するのは控えさせていただき、茶のサンプルを受け取り、茶葉の育ち具合を確認することにしました。今年の梨山松茂・環山春茶の茶葉は「少し二極化」しており、良いものはなかなかですが、悪いものはかなり悪く、全体的に翠峰、奇莱山、番仔田には遠く及ばず、裏山の翠巒茶区にも及びませんでした。 当日の朝は雨が降っていましたが、それでも茶農家が摘み取りを行っていました。こうしたお茶は「雨の日の茶葉」となり、香りと喉ごしがどちらも劣ってしまいます。晴れの日まで待って摘み取ることができれば良い茶葉になっていたかもしれないと思うと非常に惜しいですが、雨の日に摘んだ時点で二級品になることが決まってしまいます。 店長は6番と7番の茶サンプルをいくつか取り寄せました。ほとんどが標高1600メートル以下の茶園のものです。9日以降の茶サンプルをもう少し待ってから、買い付けるかどうかを判断する予定です。 補足1 9日と10日は晴れでしたが、10日の午後4時から雨が降り始め、11日は梨山茶区全体が一日中雨でした。店長は10日の茶サンプルを待っており、良いお茶があれば買い付ける予定です。

店長の茶葉卸値仕入れ経験談

今年は華岡、碧綠溪の茶葉を仕入れませんでした。理由は、天候不順により全体的な茶葉の品質が低下してしまったため、「妥協して質の悪いものを仕入れるくらいなら、仕入れない」という選択をしたからです。製茶条件が芳しくない中、大手メーカーの中には例年の8〜9割の品質を維持しているところもあり、充実した製茶設備と優れた製茶チームの重要性が改めて浮き彫りになりました。 まず、店長の茶葉選びの結論からお伝えします。それは『大手メーカーを優先する』、『小規模農家は一旦避ける』ということです。なんだか「ポリティカル・コレクトネスに反する」ように聞こえますよね?でも、慌てて怒り出さないでくださいね。店長が小規模農家を軽視しているわけではありません。ただ、店長は茶商であり、茶葉の品質が悪ければ赤字になってしまうため、茶葉を選ぶときはどうしてもシビアにならざるを得ないのです。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} なぜ小規模農家から買わないのか?店長が皆さんにお話しすると、茶葉の品質を高めるには本当にお金がかかります。しっかりとした製茶工場を建てるには2,000万〜3,000万元が基本で、製茶チームの維持もまた莫大なお金がかかるため、小規模な茶農家では到底負担できません。そして、この数千万元の投資こそが『普通の茶』と『プレミアムな茶』を分ける境界線なのです。 ちょっと考えてみてください。適当なトタン屋根の小屋を建て、中古の設備一式を揃えれば、100万元ほどで茶作りを始めることはできます。では、なぜ大手茶メーカーは数千万元もかけるのでしょうか?それは「品質を徹底的に追求するため」です。安価な設備でも70点の茶葉なら作れるかもしれませんが、それを90点に引き上げるのは非常に困難です。そこに数千万元の価値があるのです。 優れた製茶設備と製茶チームがあれば、効率的かつ科学的な製茶が可能になり、作業の効率化やミスの防止にもつながります。 今年の華岡と碧綠溪の話に戻りますが、5月11日から17日まで1週間雨が降り続き、やっとの思いで18日から22日までの好天を迎えました。しかし、1週間分の茶葉を急いで一斉に摘み取らなければならず、多くの小規模農家では設備が追いつかず、人手不足で収穫や製茶が間に合わないというジレンマに陥りました。一方、大手メーカーは十分な設備と、茶摘み・製茶チームを備えているため、今回もダメージを最小限に抑えることができました。これこそが、数千万元の価値なのです。 P.S. 店長も、製茶条件が極めて良好な「当たり年」には、小規模農家から茶葉を仕入れることがあります。こうした年は適当に作っても美味しいお茶ができるため、農家とも価格交渉がしやすく、多めに仕入れて買いだめし、安く仕入れた分は安く販売しています。 また機会があれば、茶摘みチームや製茶チームを維持するのにどれくらい費用がかかるのか、そして店長が耳にした中で最も高額だった製茶工場の建設費用についてもお話ししますね。金額を聞いたらきっと驚かれると思いますよ。

