お茶の製造と調達

中国のロックダウンが茶葉販売に与えた影響について

5月11日から17日までの梅雨の影響で店長の茶葉の買い付け計画が狂ってしまい、華岡、碧緑渓、大禹嶺の茶葉が全く仕入れられず、最初は頭を悩ませていました。しかし、上海のロックダウンにより注文の減少や物流の混乱が生じたため、結果的に茶葉が仕入れられなかったことが災い転じて福となりました。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 廖長興茶業のFacebookページには、多く同業の方がフォローしてくださっています。5月と6月、店長のもとに中国大陸向けにビジネスをしている同業の方から、「うちの茶葉を引き取ってもらえないか」というダイレクトメッセージが何件も届きました。詳しく聞いてみると、中国のロックダウンによって茶葉が発送できなかったり、向こうの卸先から注文をキャンセルされたりして、茶葉が売れなくなってしまったとのことでした。 産地価格の2割引で梨山茶を譲りたいという同業の方もいれば、店長が大禹嶺を仕入れられなかったことを知っていて、「本物だと証明できるから引き取らないか」と声をかけてくれる方もいました。同業たちが持っている茶葉が本物であることは信じていますが、あちら側の物流が混乱している現状ではどうすることもできず、売りたくても売れないため、お断りするしかありませんでした。 店長は4月と5月の段階ですでに中国のロックダウンの影響を肌で感じていました。当時は注文のキャンセルが相次いだり、別の配送ルートに切り替えたりしたせいで、発送コストが大きく膨らんでいました。幸いにも5月の時点で上海や浙江省向けの注文を一時停止し、先ほどお話しした梅雨で買い付け計画も狂ったため、過剰な在庫を抱えずに済みました。しかし、他の同業の方々はそれほど幸運ではなく、在庫を抱えすぎて売るに売れず、これらの茶葉は冬茶が発売される頃には前シーズンの茶葉(旧茶)になってしまうため、新茶とブレンドするか値下げして売るしかなさそうです。 最近では、産地での価格が「軟化」していることにも気づきました。かつては全く値下がりしなかった価格が、今では自発的に引き下げられています。理由を探ってみると、やはり向こうでの販売が減少しているためでした。これもまた別の意味での「災い転じて福となす」と言えるでしょうか?とはいえ、一刻も早くコロナ禍が収束することを祈るばかりです。この状況下での生活は本当に息が詰まります。 追記:日々のストレスを少しでも和らげるため、美しい茶畑の写真をいくつか載せておきます。

2022年 高山秋茶

最近の電力消費量が連日最高を更新しているため、店長も電力会社の節電要請に応えて、涼しい高山へ天然のエアコンを求めて逃避行してきました。山頂に着いてみると、「天然ブランド」のエアコンは効き目が抜群で、真夜中にはなんと12度まで下がりました。まあ、今日の話のメインはそこではなく、高山秋茶の収穫がもうすぐ始まるということです! /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} まずはその誤解を解いておきたいのですが、お茶好きの皆さんなら「うちのお茶は素晴らしくて貴重だから、春と冬しか摘まない。『秋茶は品質が良くないから収穫しない』」というお茶屋のセリフを一度は聞いたことがあるでしょう。店長からはっきり言いますが、「高山の秋茶は悪くありません」!茶園の管理さえしっかりしていれば、高山の秋茶は春茶や冬茶に引けを取らないことだってありますよ! 大きな理由の一つとして、高山の環境は平地とは違います。平地では7月の昼間の気温が40度近くになりますが、高山では夜間の気温が12〜14度(2枚目の写真:車の外気温度計です)、昼間でも最高で20〜22度(3枚目の写真)ほどです。ここは茶樹にとって最も居心地の良い環境であり、そこで育ったお茶が美味しくならないわけがありません。ですから、「高山の秋茶は良くない」なんていう噂はもう信じないでくださいね。 7月下旬に店長が翠峰、奇萊、清境の一帯でお茶の買い付けをしたところ、2022年の秋茶は「質・量ともに抜群」であることが分かりました。今年は買いだめ(仕入れ)の当たり年になりそうです。8月上旬には秋茶が本格的に出回り始め、中旬頃から順次市場に登場する見込みです。 例年通り、店長が厳選する高山秋茶は「標高1,700m以上」「徹底した管理」が行き届いた茶園のものです。天候さえ良ければ、店長もしっかり仕入れの準備を進めていきます。

