お茶の製造と調達

2022年 翠峰茶区 秋茶

7月末から8月初めにかけて、店長が翠峰茶区へ秋茶の育ち具合を見に行ってきました。一言で表現するなら「品質・量ともに抜群」。収穫量が多いだけでなく、茶葉の育ちも非常に美しく、店長が大きな期待を寄せていた翠峰の秋茶ならではの仕上がりです。 店長は前日に清境に宿泊しましたが、夜間の気温は12℃で、上着がないと本当に肌寒いくらいでした。朝6時に翠峰に到着したときの気温もわずか14℃。翠峰の茶葉の品質が高いのには、やはりそれだけの理由があります。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 店長は標高最も高い2,100メートル付近から見て回りました。写真をご覧ください。言われなければこれが秋茶だと信じられるでしょうか?春茶を基準にしても、最高水準と言えます。2枚目の写真は店長がマークしている茶園の一つです。春茶の収穫後に剪定と追肥を行い、この厚みと葉の縁のギザギザとした鋸歯(きょし)の素晴らしさがお分かりいただけるでしょうか? 3枚目もマークしていた茶園です。生産者が肥料をたっぷり施しているのがご覧いただけるかと思います。これほどの手間をかけた茶葉が、美味しくならないわけがありません。 もちろん、中にはそこそこの出来栄えの茶園もあります。剪定をしていない茶園、夏茶も収穫してしまった茶園、肥料が足りていない茶園などは、葉が薄っぺらで元気がないように見えます。そうした茶葉は、他の同業者の方々にお譲りしましょう。 2022年の翠峰秋茶は8月初めから本格的な収穫が始まります。標高2,100メートルから1,600メートルにかけて、約2週間かけて摘み取られます。店長は今年の翠峰秋茶に大変期待しています。天候さえ恵まれれば、今年は秋茶をしっかりと買い付ける年になりそうです。

2022年 梨山茶区 新佳陽茶区 秋茶

店主8月に梨山・新佳陽、そして福壽山農場周辺へ秋茶を探しに行ってきました。茶葉の品質は、まずは写真をご覧ください。これが秋茶だっておわかりになりますか? 今年の梨山新佳陽秋茶も「質・量ともに申し分ありません。」数日前に見た翠峰が90点だとすれば、梨山新佳陽はおよそ85点といったところで、秋茶の品質としては間違いなく高水準です。 店主が一日中、新佳陽や農場周辺を巡って主に狙いを定めたのは、茶園の管理がしっかり行き届いているいくつかの茶園です。秋茶に十分な肥料を与え、剪定も行い、管理が行き届いた茶葉は育ちも美しく、品質もほぼ間違いありません。あとは良い天気に恵まれることを祈るばかりです。 もう一つ触れておきたいのは、新佳陽の福壽山農場周辺には畑が多く、最近農薬が散布されていないか注意が必要という点です。 8月は高山キャベツの収穫最盛期で、収穫が終われば新しい苗を植え付けます。苗を植えれば当然施肥が欠かせません。ここでは有機肥料が使われており、有機肥料はハエが湧きやすいため、8月や9月の梨山、新佳陽、華岡、翠巒あたりはハエが飛び交います。 そのため、このあたりの製茶工場では美味しいお茶を作るだけでなく、防蠅対策も非常に重要です。店主が数年前、梨山のある製茶工場でハエが飛び交う中、製茶師がその横で急ピッチでお茶を作っているのを見かけ、その日はお茶のテイスティングすらする気になれませんでした。 7月末には農場周辺ですでに収穫が始まり、8月初旬には新佳陽でも本格的な出回り期を迎えます。また良い情報があれば皆様にご報告しますね! 当店の新佳陽茶