2022年 松崗・梅峰茶区 春茶

5月11日、店長は清境農場周辺を訪れ、松崗や梅峰など標高約1700mの茶園で茶摘みの様子を見て回りました。 その日は7〜10号の茶葉のサンプルをいくつか試飲し、品質は非常に良好でした。ただ、店長はすでに同じ標高でさらに質の高い翠巒(ツイルアン)や馬烈霸(マリエバ)を見つけていたため、今回は仕入れを見送り、標高1900m前後の高地茶園に的を絞ることにしました。 いくつかの高地茶園を巡ったところ、茶葉(チャージン)の状態が素晴らしく、まさに「極上の美味しいお茶が約束されたようなもの」で、店長の期待値も一気に高まりました。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} もともとは13日と14日に本格的な茶摘みが始まる予定でしたが、あいにく12日から雨が降り出し、13日には勢いが増した雨が17日までずっと降り続いてしまいました。18日に再び山へ上がってみると、数日前まで期待していた高地茶園の茶葉はどれも成長しすぎて硬くなっており、ひと目で美味しいお茶にはならないと分かる状態でした。 こうなると、望みを標高1950m以上の「超高地茶」にかけるしかありません。茶葉の柔らかさを確認したところなかなかの状態ですし、18・19・20日と好天が続くため、まだ良質な茶葉ができるチャンスはあります。店長が良いお茶に出合えるよう、ぜひ応援していてくださいね! 追記1:松崗茶区では納得のいく茶葉が見つからなかったため、今年の春茶の仕入れは見送ることに決定しました。 追記2:標高2000〜2080mに位置する、梅峰で最も高い茶園の梅峰茶(19号)を新たに買い付けました。梅峰の最高峰茶園のもので、茶葉の柔らかさも程よく、晴天が続いた時期に摘まれたものです。期待を裏切らない確かな品質に仕上がっています。現在パッケージングの作業に入っており、あと数日のうちにオンラインショップへ登場予定です。

今年、大禹嶺と畢祿溪の仕入れはありません

お茶愛好家の皆様、こんにちは。今年の梅峰茶と農場辺(ファームサイド)が、今季最後に収穫された2種類の春茶となります。多くの茶友の皆様にお待ちいただいている大禹嶺、畢祿溪、松茂、新佳陽ですが、皆様にお詫びしなければなりません。『今年は仕入れがございませんので、お待ちいただいても入荷はございません』。 はじめに、以下の内容は店主が実際に目にしたものであり、すべての茶園がこうであるとは限らないことを強調しておきます。 5月11日から17日まで7日間雨が降り続き、当初の茶摘みスケジュールが狂ってしまいました。標高1,700mから2,000mの茶園で、以下のような状況が発生しました: 一:雨の中での茶摘み。いわゆる「雨天菜(雨の日の茶葉)」です。 二:11日や12日に摘むべきだったものが、18日までずれ込んだことで成長しすぎた「飽菜(育ちすぎた茶葉)」になってしまったこと。以下の写真のように、茶葉が育ちすぎています: 三:前の7日分の茶葉がすべて18日から21日に集中して摘まれ、一度に大量の茶葉(茶菁)が入ってきたことで、製茶の品質が低下したこと。 5月18日と19日に山に上がったところ、多くの茶園で上記のような状況が見られました。その中でも二と三が非常に深刻で、育ちすぎた茶葉は薄味でコクがないのは言うまでもなく、急ピッチな作業による品質の大幅な低下は非常に顕著でした。 店主が今年仕入れた超高山茶は、梅峰と農場辺の2種類のみです。どちらも若葉であり、「自社茶工場」と「自社製茶チーム」を持つ茶農家さんのものです。自社の工場やチームを持たない小規模な茶園は、今年はどこも非常に厳しい状況でした。大きな茶工場ですら自分たちの作業で手一杯であり、小規模な茶農家の品質まで気を配る余裕はとてもありません。 今年高山茶を購入される方は、5月6日から12日までに摘まれたものを優先的に探すとよいでしょう。収穫や製茶の条件が比較的良好です。18日から21日の間に摘まれたものについては、茶葉の状態をしっかりと確認することをおすすめします。重ねて申し上げますが、これはあくまで店主が目撃した状況であり、すべての茶園がそうだというわけではありません。

高山茶は標高が高ければ高いほど美味しい?