華岡頂茶区について雑談

コロナ禍の影響もあり、ここ数年は各茶区の価格が下が傾向にありますが、一部の茶区では逆に値上がりしています。店長の感覚では、大禹嶺と華岡頂が最も激しく高騰しているエリアです。 大禹嶺が高騰した理由は誰もが知るところで、2015年に茶園が次々と伐採され、生産量が1/10以下に激減したため、供給が細って価格が高騰するのも当然です。一方の華岡頂についても、大禹嶺の茶園伐採が大きく関係していると店長は見ています。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} ご存知の通り、大禹嶺はかつて台湾で最も標高の高い茶区であり、標高が価値を左右する高山茶市場において、当然ながら最高値をつけるエリアでした。大禹嶺の105K松露茶園は、伐採される前は600 gあたりNT$12,000もの値段がついていたのです。そこで疑問が湧きます。大禹嶺が最高峰の茶区の座を失った今、本当のトップはどこなのか?そう、今日の主役である「華岡頂」茶区です。 10年前、華岡頂の卸値はおおよそ600 gあたりNT$4,000以内でしたが、現在(2022年)ではNT$6,000〜NT$8,000に達し、大禹嶺を追い抜いています。現地関係者に「なぜここまで高くなったのか」と尋ねたところ、「人件費や肥料代が上がったからだ」という返答でしたが、店長もバカではないので、そんな言い分は到底信じられません。 値上がりの最大の理由は「華岡頂が最高峰の茶区に登り詰めたこと」であり、他の要因は二の次だと店長は睨んでいます。でなければ、他の茶区がここまで値上がりしていない説明がつきません。 誤解のないよう言っておきますが、値上がりに文句を言いたいわけではありません。むしろ「ごく自然で妥協できること」だと思っています。なにせ最高峰の茶区であり、品質は抜群、そのうえ生産量も少ないのですから、消費者が納得して買うのであれば適正価格と言えるのではないでしょうか? 華岡頂の値上がりについて考えたのは、数日前に同業他社が華岡頂を600 gあたりNT$1,600で販売し、しかも「買一送一(1個買えばもう1個プレゼント)」をやっているのを目にして、思わず呆れて笑ってしまったからです。それはさておき、卸値が600 gあたりNT$6,000〜NT$8,000だとして、お茶ファンの皆さんは小売価格はいくらぐらいが妥当だと思いますか?

2022年 奇莱山茶区 秋茶

店主は8月上旬に奇莱山茶区へ足を運び、秋茶の様子を見てきました。向かいの山の清境茶区と同様に、奇莱山秋茶も「香り・味わいともに抜群」です。春茶ほどの勢いはないものの、店主としては80点の高得点をつけたい出来栄えです。今季の奇莱山秋茶は、文句なしの高品質な年となりました。 実は7月末にはすでに奇莱山秋茶の摘採が始まっており、店主も非常に質の高いものを口にすることができました。本格的な収穫のピークは8月1日から15日の間となります。店主も改めてじっくりとテイスティングを行い、これほど質の良い茶葉が揃う当たり年は、数ある良茶の中から最高のものを厳選し、この機会にしっかり仕入れておきたいところです。 そして特筆すべきは、これまでの奇莱山茶区は主に大茶工場が2軒と中規模工場が2、3軒という構成でしたが、今年は新たに茶工場が加わる予定です(画像3)。場所は奇莱山茶区の最も標高の高い、標高2000mの地点で、現在急ピッチで建設が進められています。ご時世的に、いま大きめの茶工場を建てるとなれば数千万円は下りません。オーナーのこれほど思い切った投資には、どんなお茶が出来上がってくるのか今からとても楽しみです。 最後にもう一言、奇莱茶区の茶農家さんたちの茶園管理の素晴らしさには脱帽します。肥料の投入量が半端ではありません(画像2)。皆さん、この贅沢さがお分かりいただけるでしょうか? 聞くところによると、現在30kg入りの大豆粕肥料が1袋 NT$700 もするそうで、この茶の列だけでも1シーズンに数千元もの肥料代がかかっている計算になります。ここまでしっかりと手をかけて育てているのだから、美味しいお茶ができるのも当然ですね。 高品質なお茶をお探しの方へ:奇莱山茶