2022年竜鳳峡茶区・不動嶼茶区 秋茶

店長が8月初旬に竜鳳峡へ秋茶の様子を見に行ってきました。翠峰や梨山の秋茶の出来がとても良かったので、竜鳳峡・不動嶼の秋茶も期待できるだろうと思っていたのですが、蓋を開けてみれば「いまいち」という結果でした。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 今年の竜鳳峡の春茶は多くの梨山茶を軽々と凌駕する出来栄えだったため、店長も秋茶にかなり期待を寄せていたのですが、実際に品質を確認したところ、そこまで良くありませんでした。翠峰を90点とするなら、竜鳳峡はせいぜい……70点といったところでしょうか。今年の秋茶は、竜鳳峡の名に少し泥を塗る結果となってしまいました。 それに、秋茶の生産量もあまり多くなさそうです。標高1,700m以上の茶園ではおよそ7割ほどが茶摘みを行いますが、それ以下の標高では茶摘みを見送る茶園が多く見られます。木の生長を促すために葉を残しているところもあれば、冬茶の品質向上に向けて早めに剪定を済ませているところもあります。 数少ない救いは、いくつかの高山茶園で順調に育っている茶葉があることですが、こちらも量は多くありません。標高1,500m付近の竜鳳峡や不動嶼では、新芽が非常に柔らかく、まだ出来が良いかどうかの判断がつかない状態です。茶摘みができるようになるのは9月頃になりそうです。 何人かの茶農家さんに話を聞いたところ、みな冬茶の品質に向けて気合を入れていました。店長が思うに、竜鳳峡の茶農家には職人魂を持った人が本当に多いです。「秋茶の出来が今ひとつなら今年は摘まない、品質をしっかり管理して茶樹を休ませ、冬茶で勝負する」というわけです。 そして最後はやっぱり、竜鳳峡の茶区を称えたいですね。店長がよくこの茶区は「タダ者ではない(骨格精奇)」と言うのですが、当日の朝5時半に到着したときは最高の天気だったのに、8時過ぎから霧が出始め、9時過ぎに帰るころにはなんと日差しと濃霧が入り交じる天気になっていました。竜鳳峡から時々ひと癖あるようなとんでもない名茶が生まれるのには、やはりそれなりの理由があるようです。

2022年 清境農場松岡・梅峰 秋茶

店主は8月上旬に清境へ行ってきましたが、松岡でも梅峰でも、茶葉の育ち具合が「本当に素晴らしい!」んです。店主が点数をつけるなら、翠峰が90点、梨山新佳陽が85点、そして松岡・梅峰の秋茶にはなんと88分の高得点を出します。適当に言っているわけじゃないですよ。まずは写真を見てください、これが秋茶に見えますか? /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 今年の春茶は1週間ほど雨が続いたため全体の品質があまり良くなく、例年よりも劣るほどでした。しかし、秋茶は少し違います。品質も収量も揃っており、8月上旬から中旬にかけて天気が安定さえすれば、松岡・梅峰の秋茶は素晴らしいお茶が大量にできるチャンスがあります。 店主が今回特に狙っているのは2つの茶園で、どちらも茶園の管理が行き届いており、肥料をたっぷり使っているところです。茶農家と話した際、今年は肥料の価格が高騰していて厳しいとぼやかれていました。聞いてみたところ、30 kg入りの大豆カス肥料が1袋あたりNT$100以上値上がりしたとのこと。彼の松岡の茶園では1シーズンに200袋も使うため、それだけで余分にNT$20,000もかかる計算になります。 心の中でざっと計算してみたのですが、彼の茶園の広さは約1.03ヘクタール(1甲強)少しです。普通の茶園なら100〜150袋のところ、ここは200袋も使っているのですから、相当なコストをかけていると言えます。これだけ秋茶が良く育つのも納得ですね! まずは皆さまに松岡と梅峰の茶園の写真をお届けします。また良いニュースがあればお知らせしますね!