結論から先に言いますと、「いいえ」。標高が高ければ高いほどお茶が必ず美味しいとは限りません! 店長がこれまでに仕入れた中で最も標高が高いお茶は、大禹嶺104Kの茶畑です(余談ですが、皆さんは105Kが一番高いと思われがちですが、実は104Kなんです)。標高は2,700メートルに迫ります。これまで買った中で最も高価な高山茶も、その年の104Kの大禹嶺でした。卸値だけでNT$4,000もしました(余談その2、隣の105Kはその時NT$12,000もしていました)。そのお茶があまりにも美味しかったので、店長は自分用に1袋記念として取っておいたほどです。 /*! elementor – v3.20.0 – 26-03-2024 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 標高はお茶の品質に影響するでしょうか?もちろん影響します!茶農家が積極的に高山でお茶を育て、茶商が大金を叩いて買い付けるのは、いずれも高標高のお茶に対する評価の表れです。茶農家と茶商は品質に最も敏感な人たちであり、行動とお金で投票するということは、標高がお茶の品質にプラスの影響を与えていることを意味します。 しかし、だからといって高標高のお茶が「必ず」良いとは限りませんし、高山茶が平地のお茶に「必ず」勝つわけでもありません。お茶の品質に影響を与える要素はあまりにも多く、茶畑の管理、製茶設備、製茶技術、茶畑の立地、天候などが含まれます。標高はそのうちの1つにすぎず、どのプロセスであっても一つでもミスがあれば、どんなに標高が高くてもお茶は台無しになってしまいます。 先ほどの話に戻りますが、ある年の茶の季節に大禹嶺で1ヶ月間雨が降り続けたことがありました。その年の茶樹の茎は細長く葉は薄く、おまけにすべて雨の中摘み取ったお茶になってしまい、出来上がった品質は「悲惨」としか言いようのないものでした。その年は平地のお茶が大禹嶺のお茶を負かしたのです。 とはいえ、店長が長くお茶を仕入れてきて、こうしたケースはやはり少数派です。恵まれた自然環境というアドバンテージのほか、高標高のお茶は利益率が高いため、茶園のオーナーも茶畑の管理や製茶工場の設備、技術スタッフへの投資に前向きです。そのため、やはり高標高のお茶の方が勝ち目が高いと言えます。 店長も仕入れの際には標高を参考にしますが、決してそれが最優先事項ではありません。店長が一番重視するのは茶畑の管理です。同じ標高であれば管理が行き届いている方をまず選びますし、たとえ標高が500メートル低くても、管理のしっかりした低標高のお茶なら、高標高のお茶に勝つチャンスは十分にあります。

阿里山で二水茶を探す

店長はここ数日、阿里山の茶畑を回って質の良い二水茶を探しているのですが、何日探しても「良い茶葉が見つかりません」。 お茶好きの方から「阿里山でも二水茶を摘むの?」と聞かれることがありますが、その通りです!実は阿里山だけでなく、どの茶産地にもありますが、摘み取るかどうかは茶葉の品質次第です。育ちが良くなければ農家も摘みません。なにしろ茶摘みの人件費は安くありませんから。それに、毎年摘めるわけでもなく、あまり頻繁に摘むと「敗欉(茶樹の生育が弱ってしまうこと)」になりやすくなります。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 正直なところ、良質な二水茶はそう多くありません。主な理由は、5月や6月になるとすでに夏に入り、茶葉の渋みが少しずつ増えてくるからです。二水茶にとって最も重要なのは好天に恵まれることです。店長は一昨年、阿里山の二水茶で春茶よりも品質の良いものを見つけたことがありますが、その時は春茶の収穫が早まり、二水茶が5月上旬にまた伸びてきたものの、まだ気温が低かったため品質が非常に良くなりました。 しかし今年の阿里山の二水茶はそれほど運が良くありませんでした。5月下旬から6月上旬にかけて雨の日が多すぎたため、お茶の味わいが渋くなるだけでなく、水っぽくなってしまいました。このようなお茶はもちろん除外します。とはいえ、今回の探訪でも収穫はありました。中切り(剪定)を行い、追肥を強化したいくつかの茶畑に狙いを定めています。これまでの経験からすると、冬茶で良い茶葉ができる可能性は十分にあります。 この後、杉林渓や梨山でも二水茶やウンカ茶(蜒仔茶)が続々と出てきますので、良い茶葉があればまたお茶好きの皆さんにご報告しますね。