2022年 翠峰・清境・松崗・梅峰 秋茶の生育状況

8月15日現在、翠峰、清境、松崗、梅峰の秋茶はすでに大部分の茶葉の収穫を終えています。仕入れをお考えの同業の皆様、どうぞお早めに動いてください。今年の翠峰・清境の茶葉は本当に「質・量ともに抜群」で、多めに仕入れなければ損をしてしまうほどの出来栄えです。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 店長が8月上旬にお話しした通り、翠峰や清境の茶葉(茶菁)は90点という高得点が狙える状態でした。天候さえ恵まれれば、極上の茶葉が大量に生産できるチャンスがあったのです。そして8月上旬は連日最高の好天に恵まれ、製茶の条件は抜群、収穫も非常にスムーズに進みました。その結果が、今回の秋茶の「水準を大きく超える出来栄え」です。店長も、これほど素晴らしい秋茶のシーズンに出会うのは本当に久しぶりです。 今季の秋茶は質と量が優れているだけでなく、全体の「底値(クオリティの最低ライン)」が非常に高いのも特徴です。管理が行き届いていない茶園の茶木でさえもよく育っており、そこに最高の製茶条件が重なったおかげで、店長が茶のテイスティングをして「ハズレが一つもない」という状況でした。一番低いものでも60点はクリアしており、これほど安定しているケースはめったにありません。 要因を推測すると、茶葉の品質自体が良かったことに加え、今年は高山の冷え込みが早く、さらに好天に恵まれて収穫と製茶の条件が完璧に揃ったことでしょうか。すべての幸運が重なり合い、まさに「極上の秋茶の年」となりました。 店長は今年の秋茶をいつもより多めに仕入れる予定です。特に翠峰、清境、奇萊の一帯については、すでにいくつかの茶葉に狙いを定め、現在最終のテイスティングを行っています。お茶ファンの皆様、どうぞもうしばらくお待ちください。数日のうちに順次サイトへアップしていきます!

秋茶のぶっちゃけ話

2022年の秋茶が発売されてから1ヶ月余りが経ちました。お茶好きの皆様からの信頼のおかげで、売れ行きも好調です。この1ヶ月、お客様からさまざまなご意見をいただき、良い評価もあればそうでないものもありました。今日は店長として、皆様からのフィードバックをシェアしたいと思います。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} ポジティブな評価は全体の9割ほどを占めており、だいたい「とても美味しい」「コスパが良い」「春茶との違いがわからない」といったお声をいただいています。中には、春茶よりも味わいが良いと感じるというお声もありました。 もちろん、ネガティブな評価もあります。「繊細さが足りない」「秋茶特有の火香(焙煎香)がする」などです。ここで店長から強調しておきたいのは、厳しい意見をくださる方のほとんどがお茶通のベテランだということです。こうした目利きの方々が茶葉の品質に高い要求を持つのは当然のことですが、少し驚いたのは、中には当店の「春茶」と「秋茶」を比べて評価された方がいらっしゃることです。それはさすがに秋茶に対してハードルが高すぎます!そんな状況で秋茶が負けても、店長としても納得です。 お客様からのご意見を踏まえて、店長からのアドバイスです:普段から「600 gでNT$3,000のお茶」を飲み慣れている、お口の肥えたベテラン茶愛好家の方なら、今回の秋茶はスルーしていただいて構いません!ですが、初心者の方や、普段NT$3,000前後のお茶を飲まれている方にとって、今年の高山秋茶はコスパ抜群の選択肢となります。 最後にもう一言自慢させてください。今年の8月は秋茶のシーズン中ほとんど雨が降らなかったため、秋茶の品質は本当に最高です!秋茶を試したことがない方にとって、今年は絶好の買い時ですよ。まだ秋茶を飲んだことがなくてもご安心ください。すべての商品にテイスティング用の茶葉サンプルをお付けしています。まずはサンプルでお試しいただき、ご満足いただけない場合は返品・交換も承っております!