2022年 番仔田・三層坪 冬茶の生育状況

店主がここ数日、番仔田と三層坪へ茶畑の様子を見に行ってきました。相変わらずの問題で、茶の育ちが悪いか、成長がかなり遅いです。10月下旬なのにまだ新芽の状態で、例年よりかなり遅れている印象です。高標高のいくつかの茶畑は比較的順調に育っており、10月下旬から収穫できそうです。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} まず番仔田ですが、標高1,400mから1,600mのエリアではいくつかの茶畑が比較的普通に育っており、月末には収穫開始できそうです。収穫量は例年の7、8割ほどになりそうです。その他の茶畑は育ちが少なく、葉がとても柔らかいため、早くても11月以降の収穫になりそうです。1,400m以下の場所は、さらに新芽が柔らかい印象です。 三層坪茶区の冬茶 最も標高の高い1,600m付近では、10月20日頃からわずかに収穫が始まっていますが、こちらも収穫量は少なめです。大部分の茶畑は葉が柔らかすぎて、同様に11月以降の収穫となります。 番仔田と三層坪の冬茶は、例年より10日ほど遅れそうです。茶の成長が遅いことは必ずしも悪いことではありませんが、今年の他の茶区は「成長が遅いうえに大きくならない」状態なので、番仔田と三層坪も同じような育ち方にならないことを願っています。 結論:今年は来るのが早すぎました。10日後にまた来ます。

冬茶の収穫順序

今年の高山春茶は品質があまり芳しくなく、店長も仕入れを抑えたため、店頭の春茶はすでに多くが完売しています。お茶仲間の中にはストックが底をつき、今年の冬茶はいつ発売になるのかと連絡をくれる方もいらっしゃいます。そこで今回は、冬茶の収穫順序についてお話ししたいと思います。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 高冷地は寒くなるのが早いため、標高が高い茶区ほど冬茶の収穫が早くなります。冬茶の収穫順序は、大体以下の通りです。まず華岡の頂部、福壽山農場、大禹嶺、畢緑渓、福壽山農場の周辺、続いて標高2000メートル前後の翠巒北線、翠峰、梅峰松崗、新佳陽、奇莱山へと、順次下りながら収穫していきます。 10年前は最も早く市場に出回る冬茶といえば大禹嶺でしたが、現在では大禹嶺が最も標高の高い茶区というわけではなく、現在最も早く収穫されるのは華岡頂部や福壽山農場で、9月中下旬頃から収穫が始まります。大禹嶺、畢緑渓、福壽山農場周辺は9月末から10月初め頃です。これら標高2000メートルを超える茶区の茶葉が、最も早く収穫される冬茶となります。その後、標高2000〜1000メートルの冬茶は、10月初めから月末にかけて収穫されます。 ついでにお伝えしておきますと、春茶は冬茶とは逆に、華岡頂部、福壽山農場、大禹嶺などでは6月になってようやく春茶の収穫を迎えます。同業者が3月に大禹嶺の春茶を販売しているのを見たことがありますが、ちょっと待ってください、その時期はまだ新芽すら出ていませんからね!