海外茶を台湾高山茶として偽装販売したニュースについて

ここ数日、茶業界で大きな話題となっている、海外産の茶葉を台湾産の高級茶と偽って販売していた事件について、検察当局の摘発を受け、店長である私もひとこと言わせてもらいつつ、存在感をアピールしておきます。※7/28に店長からの続報があります。まずは登場人物の紹介から: 姓が楊のベトナム茶業者。ベトナム茶を台湾茶と偽り、600 gあたりNT$125で姓が林の業者に販売。自宅にはまだ10トンのベトナム茶の在庫がある。 姓が林の業者。仁愛郷の茶工場責任者。600 gあたりNT$125で楊からベトナム茶を仕入れ、台北の有名茶店に販売した。 台北の有名茶店。林から茶を仕入れ、消費者に販売。 ==================== アップデート1:店長の情報筋によると、海外茶を台湾茶として売っていたのは2021年6月の出来事であり、なぜ2022年7月になってようやく報道されたのかは不明。 アップデート2:林氏がベトナム茶を転売していたのは事実だが、仕入先にはベトナム茶であることを伝えており、ニュースで報じられているような「安いベトナム茶を台湾茶と偽って詰め替えた」わけではない。 ==================== まずは台北の有名茶店について。ネットでも有名な販売店です。被害者であるかどうかに関わらず、今回のダメージは計り知れず、罰金が科せられただけでなく、ブランドの信用失墜による損失は見積もりもつきません。 次に、ベトナム茶を扱う楊氏について。報道を見る限り、彼は王氏(※原文ママ)にベトナム茶を出荷しただけでなく、一般客にもベトナム茶を台湾茶と偽って販売していたため、検察に摘発されました。店長としては、ベトナム茶を売ること自体は問題ないが、台湾茶と偽って人を欺くのは非常に悪質だと感じます。最もゴシップ的なのは、自宅の倉庫にまだ10トンのベトナム茶が眠っていることで、いったいどれだけの量がすでに売られてしまったのか……? 最後は林氏について 林氏に関して、店長が得た情報では、ニュースで言われているような「安いベトナム茶を台湾茶と偽って売った」という事実はなく、単なるベトナム茶の仲介であり、下流の業者に対してもベトナム茶であるとはっきりと伝えていました。 ===================== 自由時報の報道:https://news.ltn.com.tw/news/society/breakingnews/4004699 中時新聞の報道:https://www.chinatimes.com/realtimenews/20220726004228-260402?chdtv

高山茶も秋茶を摘むの?

先日、店長が梨山の茶農家が追肥を行っており、まもなく始まる秋茶の収穫に向けて準備を進めていると話したところ、何人かのお茶仲間から「梨山でも秋茶を摘むの?」という質問をいただきました。店長からはっきりお伝えしますが、摘みますし、しかも「ガンガン摘んでいます」よ。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} どの産地でも秋茶は収穫されます。お茶仲間の中には、マーケティングの文章などで「高山茶は非常に貴重なので春茶と冬茶しか摘まない」と読んだことがある方もいるかもしれませんが、店長から言わせてもらえば「それは考えすぎですよ!」。高山茶の本気を出せば、年間5回(春、夏、秋、冬、そして冬片)収穫することだってあります。 店長の観察 お茶仲間から「じゃあどうして秋茶を売っている人を見かけないの?」という疑問が湧くかもしれませんが、理由は先ほど挙げたとおりです。マーケティングの文句で「春茶と冬茶しか摘まない」とうたうのは、つまり「秋茶は二流品である」と暗示しているようなものだからです。二流品が簡単に売れるわけがありませんよね?だから大半の秋茶は冬茶として売られているのです! もう一つ秘密を教えてあげましょう。質の良い秋茶は「冬茶に劣りません!」。大切なのは茶園の管理に手を抜いているか、肥料を十分に与えているかです。以前もお話ししましたが、しっかり管理された茶工場では、有機肥料代だけで数十万元もつぎ込んでいます。茶樹にしっかりと栄養を行き渡らせ、高山の激しい寒暖差という環境さえあれば、秋茶は普通の冬茶に軽く勝ってしまいます。 店長もここ数年、翠峰の秋茶や梨山秋茶を販売してきましたが、お客様からは「秋茶だなんて全然わからない」、「旬の冬茶だと思った」という感想をいただいています。こういう品質の秋茶は、大半が正真正銘の冬茶として売られているのが実情です。なぜなら、違いがわかる人はほとんどいないからです。

