高山金萱茶の奇遇記
店主は茶産地を巡るのが大好きです。茶園の状態を把握して次回の買い付けの参考になるだけでなく、いつも面白い出来事に出合えるからです。 今回は金萱茶(別名:二七仔、台茶12号)についてお話ししましょう。台湾の新種茶を代表する金萱茶は、香りが良く、収穫量も多く、適応力も抜群です。しかし、生産量が多いことと、味わいが青心烏龍ほど繊細ではないことから、価格は常に青心烏龍に及びません。そのため、販売価格やコストの面から、金萱茶が高山茶の産地で栽培されることは滅多にありません。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 現在、金萱が大規模に栽培されている最も標高の高い産地といえば、梅山の瑞峰や太興のあたりで、標高800〜1,000 mです。1,000 mを超えると徐々に少なくなります。店主も頂湖や廬山部落、樟樹湖といった標高1,500 mの茶産地で見たことがありますが、こんな高い場所で金萱を育てている人がいるなんて、いつもすごいなと感心させられます。 しかし、今年の4月末に店主はまた新たな世界を見ました。今回は標高1,900 mの翠峰茶区です。 面白いことに、この茶園はもともと金萱を台木にして青心烏龍を接ぎ木し、超頑丈な青心烏龍の茶園に仕立てる計画だったそうです。ところが金萱の適応力が強すぎて、根元から新芽が出てしまい、最終的に茶園全体が再び金萱茶に戻ってしまったのです。 これには参りました。今まで見た中で最高に美しい金萱の茶樹で、ツヤツヤと輝いていて見ているだけで喉が鳴りそうでした。その時は一袋買って仕入れてみようかと衝動に駆られましたが、価格を考慮して諦めました。標高1,900 mの金萱茶がどんな味なのか本当に気になります。今度、まず600 g買って飲んでみようかなと思います。 注1:写真は該当の茶園ではありません。仕入れていないのに写真を載せるのは気が引けますので。 注2:お茶仲間の話によると、武陵農場にも標高2,200 mの高山金萱があるそうです(!!)。店主は見たことがないので、今度見に行ってみたいです。 注3:武陵農場の高山金萱茶のページですので、お茶仲間のみなさんもぜひ参考にしてみてください:https://shop.wuling-farm.com.tw/_pages/product/show.php?num=258 注4:店主が見た中で最も標高の高い金萱茶は大禹嶺にあり、約2,500 mでしたが、数本ぽつんとあるだけで茶園とは呼べない規模でした。