梨山新佳陽の冬茶にピンチ到来

店長はこの2日間、梨山へと足を運び、もともとは新佳陽集落で茶畑の様子を見る予定でしたが、なんと道路がいまだに通行止めとなっていました。冬茶のシーズンが間近に迫る中、これには新佳陽の茶農家も本当に頭を悩ばせていることでしょう。 ご存知ないかもしれませんが、新佳陽集落は梨山の主要な茶産地です。しかし、地元にある製茶工場は少なく、収穫された茶葉の大部分は梨山市街や華岡へ運んで製茶を行います。道路が早急に復旧しなければ、2022年の新佳陽の冬茶は品質も生産量も大きな打撃を受けることになります。 店長が現地の茶農家に話を聞いたところ、みなさん現在とても頭を悩ませていました。現地の工場では処理しきれず、かといって佳陽・翠巒産業道路に迂回しようにも、1時間以上の道のりを行くうちに茶葉が傷んでしまうため、それも使えません。今はただ道路の復旧を祈るばかりで、さもなければ冬茶が台無しになってしまいます。 今回の土砂崩れが発生したのは、中横公路の台8線77K付近にある霊甫橋です。もともと崩落しやすいスポットでしたが、9月18日の地震以降さらに落石が始まり、数日前にようやく撤去作業が終わり1日3回に分けて時間制限付きで通行が再開されたばかりでした。それが10月1日の未明に再び大規模な土砂崩れが起きてしまいました。作業員に話を聞いたところ、復旧には10月末頃までかかりそうだとのことです。 茶のシーズン中の交通に影響が出るのは確実ですが、時間制限付きでも通行できるように急ピッチで復旧が進むことを願うばかりです。そうでなければ、今年の冬の新佳陽の茶農家は本当に大変なことになってしまいます。 10月3日追記:新佳陽の茶農家が工務段(道路事務所)に働きかけ、冬茶のシーズン中は茶葉を積んだトラックの通行を許可してほしいと要請しました。現在のところ、1時間に1回、茶葉運搬車の通行を認める方向で調整中とのことです。 註1:動画は10月1日午前6時に撮影されたものです:https://www.youtube.com/watch?v=9GEU2wmq5jI 註2:画像1は8月上旬、画像2は10月1日の同じ場所です。 当店のお茶:新佳陽

2022年冬茶の生育状況

皆様に良し悪し半々のお知らせがございます。なんと、2022年の冬茶の収穫が遅れることになりました! 通常は秋茶の収穫から約60日後に冬茶を摘み取るのですが、今年は高冷地の冷え込みが早く、茶葉の成長が少しゆっくりめです。もともと9月末に茶摘みを始める予定だった碧緑渓や農場サイドも、10月にずれ込むことになりました。「そろそろストックが底をつく頃だから、冬茶はいつ発売になるんだ」とせっつかれている茶友の皆様、店長よりお詫び申し上げます!こればかりは茶葉の育つペースですので、店長としてもどうしようもありません。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} ですが、成長が遅いことにもメリットはあります。茶葉が多くの成分を蓄えることができるため、味わいもより深くなります。今年の冬茶は65日〜70日かけて育つため、そのぶん茶葉がじっくりと栄養を蓄える期間が増えました。たった数日と思われるかもしれませんが、この数日が普通の茶と特選茶の分かれ道になることもあるのです。今年の冬茶は本当に期待できますよ。 碧緑渓や農場サイドの茶農家さんに尋ねたところ、10月5日から10日頃の茶摘み開始となりそうです。例年より7日ほど遅いペースですね。高標高の新佳陽、翠峰、清境も同じく1週間ほどの遅れとなります。今年の冬茶の販売開始は、10月10日頃になる見込みです(パッケージングの作業時間を含みます)。 補足ですが、標高1,700m以下の竜鳳峡、馬烈霸、翠巒は、10月中旬以降の収穫となります。

2022年 梨山冬茶の生育状況

梨山冬茶は10月12日前後に本格的な収穫期を迎えます。店長は数日前に先陣を切って梨山へ茶の生育状況を見に行ってきましたが、残念ながら今年の冬茶は豊作とは言えなそうです。 今年の梨山秋茶は大豊作となり、品質・収穫量ともに近年最高と言える出来栄えでした。しかし冬茶はそれほど幸運とはいきませんでした。8月の干ばつにより、冬茶の芽の数が少なくなってしまったのです。これは梨山茶区の松茂部落、農場周辺、83K〜89K、新佳陽のいずれのエリアでも同様です。さらに厄介なことに、寒くなるのが早かったため茶の木が十分に成長できず、葉のサイズも小ぶりになりました。2022年の本場・梨山冬茶の収穫量が例年より少なくなることは確実と見られています。 嬉しいことに、発芽数は少ないものの葉自体は肉厚で、小ぶりながらも旨味がギュッと詰まっているように見えます。おまけに先日のブログでもお伝えした通り、今年の冬茶は成長にかける時間が長かったため、摘採期に雨さえ降らなければ、2022年の梨山冬茶は「少量ながらも高品質」な年になるチャンスがあります! 店長がリサーチしたところによると、10月7日から農場周辺や83K〜89Kで順次茶摘みが始まり、12日前後に本格的な出荷を迎えるとのことです。今年は収穫量が少なめであることに加え、新佳陽の道路が通行止めになるという不確定要素もあるため、正真正銘の梨山産「美味しいお茶」は早い者勝ちになりそうです。ご自宅のストックが切れているお茶ファンの皆さんは、あと数日お待ちください。店長が12日に山へ直行して美味しいお茶を確保してきます。いい茶葉をゲットするまでは家に帰りません!