木柵茶区で鉄観音を探す

少し前に香港のお茶仲間から依頼を受け、高品質な木柵鉄観音を探すことになり、一昨日梨山での仕事の合間に木柵の茶区へ行ってきました。ただ、春茶の収穫からすでに2ヶ月が経っており、良いお茶はとっくに買い尽くされていたため、今回は質の高い鉄観音を見つけることができませんでした。 良いお茶には巡り会えなかったものの、収穫はありました。今回は非常に珍しいお茶をたくさん飲むことができました。一番有名な鉄観音(写真1)のほか、店長が飲んだのは水仙(写真2)、大葉種、黄金桂(写真3、5)、武夷(写真4)などで、どれも鉄観音の製法で作られており、そのどれもが目を見張る美味しさでした! /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} しかし、最大の驚きは「鉄観音の茶樹品種」で作られた「東方美人茶」(写真6、7)でした。そうです、見間違いではなく、本当に鉄観音の東方美人茶なのです。茶農家に見せられたときは、聞き間違えたかと思いました!そしてその味わいは言葉では表現できないほど素晴らしく、甘くて喉越しが良く、いわゆる「ウンカの噛みによる独特の風味(涎味)」がたっぷり。間違いなく上等な品評会茶クラスの逸品です! ただ、このお茶は非売品です。ほんの少ししか収穫できず、お客さまのおもてなし分だけで精一杯なためです。買えないと思うと実に惜しいですね。 店長のひとりごと 今回木柵の茶区を訪れてもう一つ感じたのは、「観光客が減った!」ということです。特に猫空駅の周辺は観光客の姿がかなり少なくなっていました。 何人かの茶農家とお話しした際、「外国人観光客が減った」という話を耳にしました。これは木柵の茶農家にとって大きな痛手です。なにしろ猫空ロープウェイは海外からの観光客にとって人気の定番コースであり、鉄観音は地元の名産品ですから、コロナ禍で外国人観光客という大口の顧客がいなくなったことで、茶農家の収入少なからず影響を受けています。 お茶好きの皆さん、お時間があればぜひ猫空に足を運んでみてください。マスク着用のルールも緩和されましたし、木柵を散歩するのにマスクなしで新鮮な空気を思い切り吸い込むことができますよ! 追記:茶畑の雑草を抜いていないのはサボっているわけではなく、茶樹と土壌を守るためです。夏が過ぎれば草刈りをします。