2022年マ烈覇(マリパ)・翠巒(スイルアン)冬茶の生育状況

マ烈覇茶区、翠巒茶区の冬茶は、本場の梨山茶区よりも生育が良い状態です。大豊作とは言えませんが、収量はしっかり維持されており、茶葉の厚みも上々です。店長も今年のマ烈覇・翠巒の冬茶にはかなり期待を寄せています。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 新佳陽集落、福壽山農場周辺、松茂集落と同様に、今年のマ烈覇と翠巒も茶摘みが5〜7日ほど遅れました。店長が10月上旬に翠巒を訪れた際、現地の茶工場はまだ閉まっているところがほとんどで、茶葉もまだ若く、茶農家に尋ねたところ10月10日頃から本格的な茶摘みが始まるとのことでした。 翠巒北線の茶の育ちは非常に良く、店長としては80の高得点です。翠巒南線、マ烈覇、吊橋頭付近は少し二極化が見られ、しっかり管理されている茶園は85点と優秀ですが、まばらにしか育っていない茶園や、冬茶の収穫を諦めざるを得ないほどひどい状態の茶園もあります。 10月10日頃から本格的な茶摘みが始まりましたが、まだ茶葉が若い茶園もあり、10月下旬まで収穫が続きそうです。13日に第一弾の冬茶をテイスティングしに行く予定ですが、もし良い茶葉が見つからなければ20日にもう一度足を運ぶつもりです。道のりは遠いですが、「翠巒」「マ烈覇」「吊橋頭」という名のためなら、このくらいの苦労なんてことありません!

2022年 翠峰冬茶の生育状況 1

一昨日前、店長は翠峰の茶畑へ冬茶の様子を見に行ってきました。標高1900mから2100mのエリアは、あと1週間ほどで収穫できそうです。驚いたことに、1900m以下の茶畑では多くの新芽が出たばかりでした。秋茶の収穫が遅れたのか、天候の影響なのか分かりませんが、今年の翠峰の冬茶は11月まで収穫がずれ込むかもしれません。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 9月に気温が下がった期間があったため、高山茶の育ちが少し遅くなっています。梨山は収穫が5〜7日ほど遅れそうです。翠峰はさらに遅れているように感じられます。これらの一番芽が出たばかりの茶葉は、収穫適期を迎えるのにあと3週間ほどかかり、その頃にはもう11月です。例年なら翠峰の冬茶は10月下旬には収穫が終わりますが、今年は10日以上遅れそうです。 以前も話しましたが、気温が低くて茶葉の成長が遅いのは決して悪いことではありません。成長期間が数日延びることで多くの成分が蓄積され、味わいにコクと深みが増します。11月まで待って収穫する翠峰の冬茶が、いったいどんな味になるのか、店長もとても楽しみにしています。写真をご覧ください。2、3、4枚目は出たばかりの茶葉です。 結論として、今回の翠峰行きは空振りに終わりました。1900m以下はまだ小さな新芽ばかりで、良し悪しが全く判断できません。また数日後に訪れるしかなさそうです。(笑)

翠峰秋茶(8月13日収穫分)は完売いたしました

翠峰秋茶(8月13日収穫分)はすべて完売いたしました。お茶好きの皆様、たくさんの応援をありがとうございます。なお、翠峰秋茶(8月11日収穫分)はまだ在庫がございますので、13日分を買い逃してしまった方はぜひお見逃しなく。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 今年の冬茶は収穫が7〜10日ほど遅れる見込みですので、現在お茶を切らしている方は、まず秋茶でつないでいただければと思います。ちなみに今年の秋茶はどれも出来が良く、多くの春茶に負けないくらいの品質です。秋茶をまだ試したことがない方も、まずは少量からお試しください。きっと秋茶に対する印象が変わるはずです。 最後に、お茶ファンの皆様にお詫びがございます。当初10月10日の発売を予定していた福壽山農場産の茶葉ですが、もう少し延期となります。現在は12日からの摘み取りを予定しております。店長が13、14日に茶のテイスティング(審査)に行き、無事に買い付けできれば17日頃には店頭に並び、発送が可能になる見込みです。 今年は茶の生長が本当に遅いため、お待ちいただいている皆様には改めてお詫び申し上げます。 ※写真は翠峰秋茶の時期のものです。