2022年清境梅峰松崗冬茶生長狀況

前几日の翠峰茶区に比べ、清境梅峰と松崗はいたって順調です。茶農家によると、10月8日頃から茶摘みが始まり、一部の柔らかい茶畑では15日頃からも作業に入る予定とのことです。昨年と比べると減産にはなりましたが、わずかな範囲であり、例年並みと言えます。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 冬茶の品質はおおむね60〜85点といったところです。やはり茶畑の管理がきちんと行われているか、灌漑や施肥にしっかりと手間とコストをかけているかが重要になってきます。葉がペラペラに薄いものは、肥料が足りていないか、あるいは水やりが不十分で肥料が分解されず、お茶の木に栄養が行き届いていないことが原因です。そのため、どうしても美味しいお茶にはなりません。 今回は梅峰の茶畑を8日、松崗の茶畑を中旬に茶摘みする予定でマークしています。茶葉はどれも肉厚でみずみずしく育っており、収穫期に雨さえ降らなければ、極上の美味しいお茶になるチャンスがあります。皆様、ぜひ楽しみにしていてください!

2022年 梨山冬茶の生育および収穫状況について

先日、今年の梨山冬茶は「量は少ないけれど質が良い」とお伝えしましたが、店長として前言を撤回せざるを得ません。今年の梨山冬茶は、「良質な茶葉が少なく」、「全体的な収穫量も少ない」という厳しい年になりそうです。 10日ほど前に茶畑の様子を見に行った時は、新芽の数は多くないものの肉厚で柔らかく、このまま順調に育てば間違いなく最高の品質になると確信していました。しかし、10日後に再び訪れてみると、少し大きくなった新芽もあれば、全く成長していないものもあり、その光景を目の当たりにして言葉を失いました。主な原因は北東の季節風の到来が早かったことで、寒さのせいで茶葉が成長しきれなかったのです。保守的に見積もっても、今年の梨山冬茶は20%の減産となる見込みです。おまけに、こういった小ぶりな茶葉で作られたお茶は品質も芳しくなく、つまり美味しいお茶の量も大幅に減ってしまうということです。 さらに厄介なことに、梨山へ通じる道路が寸断されてしまい、茶農家は水路を使って茶葉(生葉)を運ばざるを得なくなっています。理想としては1時間以内に製茶工場へ届けることですが、現実はそう甘くありません。茶畑での作業から始まり、トラックで水辺まで運び、いかだに乗せ、水路で輸送し、いかだを降りて、さらにトラックで製茶工場へ運ぶという工程を経るため、多くの茶葉の到着が遅れてしまいます。摘みたての茶葉を長時間放置すると、圧迫されて傷んだり、蒸れて熱を持ったり、発酵が早まりすぎてしまったりするため、品質が急激に低下してしまいます。 ここ数日、梨山で茶葉の状態を確かめ、テイスティングを行った評価は、やはり「収穫量が少ない」、「良質な茶葉が少ない」というものです。現在、30種類の仕上がり品を試飲しましたが、スコアはおおむね40点から75点ほどで、基準に満たないお茶が大半を占めています。このような茶葉の状況には正直頭を悩ませていますが、私たち店長の仕事は美味しいお茶を探し出すことです。厳しい状況の時こそ前向きに捉え、これこそが茶商としての真価を発揮するチャンスだと思っています。