店長の茶の買い付け・販売こぼれ話 – 秋茶について

ここ数日、秋茶の収穫・仕入れが本格化しており、新しいお客様からもたくさんのお問い合わせをいただいています。これを良い機会に、秋茶に関してよくいただくご質問や誤解についてお話ししたいと思います。 秋茶は品質が良くない:このような印象を持たれているのは、かつて販売促進のために茶商が春茶や冬茶ばかりを強調してきたからではないかと思います。そのせいで、いつの間にか秋茶の品質は低いというイメージが定着してしまいました。しかし実際には、秋茶も春茶や冬茶と同じように、良いものもあればそうでないものもあります。しっかりと管理され、天候に恵まれ、製茶の条件さえ良ければ、秋茶でも極上の美味しいお茶が出来上がります。 /*! elementor – v3.14.0 – 26-06-2023 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 秋茶を摘む人は少ない:これは間違いです。実際のところ、主要な茶産地はいずれも秋茶を収穫しており、その量は決して少なくありません。大禹嶺や碧緑渓といった高品質な高山茶の産地でさえ秋茶を摘んでおり、他の産地であればなおさらです。2022年の翠峰茶区を例にとると、春茶と秋茶の生産量の比率は約5対4で、かなりの量が生産されています。実際、高山の秋茶は冬茶よりも生産量がわずかに多いことさえあります。2枚目の写真は翠峰の秋季の様子ですが、ほとんどの茶畑で秋茶の収穫が行われているのがわかります。 秋茶はすべてタピオカミルクティーなどのドリンクスタンド用に回される:これも間違いです。ドリンクスタンドで使われているお茶の多くは輸入茶です。平地の秋茶については断言できませんが、高山の秋茶は品質が非常に高く価格も安くないため、ドリンクスタンドの原料茶として使われることはめったにありません。 なぜ市場で秋茶があまり売られていないのか:それは秋茶が売れにくいからです。理由は1つ目で触れた「秋茶は品質が良くない」というイメージがあるためです。そのため、多くの人が秋茶を冬茶として販売したり、ブレンド(混ぜ合わせ)して冬茶や春茶に紛れ込ませたりしています。もしかすると、過去に買われた冬茶の中身も実は秋茶だったということがあるかもしれません。 秋茶には「火味(焙煎香・焦げ感)」がある:これは本当です。夏や秋は気温が高くお茶の味わいも重くなるため、どうしても火味が出やすくなります。これが、秋茶の価格が冬茶よりもお手頃な理由でもあります。とはいえ、製茶の条件が整った秋茶であれば、この火味を抑えることも十分に可能です。また強調しておきたいのは、この火味は誰もが必ず感じ取れるというわけではない点です。もしお茶初心者の方だったり、味の違いがよく分からなかったりするのであれば、高いお金を出して無理に冬茶を買う必要はありません。秋茶こそ、あなたにとって経済的で満足できる賢い選択肢になります。 これまでの長年の秋茶販売の経験から言っても、多くのお客様は秋茶と冬茶の違いを区別できませんし、それどころか冬茶の品質を凌駕する秋茶もたくさんあります。まだ秋茶を試したことがないという方は、ぜひ一度秋茶にチャンスを与えてみてください。秋茶に対する見方がきっとガラリと変わるはずです。

店長のつぶやき – 最近、雨が少なすぎる件について

最近、基隆の水不足や、宜蘭で7月の降水量がわずか11mmにとどまり茶樹が枯死したというニュースを目にし、店長もなんだか夢から現実へと引き戻されたような気分です。本当に最近、雨が少ないですよね。 /*! elementor – v3.14.0 – 26-06-2023 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 8月は高山秋茶の収穫の最盛期ですが、記憶では8月1日に雨が降っただけで、あとはずっと快晴でした。8月だけでなく、7月中も高山地帯ではあまり雨が降りませんでした。お天気のおかげで茶葉の収穫は順調、製茶の条件も良く、秋茶の品質は最高で、みんな喜びの雰囲気に包まれていました。しかし、秋茶の収穫が進むにつれて、茶農家も「あれ、なんだか雨が降らなすぎるぞ?」と異変に気づき始めました。 2021年の春茶を襲った歴史的大干ばつのことは、皆さんもまだ記憶に新しいのではないでしょうか。当時、茶樹が大量に枯死し、枯れなかったものも収穫量や品質が大きく落ちました。まだ去年のことですから、茶農家が心配するのも無理はありません。 雨が足りないことには、もう一つ大きな問題があります。それは、肥料が発酵せず、養分が土壌に行き渡らないため、茶樹が十分に栄養を吸収できず品質が落ちてしまうことです。2021年の春茶のように、収穫量が少ないだけでなく品質もいまひとつだったのは、まさにこの干ばつが原因でした。 今日またニュースで、中国・四川省重慶市での45度という猛暑や、長江流域の干ばつの報道を目にしました。見れば見るほど不安になり、気候変動や極端気象がもはや日常になりつつあると感じます。 天気予報を見ると、ここ数日も相変わらずの快晴の予報です。一日も早く雨が降るよう祈りつつ、この数日は山に足を運び、それぞれの茶園で水源が足りているかどうかを確認しなければなりません。今年の冬茶は2021年の春茶と同様に、水源の確保が勝負の分かれ目になるかもしれません。

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