2022年 翠峰冬茶の生育と収穫状況

今年は梨山で茶の芽がなかなか大きくならず、店長も翠峰が梨山と同じようになってしまうのではないかと大変心配していました。そこで、今日も翠峰の茶葉の様子を見に行ってきました。結果は一長一短、やはり多くの茶畑が梨山と同様に、短く小さく、発育不良のように見えました。 /*! elementor – v3.7.8 – 02-10-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 嬉しいことに、相変わらず見事な育ちを見せている茶園もあります。しっかりと手入れが行き届いている茶園ほど、質の良いお茶ができる確率が高いということです。写真をご覧になってみてください、いかにも育ちが良さそうでしょう?これらが店長がマークしている茶園です。すでに収穫日も確認済みですので、お茶が仕上がり次第、店長が翠峰へ駆けつけて買い付けます。 一方で、かなり厳しい状態の茶園もありました。肥料のやり方が間違っているのか、それとも水やりが足りないのか、栄養が茶の花の開花に使われてしまい(図56)、葉は薄く、枚数もあまり育っていません。今年のお茶選びでは、こうした発育不良のお茶は避けるのが正解です。 ここ数日、台湾付近で台風が次々と発生していて、店長も本当に頭を抱えています。これからの10日間は冬茶の最も重要な時期で、店長が狙っている翠峰の茶畑の収穫が始まるだけでなく、翠巒、馬烈覇、翠巒北線の主要な茶畑、そして杉林渓の竜鳳峡不動嶼の作業も始まります。どうか台風様、邪魔しないでくれと祈るばかりです!

2023年3月14日 梨山的小雨

月曜日は台湾北部で大雨が降りました。天気予報ではこの数日、梨山でも雨が降るかもしれないとのこと。店長は3月13日に意気揚々と山に上がり、茶農家さんと一緒に雨を迎えようと楽しみにしていたのですが、14日の早朝にしとしとと降っただけで、道路すら完全に濡れないほどの小雨。渇水の解消には全く役立ちませんでした。 農家の方々の落胆は言うまでもありません。さらに厄介なことに、ここ数日は台中も南投も晴れの予報で、水不足はまだしばらく続きそうです。多くの茶農家は元々スプリンクラーを使って水やりをしていましたが、水の消費量が多すぎるため、ここ数日はホースを引いて茶樹の根元に直接水をやる手作業に切り替えています。少しでも節水して収穫量を守りたい一心です。節水だけでなく、どうにかして水量を増やそうと奔走する人もいて、ある茶農家はトラックを出して川から水を運んできましたが、茶畑が広大なため効果はごくわずか。トラックが運べるそのわずかな量を見て、店長は「焼け石に水」という言葉を思い浮かべました。XD ここ数日、茶農家の間では「干ばつが過ぎたら絶対に水源を強化しないとな」「灌漑の補助金を申請しに行こう」「次は40トンの貯水タンクに買い替えるぞ」といった会話があちこちで聞かれます。こうした話は2021年の干ばつの時にも何度も聞いた気がしますが、何とかなるさ精神はやっぱり人間の共通の欠点のようですね。とはいえ、わずか1年後にまた干ばつが来ると誰が予想できたでしょうか。 せっかく梨山に来たので、いくつかの茶畑を回ってみました。高標高の茶畑はまだ芽吹いておらず、雨が降っていないせいで肥料の多くが溶け残っています(2枚目の写真は溶けておらず、3枚目は少し溶けています)。水不足の茶畑にはどこも同じような状況が見られ、今年の春茶の品質を左右する一番のポイントは、やはり水源が足りるかどうかにかかっていそうです。