2022年 清境・奇莱山・東眼山 冬茶は見送ります

皆様には申し訳ございませんが、品質を考慮し、冬茶の多くの銘柄の買い付けを見送ることといたしました。清境梅峰、清境松崗、奇莱山、屯原、東眼山の茶葉につきましては「入荷なし」が確定いたしましたので、お待ちいただく必要はございません。 これら産地の冬茶は「目も当てられない」状態と言えます。収量が少ないだけでなく、出来の良くない茶葉が山積みです。味わいが薄すぎてお湯のようだったり、秋茶のような風味があったりします。また、もともと10月中旬に摘み取る予定だったものの、茶葉が育たずに11月にずれ込んだ茶園もありました。その結果、見た目は大きくならないまま葉が先に老化してしまい、最悪なことに冬片のような香りまで出てきてしまっています。 もちろん、中には良い茶葉が全くないわけではありません。店長が30数種類を試飲し、4種類が基準をクリアしました。しかし、良い茶葉が少ない分価格が高く、慎重に検討した結果、買い付けないことに決めました。とはいえ、それほど後悔はありません。なぜなら、その4種類は「買い逃したら後悔してもしきれないほどの極上品」というわけではなく、当店が仕入れた翠峰や翠巒のほうが品質的にさらに優れているからです。 もしこれらの産地の茶葉をお求めであれば、10月10日から15日までに摘み取られたものを優先してお選びください。この数日間が今年最高の茶摘み時期となります。次に良いのは19日から21日です。それ以外の、月末や11月初旬に摘み取られたものはおすすめしません。そして、必ず「若芽を摘んだもの(嫩採)」を選ぶようにしてください。今年の冬茶は、若芽を摘んでいるかどうかで品質に大きな差が出ています。 補足:10月16日は台風の大雨、22日・23日は台湾全土で大雨、31日も台湾全土で大雨、1日は雨、3日は小雨、5日は小雨となりました。大雨の後の2日間の茶葉は品質が良くなく、小雨の場合は状況によります。やはり10月10日から15日、および19日から21日の茶葉がおすすめです。 これらは伝統的な人気産地であり、多くのお茶好きの皆様がお待ちかねでした。店長が適当なものを仕入れて販売することも十分に可能ですが、信用を保つため今回は見送らざるを得ません。そうは言っても、見送る銘柄はおそらくこれだけにとどまらないでしょう。今年の冬茶は本当にここ数年で見られないほどの厳しさです……

2022年 阿里山竹崎・梅山冬茶の生育状況

店主が11月初旬に嘉義県の竹崎や梅山へ茶葉の収穫状況を見に行ってきましたが、一言で言うと「本当に散々な状態」でした。今年台灣は北から南までどこも冬茶の収穫量が少なく、阿里山の冬茶も例外ではありませんでした。 今年は茶葉の育ちが悪いだけでなく、多くの茶畑で生育不良が見られました。普段は一番生育旺盛な金萱茶さえも今年はボロボロで、今回の冬茶がいかに厳しい状況かお分かりいただけるかと思います。そのため農家のみなさんはどこも頭を抱えており、コスト割れしてしまったところも少なくありません。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 何軒かの茶農家にお話を伺ったところ、「東向きで日当たりが良いところ」や「収穫時期が早かったところ」は生育も良く、品質もかなり優れていました。実際に淹れて飲んでみてもその通りでした。一方で、例年は品質が良い西向きの茶畑のいくつかは今年は散々たる有様で、出来上がったお茶はまるでお湯のように薄かったです。 今年の阿里山冬茶で現在買い付けが決まっているのは石棹金萱のみです。樟樹湖、瑞峰の烏龍茶についてはまだ未定です。理由は、今年は全体の茶葉の量が少ないうえに、良質な茶葉がさらに少ないからです。店主として、お金を出してまで質の悪いお茶を買いたくはありませんので、じっくり見極めながら探していこうと思います!最悪の場合、今年の阿里山冬茶の仕入れは控えめにする予定です。