2023年阿里山茶区の春茶の生育状況 2

本日は竹崎郷、番路郷、阿里山郷の春茶の状況についてご報告いたします。これらの茶区は梅山郷よりも干害が深刻で、多くの茶園で収穫量が「文字通りゼロ」になり、乾燥に強いはずの金萱茶まで枯死が相次ぎました。ここまで被害が大きくなった主な理由は、南部の方が雨量が少ないこと(梅山はより北部に位置します)、そしてこちらの多くの茶園に灌漑システムがないため、干ばつの直撃を受けて茶樹が全滅してしまったことです。 /*! elementor – v3.12.1 – 02-04-2023 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 竹崎郷の石棹は阿里山の主要な茶区であり、灌漑設備割合は比較的整っていますが、それでも「茶樹の枯死が免れた」という程度で、収穫量は例年の4割ほどに落ち込んでいます。見回したところ、品質が保たれているのは数箇所の金萱茶園だけで、残りの烏龍茶樹は収穫量が少ないか、ようやく芽が出始めたばかりです。茶摘みは5月中旬までずれ込みそうで、店長も今年の春茶の品質にはあまり楽観的ではありません。 石棹茶区の様子が痛々しいですって?実は、石棹はこの地域で「最も状態が良い方」なのです。隙頂、公田、龍美、巃頭、達邦、特富野といった他の地域はさらに状況が深刻で、乾燥に非常に強い金萱茶さえも多くが枯死し、青心烏龍については言うまでもありません。これらの茶区の収穫量は例年の3割程度にとどまっており、十分な灌漑を行っているごく一部の茶園だけがかろうじて品質を保っています。 本日は4月20日。昨日、阿里山茶区にようやくまとまった雨が降り、茶農家の方々を思うと心から嬉しく思います。黄色く枯れかけた茶樹がこれで少しでも回復してくれることを願うばかりですが、今年の春茶に関しては、店長もすでに大きな期待は持てないでいます。 余談ですが、店長が4月17日と18日に阿里山茶区を訪れた際、この時期に主に摘まれていたのは金萱茶でした。青心烏龍の大部分はまだ若葉の状態で、収穫は4月下旬、あるいは5月中旬までかかるかもしれません。例年なら4月中旬には低標高の梨山茶の収穫が始まりますが、今年の阿里山烏龍は4月末から5月初旬にならなければ収穫できないという、本当に異例の事態となっています。 皆様、4月17日と18日に撮影した写真をご覧ください。図2と図3は瑞峰の烏龍茶、図4は樟樹湖、図5は石棹です。青心烏龍の茶樹の9割は写真と同じか、それ以上に新芽が出ておらず、当然収穫できる状態ではありません。阿里山茶区はどこもこのような状況です。さらに標高の高い竜鳳峡、梨山、大禹嶺であればなおさら新芽の状態であることは言うまでもありません。しかし、現在すでに多くの人が梨山茶や大禹嶺茶を販売しています。皆さんもぜひ見比べてみてください。どれが偽物かは一目瞭然です。

2023年 東眼山茶区の春茶の生育状況

東眼山茶区は標高が特別高いわけではありませんが、各茶工場の茶園管理は総じて良好です。店長もこの茶区の春茶に大きな期待を寄せ、しっかりとした管理で干ばつによる不利を跳ね返せるのではないかと考えていました。しかし今回は奇跡が起きず、2023年の東眼山春茶はあまり育ちがよくありませんでした。 /*! elementor – v3.12.2 – 23-04-2023 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} この茶区は水不足が予想以上に深刻で、茶樹の枯れや黄変が目立ちます。収穫量は例年の6割から7割程度にとどまり、同様に生育の不揃いや不揃いな新芽(公孫芽)の発生が見られます。木質化が進みすぎてまだ収穫できていない茶園もあり、品質はあまり期待できそうにありません。いくつか品質の悪くない茶園もありますが、茶区全体のレベルとしては、昨年の絶好調だった時期とは大きな開きがあります。今年の春茶は、まあ70点といったところでしょうか。 茶区内には、店長が良いと感じる工場がいくつかあり、管理も非常にしっかり行われています。しかし、どれほど優れた後方管理であっても、水不足の危機には勝てないようです。お茶作りというのは「七分は天候、三分は人の努力」と言いますが、これほどの干ばつに見舞われては、仕方がなかったと言えるでしょう。皆で引き続き頑張っていきましょう! 今年の茶摘みは4月下旬に始まり、5月中旬に完了する予定です。スケジュールとしては2週間ほど遅れていますが、節気のタイミングを逃さないことを願っています。数日後に茶のサンプルをテイスティングし、良いお茶があればまた皆さんにご報告します! 余談ですが、今年の東眼山春茶はあまり良い写真が撮れなかったので、茶畑のそばにあるイロハモミジ(もう1本は品種不明ですが)をご紹介します。今年は東眼山でこの木々が一番鮮やかに輝いていました。