2022年竜鳳峡冬茶・不動嶼冬茶まもなく販売開始

お茶好きの皆さま、大変お待たせいたしました!店長が厳選した竜鳳峡の冬茶、今年もきちんとご用意できました。さらに嬉しいサプライズとして、しばらくお目にかかれなかった「不動嶼」もついに復活します! /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 前回お届けした不動嶼はまさに「圧倒的」な品質でしたが、その後数シーズンは期待を裏切る品質が続いたため、店長としては仕入れを見送っていました。今回は文句なしの極上品に出会えましたので、もちろん多めに買い付けています。お茶は数日中にパッケージングへ回し、来週には店頭に並ぶ予定です。 竜鳳峡については、良いニュースと悪いニュースがあります。良いニュースは、店長が「天王級」の素晴らしい品質の茶葉を見つけられたこと。悪いニュースは、今年は茶葉が深刻な不作のため、また値上がりしてしまうことです。店長も「多めに買うから値引きできないか」と交渉したのですが、茶工場のオーナーからは「売る茶葉が足りない」「公平に割り振るしかない」との返答でした。つまり、たくさん買いたくても売ってもらえないほど、このお茶がどれだけ争奪戦になっているかお分かりいただけるかと思います。 本日はここまで!お茶はこの1〜2日で竹山の工場へ運んでパッケージングし、来週には販売開始の予定です!

茶畑の防霜ファン

今回は「茶畑の防霜ファン」についてちょっとお話ししましょう。店長が初めてこれを見たのは10年以上前の福壽山農場でした。当時は、福壽山農場も親切だな、茶の木を涼しくするためにわざわざ扇風機までつけてあげているんだなと思ったのですが、実はまったく逆で、ファンは低温から茶畑を守るためのものだったのです。 /*! elementor – v3.15.0 – 09-08-2023 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 高山茶の産地では春や冬によく霜が降りるため、新芽が霜で凍ってしまうと全滅してしまいます。そこで防霜ファンの出番です。地上6〜10メートルのところにある暖かい空気を地面へと送り込み、「放射冷却現象を和らげ」、「茶の木の周囲の温度を上げる」ことで、霜害の発生リスクを抑えてくれるのです。 茶畑に防霜ファンが設置されているのを見かけたら、いくつかのことがわかります。1つ目は、その茶畑が間違いなく高標高にあること。2つ目は、生産農家がコストを惜しまずしっかり茶畑を管理していること。そして3つ目は、防霜ファン自体が高価なため、お茶の価格もそれなりに高くなるということです。先ほどお話しした福壽山農場は言うまでもなく、600 gあたり約1万元(NT$10,000)近くします。その他にも、防霜ファンを見かけたことのある翠峰、奇莱山、新佳陽、竜鳳峡はいずれも価格帯が高めの茶畑であり、どこも商売繁盛の人気の茶園ばかりです。お茶を扱う商人の視点から見ても、防霜ファンの設置は「優れた茶畑管理を見極める」上で、非常に大きなプラスポイントと言えます。 茶畑の霜害といえば、この10年で最も深刻だったのは2020年4月12日です。翠巒、東眼山、大同山、奇莱山、翠峰の各茶産地が霜害に見舞われ、その中でも翠峰の被害は「超甚大」でした。風当たりの強い茶畑では茶葉の収量が半分になってしまい、ある大手製茶工場はそれだけで3,000万元の売上を失い、当日の翠峰エリアは悲鳴の渦となりました。あの時の霜害が農家の人たちの心に大きなトラウマを残したのか、それ以降、翠峰では防霜ファンの設置がどんどん増え、今や台湾随一の防霜ファン密集地となっています。 最後に、防霜ファンを1基設置するのにいくらかかると思いますか?2021年当時で1基30万台湾元でしたが、ここ2年で値上がりしたかどうかは分かりません。そう考えると、お茶の価格が少し高くても納得がいきますよね。

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