2023年清境梅峰松崗春茶の生育状況

今年の翠峰茶区における春茶の生育状況は非常に順調で、近隣の清境梅峰(台大実験林の脇)や松崗(博望新村の下)も負けていません。中でもいくつかの茶園は品質・量ともに優れており、干ばつの中でもこれほどの茶葉を作り上げた茶農家さんたちの腕前には本当に頭が下がります。 /*! elementor – v3.13.2 – 11-05-2023 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=”.svg”]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 梅峰茶区:非常に良好です。梅峰の主な茶園はわずか3つで、すべて超高標高の茶園です。こうした高価格帯の茶区は管理体制がものを言うため、品質に問題はありません。収穫量が例年の9割にとどまったのが唯一の惜しい点です。標高が比較的高いため、本格的な茶摘みは5月中旬から下旬にかけて始まります。摘み取った生葉(茶菁)の品質は翠峰と比較しても高水準で、78点をつけても差し支えない出来栄えです。 松崗茶区:梅峰のすぐ隣に位置し、標高や斜面の方角もほとんど変わりません。ただ、店長の個人的な見立てでは梅峰の茶園のほうが管理が行き届いており、今年の春茶の様子を見ても梅峰のほうが優れているのが分かります。松崗では水分が行き渡っていないように見える茶樹も少なくなく、生葉にも少し元気がない印象です。出来の良い茶園で75点、そうでないところは60点といったところでしょうか。5月中旬には本格的な茶摘みシーズンに突入します。 まとめ:梅峰・松崗エリアは引き続き要チェックです。どの茶園の生育が良いかを今のうちにメモしておいて、5月中旬に美味しい茶葉をいち早く手に入れましょう。 最後はやっぱりお花の写真で締めくくります(最近ブログがすっかりお花シリーズになりつつありますが……)。梅峰の松崗ではツツジが満開を迎えていて、山全体が何とも上品な雰囲気。お茶の葉まで一段と美味しく見えてきます。

とても重要な茶の木の矮化(わいか)

茶の木の矮化は茶園管理において非常に重要な要素であり、茶商が茶園の管理状態を見極めるための大切な指標でもあります。定期的な剪定による矮化は、品質の向上に大いに役立ちます! 店長が買い付けの際、最も好むのは低く整えられた茶園です。矮化された茶樹は定期的に剪定されている証拠であり(図2)、剪定後の新しい枝から育つ茶葉は古い枝のものよりも品質がはるかに優れています。また、矮化は養分や水分の効率的な輸送にもつながり、収穫量も増加するため、総じて多くのメリットがあります。 デメリットといえば、剪定に手間がかかること、そして次のシーズンの収穫量が大幅に減ってしまうことです。おそらくその理由から、多くの茶園管理者が矮化作業を怠りがちになります。「どうせお茶は適当に作っても売れるのだから、労力を削ってたまにしか剪定しないほうがましだ」と考えてしまうのでしょう。こうした茶園に共通するのは、茶樹が非常に高く伸び、葉が薄く頼りなく、シダ植物が生い茂っている点です(図3)。この状況はどの茶産地でも見られ、梨山や杉林溪といった高価格帯の茶産地でさえ、何年も剪定されていないケースが少なくありません。茶樹が高くなりすぎていれば、品質が良くなるはずもありません。つまり、高価格帯の茶産地だからといって必ずしも品質が良いとは限らず、やはり茶園の管理状態を見極めることが何よりも重要です。 ここでちょっとした秘密を皆さんにお伝えしますが、中剪定や深剪定を行った茶樹は、その「後の2シーズン」に良質なお茶が採れる確率が非常に高くなります。これは、新しい枝から茶葉が成長することに加え、葉の数が少ない分、栄養分が均等に行き渡りやすくなるため、美味しいお茶ができる確率が格段に上がるからです。 /*! elementor-pro – v3.14.0 – 26-06-2023 */ .elementor-gallery__container{min-height:1px}.elementor-gallery-item{position:relative;overflow:hidden;display:block;text-decoration:none;border:solid var(–image-border-width) 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